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公開日 2018/01/12 19:12
マツダはボーズ・サウンド・システム搭載車を展示
パイオニア、東京オートサロンで「サイバーナビ」のハイレゾ対応をアピール/クラリオンはFDSデモカーを用意
編集部:押野 由宇
パイオニアは、東京オートサロン 2018にて、同社が展開するたカーナビ・カーオーディオブランドのカロッツェリアブースを出展。AVナビゲーションシステム「CYBER NAVI(サイバーナビ)」を中心に、“ハイレゾ”をキーワードとした展開を行っていた。
サイバーナビシリーズとしては、2017年9月に最新モデル「AVIC-CL901/CW901/CZ901」系が発売されているが、その開発においてはパイオニア/カロッツェリアが追求してきた高音質の実現に向けて“ハイレゾ楽曲の忠実な原音再生”を目指したとしている。ハイレゾ楽曲の忠実再現のための物理指標を独自に作成し、その指標に基いてオーディオ部をゼロから創り上げたという。
FLAC/WAV/ALACなどのPCMフォーマットが再生可能で、WAV/ALAVにおいては最大192kHz/32bitまでの再生に、DSDはリニアPCMに変換して再生となるが5.6MHzまでの再生に対応する。
また、ハイレゾ再生の要素技術開発のなかで、CDや圧縮音源再生の高音質化にも取り組み、16bit音源を24bit音源再生に近い特性へと補正する「マスターサウンドリバイブ(MSR)」という特許出願中技術を新規開発。これは従来のbit拡張ではなし得なかったハイレベルの量子化ノイズ除去を実現するとし、サイバーナビの開発チームの手によるものだという。
さらにナビ関連回路とオーディオ関連回路を独立レイアウトとしたり、熱源をナビ基板へ集約することでオーディオ基板の低温化を図る、背面シャーシの強度を高めることでの振動対策など、音質重視の設計がなされているのも特徴となる。
2015年ごろからスタートしている音楽ストリーミングアプリ「ミュージッククルーズチャンネル」も、650万曲へとタイトル数を増加。レコチョクが展開する「レコチョク Bestライトプラン」からコンテンツ調達・番組編成を行い、パイオニア独自の楽曲レコメンド技術などを融合したというストリーミング機能で、「日時」「目的地」「現在位置」などから適したチャンネルを自動選択する機能を持つ。
ドライブレコーダーとの連携においても、映像記録に加えて、カメラ映像を活用した誤発進警告やレーンキープサポート、推定車間距離標示などの「ドライブサポート」にも対応する。
アンプやスピーカーユニットなど、カロッツェリアブランドでのトータルシステムラインナップも充実。ブースでは、カロッツェリアの機器を用いたハイレゾサウンドを体験できる試聴室を用意するなど、その音質を強くアピールしていた。
■クラリオンはフルデジタルサウンドをプッシュ
クラリオンは、同社が展開するフルデジタルサウンドシステム(FDS)を体験できる3台のデモカーを展示。2017年7月中旬に発売された9型AVカーナビゲーションシステム「NXV977D」(関連ニュース)に、参考出展となるハイレゾ対応トゥイーターおよび8cmミッドレンジスピーカーを組み合わせるなどの試みも見られた。
NXV977Dは、9インチという画面サイズを活かして、ナビゲーション/ツール/オーディオ・ビジュアル/アプリケーションといった4つのエリアを1画面に表示する「Quad View」を搭載。表示領域はシーンに合わせ9パターンに切り替えられ、視認性に優れ運転中でも直感的な操作が可能となっている。
ハイレゾ再生においては、FLAC/WAVの192kHz/24bitフォーマットに対応。FDSの技術をヘッドホンに投入した「ZH700FF」も合わせて展示し、カーオーディオに留まらない取り組みをアピールした。
■マツダとボーズの共同開発による最新サウンド・システム
マツダは、ボーズ・サウンド・システムを搭載する新SUV「CX-8」や「ROADSTAR/RED TOP」などを展示。CX-8はボーズの開発チームと車両設計の初期段階から共同開発を行ったサウンドシステムを搭載しているが(関連記事)、これはROADSTARにおいても同様となる。
担当者によれば、「マツダの開発チームはオーディオにとてもこだわっており、通常のオーディオシステムも非常に高いクオリティを実現しています。ボーズ・サウンド・システムは、ボーズのこだわりとの相乗効果で、さらに高い音質を獲得できました」という。
