PR将来のメンテナンス性も備えたサステナブルな一台
美しい佇まい、Wi-Fi再生の高音質。Bang & Olufsen「Beosound A5」はこれからも愛用したくなるスピーカーだ
レッド・ツェッペリンのアルバム『Celebration Day』の「Good Times Bad Times」では、曲が始まる前にフェードインしてくる歓声が聴こえた瞬間、鳥肌が立った。2007年の再結成コンサートを収録したライブ盤なのだが、まるでライブ会場で音を浴びているように部屋が音で満たされていく。ディストーションの効いたギターはエネルギッシュで密度が濃いサウンド。シンバルやボーカルの高域は音が明瞭で曖昧さがない。
ジャズ曲からビル・エヴァンス・トリオの「Waltz For Debby」を再生する。音の立ち上がりが速く、ピアノの音色が瑞々しい。一聴すると繊細に感じられるドラムやベースの小さい音でも、芯があり消え際までしっかりと聴こえる。ポータブルスピーカーとは思えないリッチなサウンドだ。他にもクラシックやEDMなど幅広いジャンルの曲を聴いたが、どれもバランスの良い本機のサウンドと相性が良かった。
Beosound A5は単体で再生を楽しめるのもポイント。上面パネルは右側に4つのお気に入りボタンがあり、ここに「B&O Radio」のラジオ番組やSpotify Connectのプレイリスト、アルバムなどを登録可能だ。
B&O Radioは、世界中のインターネットラジオ局をアプリから検索できるようにしたもので、選曲すればBeosound A5など対応機器からストリーミング再生される。お気に入りボタンのセットは、B&Oアプリからソースを選ぶだけ。設定後は、本体のボタンを押せばすぐに再生が始まる。スマホを使うことなく、本当に気軽に音楽と触れ合える。
B&Oアプリは他にも、サウンドモードの切り替え・設定も可能だ。5種類のプリセットが用意されているほか、自分で調整して登録することもでき、「もっと低域をパワフルにしたい」とか「中域のボーカルを立たせたい」といったニーズにも対応する。
今回、Beosound A5を2週間ほどじっくり試してみて、そのサウンドは素直で聴きやすく、どんなジャンルの音でもマッチすると実感した。場所やシチュエーションを選ばないのも好印象で、寝室やリビング、書斎と移動の度に運んで自動補正すれば、最適なサウンドを得られる。
再生力が高く、大音量でも小音量でも破綻がないことも特筆したい。また、バッテリーを内蔵しており、コンセントが遠い場所でも楽しめた。常に傍らにBeosound A5がある生活を体験すると、正直なところ、返却するのが惜しくて延長をお願いしようか迷ったほど、これからも使い続けたいと思えた。
インテリアのような外観デザインも素晴らしく、音をだしていなくても片隅に本機があるだけで、お洒落な部屋に様変わりする。その上、修理やメンテナンス性にも優れ、部品交換で長く使えることをメーカーが謳っていることも安心。また、1台では高価に感じられるかもしれないが、後からもう1台購入して連動させれば、ステレオ再生やマルチルーム再生にも対応する。
Beosound A5は、「良いモノを厳選して買って長く使いたい」と考えるオーディオファンにとって、最良の選択肢といえるだろう。ぜひ、一度実機を目にして、Beosound A5の魅力を体験してほしい。
(協力:Bang & Olufsen Japan)