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公開日 2019/05/14 11:12
新素材「積層カーボン」を採用
NEC、機動性/生産性/信頼性を追求した “プロシューマ向け” ノートPC「LAVIE Pro Mobile」
編集部:平山洸太
NECはノートPCの新製品として、「LAVIE Pro Mobile」を5月16日に発売する。価格はオープンで、上位モデル「PM750」は209,800円前後、「PM550」は189,800円前後での実売が予想される。カラーはメテオグレー/クラシックボルドー/フレアゴールドの3色をラインナップ。
ビジネスやクリエイティブ用途を想定した「プロシューマ向け」として発売されるモデル。プロシューマとは、生産者(Producer)と消費者(Consumer)を組み合わせた造語だと説明されている。同社がプロシューマによるPCの利用用途を調査したところ、「機動性」「生産性」「信頼性」というニーズがあったとしており、本モデルではこの3点が追求された。
本体は面耐圧150kgfで76cmの落下試験をクリアしており、従来モデル「HZ750/L」から2倍の点耐圧を備える。また駆動時間は従来の約10.8時間から約20時間へと増加した。さらに堅牢性や駆動時間を伸ばしながらも、本体は約837g(従来は約831g)と軽量性を維持しているという。
これらを実現するために、本体の素材には新素材のカーボンが使用される。人工衛星やF1カーにも使用されるという最高級の炭素繊維を使用し、超軽量のコア材を挟んだ3層構造「積層カーボン構造」とすることで、軽量ながらも丈夫さが追求されている。また従来のMg-Li天板と比較して点加圧やねじれに強く、凹みにくいためフラットな形状をキープしやすいという。
PM750では、CPUにIntel Core i7-8565Uを搭載。SSDの容量は約512GB(PCIe)となる。またPM550では、CPUにIntel Core i5-8265Uを搭載し、SSDは約256GB(PCIe)のものが採用される。ともにメモリはデュアルチャネル対応の8GBで、11ac(1.73Gbps)対応のワイヤレスLANを装備。オフィスソフトとして「Office Home&Business 2019」を搭載する。
デザインではヒンジや排気口を極力見せないように配慮し、シンプルな形を目指した。キーボード面も全面フラットとしており、素材にはMg-Alダイキャストが使用されるほか、排気口はMg-Alの削りだしとなっている。また13.3型のディスプレイにはナローベゼルを採用。映り込みを抑えるノングレアとなり、輝度は従来から1.5倍向上した。解像度はフルHDで、パネルにはIPSを採用する。
薄型デザインを採用しており、厚みは15.5mm。最薄部は8.7mmで、底面を絞り込んだくさび形状となっている。またコネクタ部もブラックに統一されている。
キーボードは心地よい打鍵感を目指したとのこと。キーテンションを向上させたほか、キーピッチは18.5mmと従来の18mmから広くなっている。またキーキャップは10%拡大しており、全体のキーボードサイズも約5%大型化した。キー間のフレーム幅は従来の3mmから2.2mmに削減されている。
さらにキーボードの表面にはさわり心地と高耐摩耗を実現したという「プレミアムUVコーティング」が施される。従来の耐摩耗を実現するコーティングにスリップ剤を加えることで、さらさらとした触感のキーボードを実現したという。
電源ボタンにWindows Hello対応の指紋センサーを搭載しており、指でタッチするだけでログインが可能。スピーカーは従来の1Wから出力や性能を強化した「BOX型 2Wステレオスピーカー」を前面に搭載する。ヤマハ製AudioEngineによるミーティング機能も搭載しており、電話会議などの使いやすさを考慮した。
インターフェースとして、USB 3.1(Type-C)、USB3.1、HDMI、microSDスロット、オーディオジャック、USB3.0(Type-C/ACアダプター接続ポート兼用)を搭載する。
また直販サイトオリジナルのモデルでは、タッチパネル対応のディスプレイ、CPUにCore i3を搭載しメモリを4GBにすることで価格を抑えたモデル、小型のバッテリーを搭載することで駆動時間が低下するものの軽量化したモデルなどが用意。 LTE搭載のオプションや1TBのSSDなどを選ぶこともできる。価格は16.8万円前後から。
■発表会ではラグビー選手がタックルして剛性をアピール
本日14日に都内で発表会が開催。発表会ではNECパーソナルコンピュータ株式会社 執行役員 河島良輔氏氏が登壇し、製品について説明を行った。
同社が2012年に発売した1kg以下のノートPC、「初代 LAVIE Z」は世界最軽量を実現し、市場に衝撃を与えたとのこと。それ以来国内では、軽量化競争が勃発したという。
この超軽量パソコンは、現在モバイルPCの19%をしめているが、一方で残りの約8割は軽量ではないモデルを選んでいる。この8割のPCはバッテリー、デザイン、剛性感といった特徴を持っている製品が多いが、これは軽量性とはトレードオフの要素。今回、軽量を重視せず、世界最軽量から舵を切ることでこの8割のユーザーにもフォーカスし、適度な軽さ、バッテリー、デザイン、剛性感といった要素も満たす製品を目指した。
また発表会では、ラグビーチーム「NECグリーンロケッツ」より大和田 立選手が登場。実際に製品にタックルを行い、新素材を採用した天板の強度をアピールした。
