公開日 2022/03/11 06:30
【PR】多彩なエンタメ再生の主役に
家族で楽しむ新しいオーディオ。テクニクス「SA-C600」「SB-C600」がリビングを高音質空間に!
折原一也
テクニクスの “プレミアムクラス” に新たに加わったオーディオコンポーネント、ネットワークCDレシーバー「SA-C600」とブックシェルフスピーカー「SB-C600」。美しいデザインと高音質を兼ね備え、単独での使用はもちろん、組み合わせも強く想定された2モデルだ。
さて、このSA-C600/SB-C600で構築するシステムについてだが、 “テレビを中心としたリビングへの設置” というエンタメ志向からも注目したい。僕自身、実機のハンドリングを始めるまで、SA-C600を “ネットワークCDレシーバー” という商品カテゴリに即したHi-Fiオーディオ機器として理解してきた。即ち、音楽CDとハイレゾ音源のリスニングを目的とした、いわゆるピュアオーディオ入門クラスの機器といったイメージだ。
だが、実機に触れると、その印象が大きく変わった。コンセプトの本質は、CD再生とネットワークだけにとどまらない、マルチユースにあることが分かる。それぞれの音質検証やHi-Fiオーディオ機器と組み合わせた正統派レビューは生形三郎氏がテストされているので(SA-C600レビュー/SB-C600レビュー)、僕は両モデルをテレビのすぐ隣に設置して、テレビ放送や配信サービスによる映像視聴、スマホ接続での音楽再生など、エンタメ志向で使い倒してみよう。
■テレビ周りに設置して、リビングのあらゆるサウンドを再生する主役に
SA-C600とSB-C600をリビングに導入するにあたって、最初に検討したのがテレビとの接続方法だ。そこでSA-C600の入力端子を確認してみると、その充実ぶりに驚く。LINE INのアナログ入力に同軸/光デジタル入力、そしてMMカートリッジ対応のフォノ入力、さらにはUSB-AとUSB-B端子でUSBメモリやPCとの接続もできる。もちろん、Wi-Fi内蔵で、NASからの音源やSpotifyなどのストリーミング、スマホなどとのBluetooth接続も可能と、今どき考えられる音楽再生の方法をほぼカバーしているのだ。
ではテレビと接続する場合だが、このうち光デジタル入力端子とLINE IN端子の2通りの活用が考えられる。
光デジタル入力は、映画などのサラウンド音声や地デジのAACフォーマットなどを求めてAVアンプが採用するケースも多かった。ただ、SA-C600においてはリニアPCMのステレオ入力前提なので、接続の目的はデジタル伝送であることだろう。ちなみに光デジタル接続にはテレビ側のリモコンで音量操作をする仕組みがないため、調整はSA-C600のリモコンで行うことになる。しかし光デジタル接続ではテレビの電源と本機の電源が連動するメリットもあり、使用において面倒を感じることはあまりないはずだ。
もう一つは、テレビ側のアナログ音声出力(ヘッドホン)端子との接続。テレビの機種にもよるがヘッドホン出力では基本的にテレビ側のリモコンで音量操作が可能だし、オーディオ機器接続用の設定、音量可変出力に対応するテレビも多い。どちらでも接続できるので、その他の機器との接続で余った方の端子を使ってもいいだろう。
早速、テレビの音をSA-C600/SB-C600システムから流してみると、たまたま最初に映った地デジのニュース番組のアナウンサーの声から、すでにハイクオリティだ。さすがテクニクスと言うべき、圧倒的な高音質。透明感あるナチュラル系の音色で、テレビの画面中心にしっかりと声が浮かび上がるし、アナウンサーの声もハリがあり情報量豊富……これぞ、まさにHi-Fiオーディオの世界だ。
取材時は冬季スポーツ大会が開催されていたので中継を観戦していたのだが、画面に映らない空間まで、すべてを描き出す再現性を持っている。競技に熱の入ったアナウンサーの実況の盛り上がり、屋外競技場の風が吹き付けるような環境音、歓声の臨場感も、その高音質と情報量で誇張感なく再現していく。テレビにHi-Fiオーディオは不相応と思う人もいるかもしれないが、番組制作に関わる音響エンジニアはプロ用の機材で音を作り込むのだから、これが本来届けたかった水準のテレビ番組の体験なのだ。
