映像も音楽も楽しめるシステムとして提案
ボーズ、旗艦5.1chシステム「Lifestyle 650/600」。新開発「OmniJewel」スピーカー採用
BOSE(ボーズ)は、映像作品や音楽鑑賞などマルチに活用できるフラグシップ・ホームエンターテイメントシステム「Lifestyle systems」として、5.1chサラウンドシステム「Lifestyle 650 home entertainment system」を2月18日(土)より発売する。価格は¥490,000(税抜)。カラーはブラックのほか、直営店ではシルバーも用意される。
Lifestyle 650は、4本のサテライトスピーカー、センタースピーカー、ベースモジュール(サブウーファー)、そしてコンソールによる構成の5.1chのサラウンドシステム。サテライトスピーカーには新開発の「OmniJewel」スピーカーを採用し、リアスピーカーはワイヤレスで設置できる。日本の住空間で良質なサラウンド環境が構築できることを目指して、小型/小音量ながら高音質を実現すべく開発したという。
また、サテライト/センタースピーカーに従来の「JewelCube」スピーカーを採用した「Lifestyle 600 home entertainment system」も同じく2月18日に発売される。価格は¥390,000(税抜)。
同社は発売に先駆けて、渋谷クォーツギャラリーにてプレス向け発表会を実施。同社プロダクトマネジメント部部長である大久保 淳氏、そして映像音声向けオーディオ部門ゼネラルマネージャーのピート・オグリー氏がプレゼンテーションを行った。その発表会の様子をレポートしたい。
■新開発された「OmniJewel」360度スピーカー
Lifestyle systemsについて、大久保氏は「最高の音と環境を求めるユーザーのために開発したシステム」であるとコメント。ホームシアターというよりも、リビングユースで家の旗艦オーディオシステムとなる位置づけとして、音質的クオリティだけでなくインテリア性にも注力しているという。
サテライトスピーカーには新開発した「OmniJewel」スピーカーを採用。サイズは47W×147H×47Dmmと、BOSE史上最もコンパクトなサイズを実現している。その構造は、本体天面と底面に1基ずつ中央に向けてドライバーを設置、中心に設置されたリフレクター(反射板)で音を広げることで、360度サウンドを実現する仕組みとなる。
この開発にあたってピート氏は「エンジニアチームにとってはエキサイティングな挑戦だった」と語る。「従来モデルの半分のサイズにし、パフォーマンスを保つことができるかという問題の克服へチャレンジした。開発のプロセスの中で、単に半分のサイズを実現しただけでなく、パフォーマンスを改善、向上させたことには驚いた」と、そのクオリティへの自信を見せた。
また、「OmniJewelスピーカー内部の小さなプレートはリフレクターだけでなく、リゾネーターとしての役割を果たし、音の歪みを減らすことができる。こうした細かいところまで、チームとして取り組み実現している」と新たなスピーカーをアピールした。
■センタースピーカーやベースユニットも一新
センタスピーカーやベースユニットも、スリムなデザインの新形状を採用。スピーカーはアルマイト加工のヘアライン仕上げが施されており、傷などに強いものとなっている。内部には5つのスピーカーユニットを配置。音を前方に拡散することで「映画のセリフはよりクリアになり、音楽はまるでその場で演奏しているような臨場感が味わえる」としている。
ベースモジュールではBOSEの独自技術「QuietPort テクノロジー」を採用。これは出力の高いシステムにおいて生じる不要なノイズをカットすることで、自然な音表現が実現できるというもの。加えて新ドライバー、最新のエレクトロニクスを投入することで、「低音を聴くというより、低音を感じるというくらいの、圧倒的な低音のパフォーマンスを実現している」という。なおベースモジュールはワイヤレスではなく、コンソールと有線接続となる。
■音楽も手軽に再生できる機能性
Lifestyle systemsは、BOSEのデジタルミュージック・プラットフォーム「SoundTouch」を内蔵。Wi-FiもしくはBluetoothによるワイヤレス再生が可能で、Spotifyなどストリーミングサービスのサウンドを再生することもできる。
リアスピーカーとはワイヤレス接続が可能。ワイヤレス信号の受信機をスピーカーを有線で接続して利用する。これにより部屋の広い範囲に渡ってスピーカーケーブルを這わせる必要がないとした。またBOSE独自の「UNIFY」を使うことで、画面の案内に従うことでセッティングは容易。そして自動音場補正技術「ADAPTiQ」技術により、部屋のレイアウトに応じた音場補正が行える。
コンソールの天面は、デザインとワイヤレス接続の透過性を考慮してガラスを採用。背面部に各端子を備えている。HDMIは6系統の入力を備え、全てがHDCP 2.2に準拠。ARC対応となり、テレビとの接続をHDMIケーブル1本で行える。また4Kパススルーにも対応しており、4Kテレビへの映像出力も高解像度で行うことが可能。そのほか入力端子として、光TOSを2系統、RCA同軸デジタルを2系統、RCAアナログを2系統、Ethernet端子を1系統備える。
このシステムを開発した経緯について、「日本では品質を重視する方が多く、例えば映像面では4Kテレビのマーケットが増えている。そしてその傾向はハードだけでなく、コンテンツにおいても同様で、NetflixやHulu、dTVなどのサービスの対応で、コンテンツの質と量が向上している」とピート氏はコメント。
