特集

営業部長の年末商戦
39人のキーマンが語る「展望と勝算」

ハーマンインターナショナル

豊富な新製品の話題のなかで

確実に実売に結び付けていく

ハーマンインターナショナル(株)
営業部
部長

大久保 仁氏

 「厳しい状況が続いているオーディオ業界ですが、ユーザーの心理を動かすような商品はヒットしています」と語る大久保氏。「JBLを中心とした今年の新製品は、ユーザーの購買意欲を喚起できる商品がラインナップされていると思っています」と付け加える。

 JBLのモニターシリーズは、スピーカーの定番と言っても良いほどの高い認知度を誇っている。その最高峰である4348は、新規需要だけでなく、4341から始まり、4344MkUへと受け継がれてきたのべ数万人にものぼるユーザーの買い替え需要が期待できる。Project K2の新製品となるS5800は、ピュアオーディオのユーザーと、ハイエンドシアターを目指すユーザーの両方にアピールできる商品。キャビネットは綺麗なハイグロス・ミラー仕上げ。仕上げが共通の同S9800WGも登場し、音と外観の美しさの両面が訴求できるモデルだ。さらにS2000、S1000といったミドルクラスのモデルも投入。ユニットに対する執拗なまでのこだわりは、JBLならではと言っても良いだろう。

 今回の新製品のなかでも異彩を放っているのがTZ―1シリーズ。「スリムなデザインながらも本格的なJBLサウンドが楽しめますので、2chからマルチチャンネルまで、幅広く対応できるモデルです。JBLブランドをより広く知っていただける商品として期待しています」。リアルウッド・キャビネットが美しい独創的なスタイリングは、一般のユーザーにも訴求力は絶大。プラズマテレビとの組み合わせもジャストフィットするが、最初から5・1chのセットで強引な訴求をせずに、2chからスタートする提案をしていきたい考えだ。また、マークレビンソンからハイエンドAVコントロールアンプのNo.40Lが登場する。マークレビンソンが作ると AV機器もここまでのレベルになるという世界最高峰のモデルだ。さらにハイエンドオーディオブランドのHALCROもdm10/8が発売になるなど、年末ころまでは次々に新製品の話題がのぼることになる。「オーディオではユーザーが違いの体験することが大きな購入動機となりますが、当社の新製品群はそのきっかけとして潜在需要を掘り起こす良いチャンスとしてご活用いただければと思います」と語っていた。

パイオニア
徳田敏夫氏
日立製作所
高橋憲二氏

 

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