今回は“ネットオーディオの遊び方”がいろいろ満載されています
ネットオーディオ(=PCオーディオ、ネットワークオーディオの総称)に熱い注目が集まっています。2012年から定期刊誌となった『Net Audio』独立創刊から3号目となるvol.07では、好評いただいている“基礎知識”を続行して特集すると共に、この夏の間にぜひ“グレードアップ”に挑戦していただきたい思いをこめて、グレードアップ術、使いこなしを提案する一冊に仕上げました。
ケーブルや電源周り、振動対策などによるグレードアップのほか、アナログレコードからのリッピング、またヘッドフォンアンプ・キットのクラフト、またスタジオユース系のアクティブスピーカーの提案など、“ネットオーディオってこんなアプローチがあったのか、こんなふうに遊べるのか”といった内容がぎっしりつまっております。
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特別付録
今回の特別付録も、高品位音源がデータで収録されたDVD-ROM。次の3つのコンテンツが収められております。
- 国府弘子スペシャルトリオPIT INN LIVEよりWAV音源を3曲(レート違いも収録)。2012年6月2日に名門ライブハウスPIT INNにて行われたステージを192kHz/24bitレコーディングしたもの。国府さんの魅力溢れるオリジナル曲「ジプシー・バロック」は必聴もの! 作曲能力の高さにも驚かされます。もちろん、スペシャルトリオの息のあった演奏も素晴らしいものです。
- ELEMENT3が六本木alfieにて行ったライブを山田ノブマサさんが96kHz/24bitレコーディングしたものから1曲「George」をご提供いただきました。ELEMENT3は丈青(ピアノ)、日野“JINO”賢二(べース)、FUYU(ドラムス)の3人からなるユニットで、国内外で極めて高い評価を得ているミュージシャンです。山田ノブマサさんは、世界レベルのミュージシャンを配信という形で発信していこうとしており、その第一弾としてレコーディングを行ったとのこと。一聴すればその技術力の高さ、そして音楽性の高さにノックアウトされること間違いありません。
- 西野正和さんのプロデュースによる「低音 played by D&B feat.EV」より「Trio〜Move the Woofer〜」をご提供いただきました。エレキベースとバスドラがバシバシと迫ってくる、まさに“低音”というコンテンツ。エレキバイオリンにはロック魂がこもっているところも聴き応え十分。ハイレゾで提供するなら、ぜひ、コンプレッサーをかけていないダイナミックレンジの広さを体験していただきたい、という意図のもと、コンプをかけていなハイレゾマスターが入っています。なお、オリジナルのトラックのほか、バイオリンのみ逆相、ベースのみ逆相、キックのみ逆相というバージョンも入っており、その聴きわけも楽しめるコンテンツとなっております。
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今季のハイライト
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“新しい音楽”の聴き方を提案するようなネットオーディオ関連の重要な新製品達を巻頭で採り上げました。ワイヤレス伝送のできるアクティブスピーカー、ディナウディオのXEO(シオ)。コストパフォーマンスの高い機能的にもよく練り込まれたネットワークプレーヤーCambridge AudioのStream Magic 6。また超高音質ポータブル……バランス駆動対応のポータブル・ヘッドフォンアンプALO AudioのRx MK3-BにJH AudioのJH-3A、ポータブルDAC/DDCであるCypher LabsのAlgoRhythm Solo、そして192kHzまでのWAV再生のみに対応したポータブルプレーヤーTHE ALTMANNの Teta Player等々。ゾクゾクするような魅力を放つ製品ばかりです。ぜひご一読ください。
本当のスタジオマスターとは何か?
