特集2 担当編集者からの裏話 今回のこの企画、感動したことが多かったです。まず、パイオニアの全国の営業所の方たちに交じってプラズマの壁掛け設置講習会を受けた時。皆さん、情熱的なんです。プラズマをいい形で世の中に広めていきたい、という意気ごみを感じたのでした。そして、その講師をされていたテック・エキスパーツの川村さん。その誠実さに心を打たれました。彼の手掛けるホームシアターデザインは、非常に洗練されているのですが、その根本には、「確実」「安全」があることがわかりました。思い切った設計は面白い代わりにどこか危なっかしい。でも、テック・エキスパーツは、パイオニアグループのインストーラーということもあり、製品に支障の出る取り付け方は絶対にしないわけです。それからもうひとつ、感動したことといえば“面一(つらいち)”の物件との出会いでした。編集部のひとりが、たまたま取材してきた写真を見たのですがこれはもはやアートだ!」と思ってしまったのでした。その美しい取り付け方法のカラクリを探って奔走し、図面を手に入れ、そのまま掲載しました。このような調子で、日々発見があった本企画ですが、ページ担当が最後に至った結論は次のとおり。「ラック置きは初級編。壁掛けは中級編。その先をいく“面一”、“隠す”、“モバイル”が上級編。」でも、どんな方法でもトータルバランスが最も重要です。つまり室内デザインのあり方に、プラズマの存在自体が問いと発していることも強く実感した企画でした。 |