特集3

内外高級DVDプレーヤー一斉視聴

DVDの再生機器が熟成したか? 私の答えはこうだ。“ハイエンド機器の中には、熟成の端緒にさしかかった機種がある。しかし、映像と音が関わり合う世界は奥が深い。本当の意味で熟成を口に出来るのはまだ先である”。することはまだ山ほどある。そのためにはCDとCDプレーヤーが歩んだ道を辿って見ればいい。DVDプレーヤーでは、まだトランスポートとDACのセパレート化さえ行われていない。プログレッシブ機能を積んだ3万円台のプレーヤーが登場するなど、DVDの裾野は十分に広がっている。だが、ハイエンド機では、さらなる高解像度化、低ノイズ化、低ジッター化に邁進すべきだと思う。技術の世界に打ち止めはない。(視聴を終えて。貝山知弘氏)