特集1 PART2.座談会「オレたちの劇場建設は100年続く」 担当編集者からのこぼれ話 石原さんは一言で言えば「究極の音と画と書籍に埋もれて暮らす、美の探求者」であり、一方、市川さんは「濃紺の壁、裸電球の地下室で“クオリティ”を相手に遊ぶお気楽自作派」。そして西木さんは「山奥に巨大な個人劇場を建設したスケール大きな夢追い人」。三者三様のホームシアターをやっている中で、それぞれの主義主張を戦わせていただこうと席を設けたのですが、達人ともなれば、ゴーイング・マイ・ウェイ。他人のことはあまり気にしない。反対意見もさやわかにカラッと。至極和やかな座談会が繰り広げられたのでした。それでいて、ご自身のホームシアターで次に何をやりたいかについてお聞きすると、また突拍子のないことを語り出す、大人なのか子どもなのかわからない方たちなのでした。俗世間と次元の違う、達人の皆様なのでした。 |