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ミュージシャンとレコーディングエンジニアがベストとした音がスタジオマスターであり、ハイレゾだからスタジオマスターなのではありません。192kHz対応の機器が浸透してきているなかで、音楽作品のスペックとしては192kHzは必要不可欠なのか、どんな状況であれば192kHzが採用されるのか、現在の状況を知るために、今回4人のレコーディングエンジニアにインタビューを行いました。
ネットオーディオを楽しむための基礎知識3
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本誌第5号から好評をいただいている“基礎知識”の第3回目は、「再生ソフトウェア徹底比較」「NASの基礎」の二本立てとしました。「再生ソフトウェア〜」はWindows編ではfoobar2000とMedia Monkey、Macintosh編ではAudirvana PlusとFidelia Advancedの対決。これらの各機能を比べ、「その機能であれば、こちらの再生ソフトウェアが優れている」といった勝負を行いました。この機能比べ、実際の使い方を画面キャプチャーしながらていねいに提示しているため、読者の方々がお試しになる時にはマニュアルとして使える仕様となっております。「NASの基礎」は、いまネットオーディオ用のNASとして、どういったNASを買えばよいのか、NASのハードディスクは壊れるのか、バックアップをとっておく方法などをまとめました。こちらもぜひ参考にしてください。
ネットオーディオ・グレードアップ術
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ハード機器をグレードアップするのもいいですが、ケーブルやオーディオアクセサリーを使って音をグレードアップしてみませんか? 今回はパソコンのソフトウェア的なグレードアップではなく、従来のピュアオーディオ的なアプローチに迫ります。とはいっても、ネットオーディオならではのグレードアップのポイントはあるのでしょうか? 本特集では「ケーブル選び」「振動対策」「電源対策」を考察&実践。とくに音質に差が出るUSBケーブル、LANケーブルは市場にあるほとんどのモデルを網羅しました。ぜひ、本特集を参考にグレードアップをお試しください。
アクティブモニター12モデル、プロの音を聴くシンプルプラン
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PC用の簡易型のアクティブスピーカーというジャンルもありますが、今回、編集部が推したいアクティブスピーカーは、PC用とは一線を画した“スタジオユース”モニターとしてのアクティブスピーカーです。パッシブスピーカーではなく、アクティブ型だからこそ有利な点に着目し、パソコン+USB DAC+アクティブスピーカーというシンプルプランを提案します。今回はアクティブスピーカー12モデルを、USB DACとのマッチングも行いながら徹底試聴いたしました。
アナログレコードをデータ化する
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ネットオーディオの楽しみはPCベースでCDリッピングし、データ再生するだけではありません。アナログレコードをデータ化することだってできるのです。パソコンを使ってヒスノイズを取ったり、波形編集をしたりすることもできる、そんなところが想像を超えて面白いのです! 今回はアナログレコードのデータ化の手順を“基礎知識”ばりに解説するのみならず、さらに使用するADコンバーター別の音質テストも敢行。アナログレコードをお持ちの方はぜひチャレンジを!
スマホ&タブレットがオーディオ操作を変えた!
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スマホ&タブレットを使うと、オーディオシステムから少し離れたソファなどからゆったりとネットオーディオ操作ができます。アルバムアートやキーワード検索で探したい曲を感覚的に見つけたり、iPadなどをタップして操作するのはすこぶる快適で、新しいオーディオ感覚をもたらしているといえます。本記事ではネットワークオーディオで汎用的に使える主要操作アプリをiOS、Android別に5つずつ試したレポートのほか、USBオーディオでも同じようにリモート操作を試したレポート、またAirPlayとAirPlayと同等な操作をDLNA アプリを使いスマホをDMC、DMRに設定して使う裏技、そしてハイレゾ再生も可能な iPadオーディオなども試してみました。
Columun
- 連載第3回 “デジタル”の特性を本当に享受する時代へ 杉山知之
- 連載第3回 新しいクラウド型音楽配信サービスがスタート 山之内 正
Products
- 今季のハイライト
- DYNAUDIO Xeo、Cambridge Audio Stream Magic 6、JH Audio JH-3A、Cypher Labs AlgoRhythm Solo、ALO Audio Rx MK3-B、THE ALTMANN Terra Player
速報
- LINN KIKO
- CHORD Qute HD
- iBasso HDP-R10
- Red Wine Audio Isabellina HPA
- DENON F series
Music
Special Report
- 本当のスタジオマスターとは何か?
