特集 営業部長の年末商戦 |
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TDKマーケティング DVD関連に注力するとともに アクセサリーで側面から援護
TDKマーケティング(株) 松尾裕氏 「VHSテープの需要は10〜20%ほど落ちてはいるものの、絶対量が大きく相変わらず重要な商品となっています。その一方でビデオ用DVDメディアの需要が盛り上がっているため、映像用記録メディア全体で見れば伸びていると考えて良いでしょう」と語る松尾氏。DVD記録メディアはデータ用も含めて3〜4倍程度伸びており、来年以降も順調に伸びていくと思われる。TDKブランドのDVD関連製品は、データ用よりもビデオ用の需要が多いのが特徴となっているため、音楽用/映像用記録メディアで培ってきた技術力や信頼性を訴求することで、VHSのユーザーをビデオ用DVDに落とし込んでいくとともに、ブランドのイメージをデータ用DVDにも反映させることで、データ用のユーザーにもアピールしていく考えだ。 製品に関しては、各フォーマットの品揃えを充実させているため、全ラインナップをトータルで提案。しかも松尾氏によれば、「ビデオ用は球体、データ用は立方体をモチーフとしたパッケージデザインに統一していますので、これまで以上に店頭で識別しやすくなっています。これと同時に、パッケージデザインを訴求するためのPOPなどの販促ツールを用意しているほか、キャンペーンも行います」と、認知度アップのための施策も用意している。 またこの秋は、記録メディア関連アクセサリーのクリーナー全製品がリニューアルされて揃うことになる。年末には需要も高まることから、話題のDVDレコーダーにも対応するDVDレンズクリーナーや、映像付きビデオヘッドクリーナーのほか、MD、CD、DVなど、新ラインナップによる売り場づくりをここで改めて訴求していくとともに、そのための販促ツールやキャンペーンなどを行って、記録メディア市場を側面から応援していく考えだ。 MDでは好評の『BIT CLUB』を一新して10月から投入しているほか、等倍速から40倍速まであらゆる速度で安定した記録が可能なデータ用CD―R『タフネスCD―R』で幅広いユーザーニーズに対応していく。このほか、カセットテープ、DVなど、堅調に推移している市場に対しても、豊富な品揃えを確実に実売に結び付けていくことが重要であるとアピールしていた。
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