特集 営業部長の年末商戦 |
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オリンパス光学工業 需要が拡大するデジカメを核に さらに拡がりのある市場を提案
オリンパス光学工業(株) 田中 豊氏 CIPAによると、国内のデジカメ需要は610万台と予測されるなか、ラインナップを面で展開し、国内市場におけるシェア20%を目標にしている。高級感とこだわりという点では、E―20のコンセプトをコンパクトに凝縮させたC―5050ZOOMを11月下旬に投入する。また小型で高い質感・本物を求めるユーザーにはX―1/2を11月に発売するほか、高い実用性を備えコストパフォーマンスに優れたC―4100、デジタルカメラならではの新しい価値を実現した光学10倍/8倍ズームのC―730/720UltraZoom、簡単で手軽な入門機C―2Zoom、C―300ZOOMなどをラインナップする。 このデジカメを核に、コンバージョンレンズや防水プロテクターなどのアクセサリーも豊富に用意し、撮影した素材を保存するMOなどのストレージ機器と、素材を楽しむためのデジタルアルバムソフトで、拡がりのある展開をしていく。さらに銀塩カメラ、双眼鏡、ボイストレックなどがそれぞれにラインナップを形成している。「当社の得意分野は光学技術であり、画像処理技術です。その技術を有効に活用して、撮る楽しさ、プリントする楽しさにつなげていきたいと考えています」というように、拡大する市場に対して、商品にも広がりを持たせている。 保存するということでは、デジカメと直接接続してデータをMOに保存することができるダイレクト転送機能を搭載した『TURBO MO mini EX W』を発売。「大事なものは大事なところに簡単にしまう。高い信頼性を誇る光磁気ディスクで撮影した画像を安心して残すことができます」と田中氏。パソコン用のデジカメアルバムソフトの『MO蔵衛門』をバンドルしたほか、プレイステーション2用に開発した『デジカメアルバム〜蔵衛門〜』も同梱されるので、テレビ画面上でデジタルアルバムの整理、管理が可能だ。蔵衛門では、年賀状の作成にも適した『蔵衛門9年賀状パック2003』を発売し、年末の需要に結び付けていく考えだ。 販促関連では、『キャメディア1000万台出荷達成ありがとうキャンペーン』としてオープン懸賞を行うほか、POPなどを用意して各種ディスプレイ案を提案。各種広告は大々的に全国満展開を実施し、カスタマーサポートもさらに充実させて、幅広いニーズに対応していく。
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