その上で、「しかし、そうしたコンテンツを楽しむにおいて、サウンドが欠けているピースとなっている。それを補完するために、最新のテクノロジーを用いて、作品をより素晴らしい形で楽しんでもらえるよう開発を行った」と語った。
Lifestyle 650は、4本のサテライトスピーカー、センタースピーカー、ベースモジュール(サブウーファー)、そしてコンソールによる構成の5.1chのサラウンドシステム。サテライトスピーカーには新開発の「OmniJewel」スピーカーを採用し、リアスピーカーはワイヤレスで設置できる。日本の住空間で良質なサラウンド環境が構築できることを目指して、小型/小音量ながら高音質を実現すべく開発したという。
また、サテライト/センタースピーカーに従来の「JewelCube」スピーカーを採用した「Lifestyle 600 home entertainment system」も同じく2月18日に発売される。価格は¥390,000(税抜)。
同社は発売に先駆けて、渋谷クォーツギャラリーにてプレス向け発表会を実施。同社プロダクトマネジメント部部長である大久保 淳氏、そして映像音声向けオーディオ部門ゼネラルマネージャーのピート・オグリー氏がプレゼンテーションを行った。その発表会の様子をレポートしたい。
■新開発された「OmniJewel」360度スピーカー
Lifestyle systemsについて、大久保氏は「最高の音と環境を求めるユーザーのために開発したシステム」であるとコメント。ホームシアターというよりも、リビングユースで家の旗艦オーディオシステムとなる位置づけとして、音質的クオリティだけでなくインテリア性にも注力しているという。
サテライトスピーカーには新開発した「OmniJewel」スピーカーを採用。サイズは47W×147H×47Dmmと、BOSE史上最もコンパクトなサイズを実現している。その構造は、本体天面と底面に1基ずつ中央に向けてドライバーを設置、中心に設置されたリフレクター(反射板)で音を広げることで、360度サウンドを実現する仕組みとなる。
この開発にあたってピート氏は「エンジニアチームにとってはエキサイティングな挑戦だった」と語る。「従来モデルの半分のサイズにし、パフォーマンスを保つことができるかという問題の克服へチャレンジした。開発のプロセスの中で、単に半分のサイズを実現しただけでなく、パフォーマンスを改善、向上させたことには驚いた」と、そのクオリティへの自信を見せた。
また、「OmniJewelスピーカー内部の小さなプレートはリフレクターだけでなく、リゾネーターとしての役割を果たし、音の歪みを減らすことができる。こうした細かいところまで、チームとして取り組み実現している」と新たなスピーカーをアピールした。
■センタースピーカーやベースユニットも一新
センタスピーカーやベースユニットも、スリムなデザインの新形状を採用。スピーカーはアルマイト加工のヘアライン仕上げが施されており、傷などに強いものとなっている。内部には5つのスピーカーユニットを配置。音を前方に拡散することで「映画のセリフはよりクリアになり、音楽はまるでその場で演奏しているような臨場感が味わえる」としている。
ベースモジュールではBOSEの独自技術「QuietPort テクノロジー」を採用。これは出力の高いシステムにおいて生じる不要なノイズをカットすることで、自然な音表現が実現できるというもの。加えて新ドライバー、最新のエレクトロニクスを投入することで、「低音を聴くというより、低音を感じるというくらいの、圧倒的な低音のパフォーマンスを実現している」という。なおベースモジュールはワイヤレスではなく、コンソールと有線接続となる。
■音楽も手軽に再生できる機能性
Lifestyle systemsは、BOSEのデジタルミュージック・プラットフォーム「SoundTouch」を内蔵。Wi-FiもしくはBluetoothによるワイヤレス再生が可能で、Spotifyなどストリーミングサービスのサウンドを再生することもできる。
リアスピーカーとはワイヤレス接続が可能。ワイヤレス信号の受信機をスピーカーを有線で接続して利用する。これにより部屋の広い範囲に渡ってスピーカーケーブルを這わせる必要がないとした。またBOSE独自の「UNIFY」を使うことで、画面の案内に従うことでセッティングは容易。そして自動音場補正技術「ADAPTiQ」技術により、部屋のレイアウトに応じた音場補正が行える。
コンソールの天面は、デザインとワイヤレス接続の透過性を考慮してガラスを採用。背面部に各端子を備えている。HDMIは6系統の入力を備え、全てがHDCP 2.2に準拠。ARC対応となり、テレビとの接続をHDMIケーブル1本で行える。また4Kパススルーにも対応しており、4Kテレビへの映像出力も高解像度で行うことが可能。そのほか入力端子として、光TOSを2系統、RCA同軸デジタルを2系統、RCAアナログを2系統、Ethernet端子を1系統備える。
このシステムを開発した経緯について、「日本では品質を重視する方が多く、例えば映像面では4Kテレビのマーケットが増えている。そしてその傾向はハードだけでなく、コンテンツにおいても同様で、NetflixやHulu、dTVなどのサービスの対応で、コンテンツの質と量が向上している」とピート氏はコメント。
その上で、「しかし、そうしたコンテンツを楽しむにおいて、サウンドが欠けているピースとなっている。それを補完するために、最新のテクノロジーを用いて、作品をより素晴らしい形で楽しんでもらえるよう開発を行った」と語った。