さて、このSA-C600/SB-C600で構築するシステムについてだが、 “テレビを中心としたリビングへの設置” というエンタメ志向からも注目したい。僕自身、実機のハンドリングを始めるまで、SA-C600を “ネットワークCDレシーバー” という商品カテゴリに即したHi-Fiオーディオ機器として理解してきた。即ち、音楽CDとハイレゾ音源のリスニングを目的とした、いわゆるピュアオーディオ入門クラスの機器といったイメージだ。
だが、実機に触れると、その印象が大きく変わった。コンセプトの本質は、CD再生とネットワークだけにとどまらない、マルチユースにあることが分かる。それぞれの音質検証やHi-Fiオーディオ機器と組み合わせた正統派レビューは生形三郎氏がテストされているので(SA-C600レビュー/SB-C600レビュー)、僕は両モデルをテレビのすぐ隣に設置して、テレビ放送や配信サービスによる映像視聴、スマホ接続での音楽再生など、エンタメ志向で使い倒してみよう。
■テレビ周りに設置して、リビングのあらゆるサウンドを再生する主役に
SA-C600とSB-C600をリビングに導入するにあたって、最初に検討したのがテレビとの接続方法だ。そこでSA-C600の入力端子を確認してみると、その充実ぶりに驚く。LINE INのアナログ入力に同軸/光デジタル入力、そしてMMカートリッジ対応のフォノ入力、さらにはUSB-AとUSB-B端子でUSBメモリやPCとの接続もできる。もちろん、Wi-Fi内蔵で、NASからの音源やSpotifyなどのストリーミング、スマホなどとのBluetooth接続も可能と、今どき考えられる音楽再生の方法をほぼカバーしているのだ。
ではテレビと接続する場合だが、このうち光デジタル入力端子とLINE IN端子の2通りの活用が考えられる。
光デジタル入力は、映画などのサラウンド音声や地デジのAACフォーマットなどを求めてAVアンプが採用するケースも多かった。ただ、SA-C600においてはリニアPCMのステレオ入力前提なので、接続の目的はデジタル伝送であることだろう。ちなみに光デジタル接続にはテレビ側のリモコンで音量操作をする仕組みがないため、調整はSA-C600のリモコンで行うことになる。しかし光デジタル接続ではテレビの電源と本機の電源が連動するメリットもあり、使用において面倒を感じることはあまりないはずだ。
もう一つは、テレビ側のアナログ音声出力(ヘッドホン)端子との接続。テレビの機種にもよるがヘッドホン出力では基本的にテレビ側のリモコンで音量操作が可能だし、オーディオ機器接続用の設定、音量可変出力に対応するテレビも多い。どちらでも接続できるので、その他の機器との接続で余った方の端子を使ってもいいだろう。
早速、テレビの音をSA-C600/SB-C600システムから流してみると、たまたま最初に映った地デジのニュース番組のアナウンサーの声から、すでにハイクオリティだ。さすがテクニクスと言うべき、圧倒的な高音質。透明感あるナチュラル系の音色で、テレビの画面中心にしっかりと声が浮かび上がるし、アナウンサーの声もハリがあり情報量豊富……これぞ、まさにHi-Fiオーディオの世界だ。
取材時は冬季スポーツ大会が開催されていたので中継を観戦していたのだが、画面に映らない空間まで、すべてを描き出す再現性を持っている。競技に熱の入ったアナウンサーの実況の盛り上がり、屋外競技場の風が吹き付けるような環境音、歓声の臨場感も、その高音質と情報量で誇張感なく再現していく。テレビにHi-Fiオーディオは不相応と思う人もいるかもしれないが、番組制作に関わる音響エンジニアはプロ用の機材で音を作り込むのだから、これが本来届けたかった水準のテレビ番組の体験なのだ。