大和田選手は今回のPCについて尋ねられると「今日は電車で移動してきた。満員電車でPCを持っていると不安だけど、これ(LAVIE Pro Mobile)だったら安心だなと思った」と話す。そしてメッセージを求められると「6月22日から開催されるトップリーグカップ、優勝を目指してがんばりますので、試合会場まで足を運んで頂き、応援よろしくお願いします」とアピールした。
ビジネスやクリエイティブ用途を想定した「プロシューマ向け」として発売されるモデル。プロシューマとは、生産者(Producer)と消費者(Consumer)を組み合わせた造語だと説明されている。同社がプロシューマによるPCの利用用途を調査したところ、「機動性」「生産性」「信頼性」というニーズがあったとしており、本モデルではこの3点が追求された。
本体は面耐圧150kgfで76cmの落下試験をクリアしており、従来モデル「HZ750/L」から2倍の点耐圧を備える。また駆動時間は従来の約10.8時間から約20時間へと増加した。さらに堅牢性や駆動時間を伸ばしながらも、本体は約837g(従来は約831g)と軽量性を維持しているという。
これらを実現するために、本体の素材には新素材のカーボンが使用される。人工衛星やF1カーにも使用されるという最高級の炭素繊維を使用し、超軽量のコア材を挟んだ3層構造「積層カーボン構造」とすることで、軽量ながらも丈夫さが追求されている。また従来のMg-Li天板と比較して点加圧やねじれに強く、凹みにくいためフラットな形状をキープしやすいという。
PM750では、CPUにIntel Core i7-8565Uを搭載。SSDの容量は約512GB(PCIe)となる。またPM550では、CPUにIntel Core i5-8265Uを搭載し、SSDは約256GB(PCIe)のものが採用される。ともにメモリはデュアルチャネル対応の8GBで、11ac(1.73Gbps)対応のワイヤレスLANを装備。オフィスソフトとして「Office Home&Business 2019」を搭載する。
デザインではヒンジや排気口を極力見せないように配慮し、シンプルな形を目指した。キーボード面も全面フラットとしており、素材にはMg-Alダイキャストが使用されるほか、排気口はMg-Alの削りだしとなっている。また13.3型のディスプレイにはナローベゼルを採用。映り込みを抑えるノングレアとなり、輝度は従来から1.5倍向上した。解像度はフルHDで、パネルにはIPSを採用する。
薄型デザインを採用しており、厚みは15.5mm。最薄部は8.7mmで、底面を絞り込んだくさび形状となっている。またコネクタ部もブラックに統一されている。
キーボードは心地よい打鍵感を目指したとのこと。キーテンションを向上させたほか、キーピッチは18.5mmと従来の18mmから広くなっている。またキーキャップは10%拡大しており、全体のキーボードサイズも約5%大型化した。キー間のフレーム幅は従来の3mmから2.2mmに削減されている。
さらにキーボードの表面にはさわり心地と高耐摩耗を実現したという「プレミアムUVコーティング」が施される。従来の耐摩耗を実現するコーティングにスリップ剤を加えることで、さらさらとした触感のキーボードを実現したという。
電源ボタンにWindows Hello対応の指紋センサーを搭載しており、指でタッチするだけでログインが可能。スピーカーは従来の1Wから出力や性能を強化した「BOX型 2Wステレオスピーカー」を前面に搭載する。ヤマハ製AudioEngineによるミーティング機能も搭載しており、電話会議などの使いやすさを考慮した。
インターフェースとして、USB 3.1(Type-C)、USB3.1、HDMI、microSDスロット、オーディオジャック、USB3.0(Type-C/ACアダプター接続ポート兼用)を搭載する。
また直販サイトオリジナルのモデルでは、タッチパネル対応のディスプレイ、CPUにCore i3を搭載しメモリを4GBにすることで価格を抑えたモデル、小型のバッテリーを搭載することで駆動時間が低下するものの軽量化したモデルなどが用意。 LTE搭載のオプションや1TBのSSDなどを選ぶこともできる。価格は16.8万円前後から。
■発表会ではラグビー選手がタックルして剛性をアピール
本日14日に都内で発表会が開催。発表会ではNECパーソナルコンピュータ株式会社 執行役員 河島良輔氏氏が登壇し、製品について説明を行った。
同社が2012年に発売した1kg以下のノートPC、「初代 LAVIE Z」は世界最軽量を実現し、市場に衝撃を与えたとのこと。それ以来国内では、軽量化競争が勃発したという。
この超軽量パソコンは、現在モバイルPCの19%をしめているが、一方で残りの約8割は軽量ではないモデルを選んでいる。この8割のPCはバッテリー、デザイン、剛性感といった特徴を持っている製品が多いが、これは軽量性とはトレードオフの要素。今回、軽量を重視せず、世界最軽量から舵を切ることでこの8割のユーザーにもフォーカスし、適度な軽さ、バッテリー、デザイン、剛性感といった要素も満たす製品を目指した。
また発表会では、ラグビーチーム「NECグリーンロケッツ」より大和田 立選手が登場。実際に製品にタックルを行い、新素材を採用した天板の強度をアピールした。
大和田選手は今回のPCについて尋ねられると「今日は電車で移動してきた。満員電車でPCを持っていると不安だけど、これ(LAVIE Pro Mobile)だったら安心だなと思った」と話す。そしてメッセージを求められると「6月22日から開催されるトップリーグカップ、優勝を目指してがんばりますので、試合会場まで足を運んで頂き、応援よろしくお願いします」とアピールした。