特集3 ホームシアタースタイル・ネクストステージ 担当編集者からの裏話 小生「先生、ディスクは何をお持ちになられましたか?」 対談の枕として「未来を描いた映画」を何枚か持ってきてくださいと武邑先生にお願いしました。「未来を描いた映画」というと一般的に『ブレードランナー』とか『未来世紀ブラジル』をあげてくる人が多いので、そういう系統かな、と予想していましたがさにあらず! 先生の持ってきたディスクを見た瞬間に、小生、「未来を描いた映画」に対する先入見は打ち砕かれました。 さて、対談の詳細は本誌を読んでいただきたいものですが、2時間以上にも対談は及んだので、紙数の関係で誌面に出なかったお話もたくさんあります。 例えば、著作権概念に対するラディカルな批判。 こういった辛辣な言葉ばかりではありません。他にも直接知覚に訴える表現の可能性(安部公房の『完全映画』!?)なんかも出ました。 そんなこんなで長時間に及ぶ対談でしたが、小生、神経を覚醒させられました。とにかくスゴイ人でした。持続する強度と緊張を行間からたっぷりと味わってください。 |