- 注目の高音質配信サイト「AGOG」
特集
- ネットオーディオを楽しむための基礎知識3
- 再生ソフトどれが優れる?
- NASの基礎
INTERVIEW
- サラ・オレイン
- アンドレアス・コッチ氏(Playback Designs)
特集
- ネットオーディオ・グレードアップ術
- NS USB DDCユーザー必携のジッター低減アクセサリー 鈴木 裕
- OLIVE 一体型入門機3HDをアクセサリーでグレードアップ 鈴木 裕
- パイオニア N-50 チューンナップ 高橋 敦
連載
- ネットオーディオ最前線 3 「ホームからポータブルまでさらい広がる高品位オーディオ」佐々木喜洋
- Net Audio Next Step 3 「コンプレッサーの実用的な活用法」岩井 喬
- クリプトンの理論と耳 3「クリプトン絹物語」石原 俊
- ネットオーディオ質問箱2「ネットオーディオのセキュリティ対策」井上 肇
- One&Only〜リンDS研究3「リンDSの優れたソフトウェア」山之内 正
- 注目モデルSpecial Issue〜ACOUSTIC REVIVE、PS AUDIO、RME、 WEISS ×SONIC STUDIO、BenchMark、ROTEL、North Stsar Design、Brumester、TechDAS、TEAC、audio-technica、Firestone Audio、NuForce、HRT、Accuphase、Marantz、ESOTERIC、ECLIPSE、ELAC
- Net Audio New Products
- やってみたら面白かった! 菅沼重幸さん、 山崎剛志さん
- ネットオーディオマスター
- 愛読者プレゼント
- 読者のひろば Net Audio User’s Links
季刊 Net Audio vol.07/定価1,300円/平成24年07月30日発売
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好評発売中
- Net Audio vol.37
定価1,400円(税込)
- Net Audio vol.36
定価1,400円(税込)
- Net Audio vol.35
定価1,300円(税込)
- Net Audio vol.34
定価1,300円(税込)
- Net Audio vol.33
定価1,300円(税込)
- Net Audio vol.32
定価1,300円(税込)
- Net Audio vol.31
定価1,300円(税込)
- Net Audio vol.30
定価1,300円(税込)
- Net Audio vol.29
定価1,300円(税込)
- Net Audio vol.28
定価1,300円(税込)
- Net Audio vol.27
定価1,300円(税込)
- Net Audio vol.26
定価1,300円(税込)
- Net Audio vol.25
定価1,300円(税込)
- Net Audio vol.24
定価1,300円(税込)
- Net Audio vol.23
定価1,300円(税込)
- Net Audio vol.22
定価1,300円(税込)
- Net Audio vol.21
定価1,300円(税込)
- Net Audio vol.20
定価1,300円(税込)
- Net Audio vol.19
定価1,300円(税込)
- Net Audio vol.18
定価1,300円(税込)
- Net Audio vol.17
定価1,300円(税込)
- Net Audio vol.16
定価1,300円(税込)
- Net Audio vol.15
定価1,300円(税込)
- Net Audio vol.14
定価1,300円(税込)
- Net Audio vol.13
定価1,300円
- Net Audio vol.12
定価1,300円
- Net Audio vol.11
定価1,300円
- Net Audio vol.10
定価1,300円
- Net Audio vol.09
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- Net Audio vol.08
定価1,300円
- Net Audio vol.07
定価1,300円
- Net Audio vol.06
特別定価1,500円
- Net Audio vol.05
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- Net Audio vol.04
定価1,300円
- Net Audio Vol.03
定価1,300円
- Net Audio vol.02
定価1,300円
- Net Audio vol.01
定価1,300円
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