また「ROADSTARでいえば、ボーズとは2代目から一緒に開発を進めています。ハードトップか布製か、座席がレザーかどうか、といった仕様に応じた音質チューニングが行われていて、トップがオープンの状態と閉めた状態では聴きやすいよう自動的にイコライジングが変更されます。積み重ねたノウハウと最新の技術で、より進化したサウンドがお楽しみいただけるはずです」とサウンドへのこだわりが語られた。
サイバーナビシリーズとしては、2017年9月に最新モデル「AVIC-CL901/CW901/CZ901」系が発売されているが、その開発においてはパイオニア/カロッツェリアが追求してきた高音質の実現に向けて“ハイレゾ楽曲の忠実な原音再生”を目指したとしている。ハイレゾ楽曲の忠実再現のための物理指標を独自に作成し、その指標に基いてオーディオ部をゼロから創り上げたという。
FLAC/WAV/ALACなどのPCMフォーマットが再生可能で、WAV/ALAVにおいては最大192kHz/32bitまでの再生に、DSDはリニアPCMに変換して再生となるが5.6MHzまでの再生に対応する。
また、ハイレゾ再生の要素技術開発のなかで、CDや圧縮音源再生の高音質化にも取り組み、16bit音源を24bit音源再生に近い特性へと補正する「マスターサウンドリバイブ(MSR)」という特許出願中技術を新規開発。これは従来のbit拡張ではなし得なかったハイレベルの量子化ノイズ除去を実現するとし、サイバーナビの開発チームの手によるものだという。
さらにナビ関連回路とオーディオ関連回路を独立レイアウトとしたり、熱源をナビ基板へ集約することでオーディオ基板の低温化を図る、背面シャーシの強度を高めることでの振動対策など、音質重視の設計がなされているのも特徴となる。
2015年ごろからスタートしている音楽ストリーミングアプリ「ミュージッククルーズチャンネル」も、650万曲へとタイトル数を増加。レコチョクが展開する「レコチョク Bestライトプラン」からコンテンツ調達・番組編成を行い、パイオニア独自の楽曲レコメンド技術などを融合したというストリーミング機能で、「日時」「目的地」「現在位置」などから適したチャンネルを自動選択する機能を持つ。
ドライブレコーダーとの連携においても、映像記録に加えて、カメラ映像を活用した誤発進警告やレーンキープサポート、推定車間距離標示などの「ドライブサポート」にも対応する。
アンプやスピーカーユニットなど、カロッツェリアブランドでのトータルシステムラインナップも充実。ブースでは、カロッツェリアの機器を用いたハイレゾサウンドを体験できる試聴室を用意するなど、その音質を強くアピールしていた。
■クラリオンはフルデジタルサウンドをプッシュ
クラリオンは、同社が展開するフルデジタルサウンドシステム(FDS)を体験できる3台のデモカーを展示。2017年7月中旬に発売された9型AVカーナビゲーションシステム「NXV977D」(関連ニュース)に、参考出展となるハイレゾ対応トゥイーターおよび8cmミッドレンジスピーカーを組み合わせるなどの試みも見られた。
NXV977Dは、9インチという画面サイズを活かして、ナビゲーション/ツール/オーディオ・ビジュアル/アプリケーションといった4つのエリアを1画面に表示する「Quad View」を搭載。表示領域はシーンに合わせ9パターンに切り替えられ、視認性に優れ運転中でも直感的な操作が可能となっている。
ハイレゾ再生においては、FLAC/WAVの192kHz/24bitフォーマットに対応。FDSの技術をヘッドホンに投入した「ZH700FF」も合わせて展示し、カーオーディオに留まらない取り組みをアピールした。
■マツダとボーズの共同開発による最新サウンド・システム
マツダは、ボーズ・サウンド・システムを搭載する新SUV「CX-8」や「ROADSTAR/RED TOP」などを展示。CX-8はボーズの開発チームと車両設計の初期段階から共同開発を行ったサウンドシステムを搭載しているが(関連記事)、これはROADSTARにおいても同様となる。
担当者によれば、「マツダの開発チームはオーディオにとてもこだわっており、通常のオーディオシステムも非常に高いクオリティを実現しています。ボーズ・サウンド・システムは、ボーズのこだわりとの相乗効果で、さらに高い音質を獲得できました」という。
また「ROADSTARでいえば、ボーズとは2代目から一緒に開発を進めています。ハードトップか布製か、座席がレザーかどうか、といった仕様に応じた音質チューニングが行われていて、トップがオープンの状態と閉めた状態では聴きやすいよう自動的にイコライジングが変更されます。積み重ねたノウハウと最新の技術で、より進化したサウンドがお楽しみいただけるはずです」とサウンドへのこだわりが語られた。