エッ、あの人もホームシアターをやっていた!? 『魂のゆくえ』って文庫本知ってますか? 平成元年に新潮文庫から刊行されたバラカンさんの著作です。今回インタビューをさせていただいた僕は、その本が発刊されるやいなや買い求め、何回もの引っ越し乗り切った今でも書棚に並んでいます。そこで紹介されている、きらめくようなソウルやファンク、ジャズのディスク。バラカンさんのナビゲートによって、僕は音楽鑑賞の深い世界へ旅立つことになったのです…。 とまあ、感慨にふけるまもなく、バラカンさんのご自宅に厚かましくもおじゃまし、リビングの42インチのプラズマテレビでDVDを見ることになったのです。氏が紹介してくれたのは、いずれも音楽関連のもの。伝説のブルーズメンが躍動する『The American Folk Blues Festival 1962-1966』、サム・クックのドキュメンタリー、モータウンサウンドを陰で支えたバックミュージシャンが登場する『STANDING in the SHADOWS OF MOTOWN』などなど。 またしても僕はめくるめく音楽世界へ旅立ってしまったのでした。 |