公開日 2023/10/11 06:30
将来のメンテナンス性も備えたサステナブルな一台
美しい佇まい、Wi-Fi再生の高音質。Bang & Olufsen「Beosound A5」はこれからも愛用したくなるスピーカーだ
草野晃輔
近年、限られた資源や環境を守る「サステナブル」な考え方が社会に浸透してきている。それは、個人のライフスタイルにも波及しており「良いモノを厳選して買って長く使いたい」と考える人は多いだろう。
そのニーズを満たすべく、ポータブルオーディオにも「長く愛用できる」ことを強く意識した、サステナブルな製品が登場している。その一つが、Bang & Olufsen(バング&オルフセン)のWi-Fi/Bluetooth両対応ポータブルスピーカー「Beosound A5」である。
高音質、上質なデザイン、後々の修理を考慮した本体設計など、長く愛用するために求められる要素が詰まっている。今回はこのBeosound A5の魅力を深掘りしたい。
Bang & Olufsenは、サステナブル先進国である北欧デンマークで1925年に創業された高級オーディオブランド。以来、洗練されたデザインと優れた音質、そして最新技術の融合をアイデンティティに多数のオーディオ製品を手掛けてきた。
当然、Beosound A5も、Bang & Olufsenのアイデンティティを強く受け継いでいる。その一つである優れたデザインは、世界的に注目を集めているデンマーク人建築家とイタリア人建築家によるデザインユニット「GamFratesi(ガムフラテ−ジ)」とのコラボレーションで生まれたという。
サイズは幅285×奥行130×高さ187mmと楕円の筒形。大きな持ち手が付いているが、これは1960年後半から70年代初めにデンマークを代表する世界的なプロダクトデザイナー、ヤコブ・イェンセン氏が手掛けた製品の意匠に着想を得たそうだ。
カラーは2色を展開。明るいブラウンの「Nordic Weave」はハンドルにライトオーク材を、ボディにシルバーのアルミニウム素材を採用する。ボディ側面は紙繊維を編んでプレート状にしたものを外装フレームに貼り付けてある。北欧製アイテムで人気の手提げの「かご」のようだ。
暗いブラウンの「Dark Oak」は、ブラックのアルミニウム製筐体とダークオーク材の持ち手を組み合わせる。側面は細長い棒状のダークオーク材をストライプ状に配置。すき間に生まれる陰影が美しく、シンプルで長く使っても飽きが来ない、北欧製インテリアの趣だ。
さらに、2023年10月に新色「Spaced Aluminium」が登場した。Bang & Olufsenは約70年にわたって、製品デザインにアルミニウム素材を活用しており、Spaced Aluminiumでは、これまで培ってきた技術を駆使して、そのグリルに3,500以上ものアルミニウムディスクで構成したデザインを採用。デンマーク・ストルーアーのFactory 5でひとつひとつ手作業によって制作されており、繊細な美しさと職人技が光るデザインに仕上げられているという。
また、A5のデザイン的特徴として、故障時にすぐ買い換えるのではなく、修理や部品交換しながら長く使い続けてもらおうという、サステナブルな考えに基づき、本体内部は部品を簡単に分解できるモジュールデザインで設計されている点も注目したい。
Beosound A5は「ブランド史上最もパワフルなポータブルスピーカー」を謳い、フロントには5.25インチのカスタムウーファーと3/4インチのトゥイーターを1基ずつ、背面の両端に斜めの角度で2インチのフルレンジを1基ずつと、合計4基のドライバーを備える。クラスDアンプを搭載し、出力はドライバーごとに70Wずつの合計280W。このサイズからするとかなりの大出力で、広い空間でも360度全方位に高音質で拡散できるという。
本体上面に操作ボタンとマイクを搭載。このマイク、通話は非対応だが、周囲の音を集めて計測し、空間に応じて最適なサウンドに調整する「RoomSense」機能に対応する。
バッテリーを内蔵して、最大12時間の連続再生が可能。充電用のUSB-C端子は、外観のシンプルさを損なわないようにするためか、背面の下部にひっそり搭載する。さらに、上面中央にはQi規格のワイヤレス充電機能を備え、スマホなど対応デバイスへの給電に対応するなど、見た目のナチュラル感からは想像が付かないほど機能が充実している。
