特集

営業部長の年末商戦
39人のキーマンが語る「展望と勝算」

ティアック

継続して質の高い商品を供給することで

信頼と評価を勝ち取ることができる

ティアック(株)
ティアックエソテリック
カンパニー
営業部長

勝村治司氏

 年末商戦には数多くの商品を揃えたティアック。エソテリックブランド、輸入商品も含めインターナショナルオーディオショウでも大きな注目を集めていた。「ショウでは当社に対する期待も大きく感じられた。年末商戦では評価をいただいた新製品を軸にエンドユーザーにどのようにアピールするかが重要だと思っています。今後エンドユーザーに対して販売店様との協力のもとに、一体となって促進活動を進めて行きたいと思います」と語る勝村氏。そのため、全国主要店舗の各専門店で試聴会などを予定している。

 商品としては、最も得意とするハイエンドに絞り込んでいる。「他社があまり注力しなくなってきた分野ですし、ティアックの特徴として『いい音』を地道に追求したいと考えています。高額商品ですから、売ることばかりを考えるのではなく、とにかく質の高いものを作ることが重要です」。そうなるとやはり、販売店に商品をどれだけ評価していただけるかが課題になってくる。

 また、ユーザーと販売店だけでなく、営業や商品開発など、全ての面において内容の充実を図るつもりだそうだ。そこで得られた高い質をどれだけ維持するかで「評価」というものが決まってくると考えている。「輸入商品に関してもティアックでなければできない、といったものを目指しています」。

 新製品の発売と合わせて行っているバージョンアップサービスも非常に好評だそうだ。「『P―0s』『P―0』のバージョンアップサービス『VUK―P0』などは、すでに200件以上の注文を頂いております。この注文の多さはエソテリックの商品を信頼して頂いている証だといえるでしょう。エソテリックの商品を使っていて良かったと思っていただけるようにすることがポリシーですから、本当に有り難いですね」。

 7月からエソテリックカンパニーとして国内の販売拠点を統廃合し、開発との連携も高めている。「これにより国内の要望を100%取り入れた商品を作れるようになりました。また、意思決定が早く伝わるようになりましたし、主力販売店とのコミュニケーションを十分に図ったことで足りなかったことも見えやすくなったと感じています。こうした『集中と選択』が大きなテーマだといえるでしょう」。年末では、商品についてユーザーに分かってもらうために、販売店と一緒になって盛り上げていきたいと考えているそうだ。

ソニーマーケティング
福島秀樹氏
TDKマーケティング
松尾裕氏

 

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