特集2

セッティング研究・特大号

「音をよくする」編

「セッティング研究」も連載4回目。Q&Aの複数回答形式で構成する記事です。
これまで同連載を作りながら、次に来るのは何のテーマか、と思いを巡らせると、つらつらと思い浮かんできたのは「センタースピーカーのセッティング」「2chとサラウンドの両立」「音響設計」といった音に関するテーマでした。今回、それらの有力テーマも全部ひっくるめた"音"全般に関するセッティングを網羅し、当連載の特大号にするということとなり、内容をどうページに収めるかが課題となりました。「音のいい、悪いはどう判断すればいいのですか?」「ブランドの違うスピーカー、インピーダンス値の違うスピーカーを混在させてもいいのですか?」「スピーカーとアンプのマッチングを見極めるポイントは?」などなど、端的でかつ読み応えある内容に、と心がけましたがいかがでしたでしょうか。とくに今回、骨が折れたのは、「音のいい部屋を設計するには?」のくだりです。まだ発展途上のジャンルであるだけに、編集にも苦労しましたが、石井伸一郎先生の部屋で聴いた音の素晴らしさは筆舌につくしがたいほど感動的なものでした。いまだに、もっといい表現方法があったのではないか、とか、もっと読者の方々が求めている設問があるのでは、と思うところもありますので、よろしければご意見お寄せいただけますと幸いです。