<総力特集> DVD録画を究める 4モデル画質比較
まず簡単にDVDレコーダーの録画時間と画質の関係を述べておきます。DVDのディスク容量は片面4.7GBで、最高レート(10Mbps付近)で1時間、標準レート(5Mbps付近)で2時間、後はマニュアル調整が可能な機種があれば、6〜12時間程度の録画をすることができます。DVD録画の優れた点は全般的にノイズがほとんどなく、モデル間で輝度や色の濃さに違いが出てくるといったところでしょうか。但し、低レートの記録時には各社の画質に対する基本的な考え方が表れてきます。場合によってはVHSの3倍モードよりも画質が悪いものもあるので、「保存」を前提に録画する時は標準レート以上が無難です。ここでは、4機種の録再映像(カラーバー)を録画モード別に紹介しています。 スクランブルテスト ハイブリッドレコーダーは使う人の“意識の違い”により、機器に対する重要なポイントが変わってきます。非常に使いごなしがいがある製品ですので、自分なりの優先ポイントを把握しておく必要があります。ここでは重要と思える5つの柱を立て(基本性能/基本画質/HDD録画/DVDコピー/高度な機能)、それに沿ってテスト結果を掲載しています。さらにDVDレコーダーは再生機としての側面も併せ持つ機器ですから、その実力も探っています。解説画面が満載のスクランブルテストです。
DVD-R互換性テスト 今回テストしたモデルの共通仕様は、DVD-R録画に対応している点です。ファイナライズという作業が必要になりますが、DVDプレーヤーの再生において、もっとも互換性が高いメディアがこのDVD-Rなのです。ここでは、それぞれのモデルで録画したディスクを再生すると同時に、読み込み時間も調べています。 4倍速メディア検証
従来のHDD&DVDレコーダーにおいて、HDD→DVD−Rのダビングを行った場合、原則的に実時間(等速)になります。これと比較して、パイオニアの最新鋭機、DVR-99HおよびDVR-77Hは、DVD-Rを4倍速で書き込むことができるドライブが搭載されているため、単純計算で1/4の時間に短縮されてしまうのです。つまり、1時間のソースが25分でダビングされることになります。ここでは、三菱化学メディア、ザッツ、パイオニアの4倍速対応DVD-Rを実際に試し、さらに互換性についても検証してみました。 Blu-ray、東芝次世代DVDレコーダー情報 現行のDVDレコーダーが急速に市民権を得つつある中で、ディスク録画の世界は次のステージに向かおうとしています。キーワードは「高画質・ハイビジョン記録」「長時間記録」です。現在、ソニーがやや先行して進めているBlu-rayディスクと東芝が進める、DVDとの互換性を強調するハイビジョンDVDの2方式が提案されています。ここではまだ試作機の段階ですが、その画質の傾向をレポートしました。 |