音質面でも抜かりはない。最大の特徴が音楽の再生にWi-FiとBluetooth、2種類のワイヤレス伝送に対応した点。そのメリットはズバリ、1台で「高音質」と「使いやすさ」を両立できることにある。
そのニーズを満たすべく、ポータブルオーディオにも「長く愛用できる」ことを強く意識した、サステナブルな製品が登場している。その一つが、Bang & Olufsen(バング&オルフセン)のWi-Fi/Bluetooth両対応ポータブルスピーカー「Beosound A5」である。
高音質、上質なデザイン、後々の修理を考慮した本体設計など、長く愛用するために求められる要素が詰まっている。今回はこのBeosound A5の魅力を深掘りしたい。
有名デザインユニットとコラボ、B&Oのアイデンティティを満たす
Bang & Olufsenは、サステナブル先進国である北欧デンマークで1925年に創業された高級オーディオブランド。以来、洗練されたデザインと優れた音質、そして最新技術の融合をアイデンティティに多数のオーディオ製品を手掛けてきた。
当然、Beosound A5も、Bang & Olufsenのアイデンティティを強く受け継いでいる。その一つである優れたデザインは、世界的に注目を集めているデンマーク人建築家とイタリア人建築家によるデザインユニット「GamFratesi(ガムフラテ−ジ)」とのコラボレーションで生まれたという。
サイズは幅285×奥行130×高さ187mmと楕円の筒形。大きな持ち手が付いているが、これは1960年後半から70年代初めにデンマークを代表する世界的なプロダクトデザイナー、ヤコブ・イェンセン氏が手掛けた製品の意匠に着想を得たそうだ。
カラーは2色を展開。明るいブラウンの「Nordic Weave」はハンドルにライトオーク材を、ボディにシルバーのアルミニウム素材を採用する。ボディ側面は紙繊維を編んでプレート状にしたものを外装フレームに貼り付けてある。北欧製アイテムで人気の手提げの「かご」のようだ。
暗いブラウンの「Dark Oak」は、ブラックのアルミニウム製筐体とダークオーク材の持ち手を組み合わせる。側面は細長い棒状のダークオーク材をストライプ状に配置。すき間に生まれる陰影が美しく、シンプルで長く使っても飽きが来ない、北欧製インテリアの趣だ。
さらに、2023年10月に新色「Spaced Aluminium」が登場した。Bang & Olufsenは約70年にわたって、製品デザインにアルミニウム素材を活用しており、Spaced Aluminiumでは、これまで培ってきた技術を駆使して、そのグリルに3,500以上ものアルミニウムディスクで構成したデザインを採用。デンマーク・ストルーアーのFactory 5でひとつひとつ手作業によって制作されており、繊細な美しさと職人技が光るデザインに仕上げられているという。
また、A5のデザイン的特徴として、故障時にすぐ買い換えるのではなく、修理や部品交換しながら長く使い続けてもらおうという、サステナブルな考えに基づき、本体内部は部品を簡単に分解できるモジュールデザインで設計されている点も注目したい。
音楽を良い音で、360度どこからでも楽しめる音響設計
Beosound A5は「ブランド史上最もパワフルなポータブルスピーカー」を謳い、フロントには5.25インチのカスタムウーファーと3/4インチのトゥイーターを1基ずつ、背面の両端に斜めの角度で2インチのフルレンジを1基ずつと、合計4基のドライバーを備える。クラスDアンプを搭載し、出力はドライバーごとに70Wずつの合計280W。このサイズからするとかなりの大出力で、広い空間でも360度全方位に高音質で拡散できるという。
本体上面に操作ボタンとマイクを搭載。このマイク、通話は非対応だが、周囲の音を集めて計測し、空間に応じて最適なサウンドに調整する「RoomSense」機能に対応する。
バッテリーを内蔵して、最大12時間の連続再生が可能。充電用のUSB-C端子は、外観のシンプルさを損なわないようにするためか、背面の下部にひっそり搭載する。さらに、上面中央にはQi規格のワイヤレス充電機能を備え、スマホなど対応デバイスへの給電に対応するなど、見た目のナチュラル感からは想像が付かないほど機能が充実している。
音質面でも抜かりはない。最大の特徴が音楽の再生にWi-FiとBluetooth、2種類のワイヤレス伝送に対応した点。そのメリットはズバリ、1台で「高音質」と「使いやすさ」を両立できることにある。