特集

営業部長の年末商戦
39人のキーマンが語る「展望と勝算」

リコー

実用的で使いやすいデジカメを訴求

+RW/+−Rはより幅広い層を視野に

(株)リコー
パーソナル
マルチメディアカンパニー
マーケティングセンター
国内販売室 室長

岡田敏雄氏

 2002年のデジカメ国内需要は前年約3割アップの600万台を超えると考えており、最需要期である年末商戦も期待通りに推移すると考えている。特に今年は買い替え層も増える見込んだ、『使いやすさ』や『デザイン』が商品のポイントになると見ている。
このようななかで同社では、Caplio RR30を投入。「RR30は『生活取材カメラ』というコンセプトのもと、実際にデジタルカメラを使っているお客様の要望を機能に盛り込み、実用的で使い勝手の良いデジタルカメラです。プライベートだけでなく仕事でも使っていただきたいですね」というように、得意のマクロ撮影や世界最速のレリーズタイムラグ、リチウムイオンと単三乾電池が併用できるなど、20代後半から30代を中心に、初心者から買い替えユーザーまで幅広いニーズに対応できる内容になっている。

 10月下旬から12月末にかけて、新聞、一般雑誌ほかでの広告掲載を実施するほか、店頭での販促策として、7つのセールスポイントを訴求するツールを用意していく。

 一方、同社ではDVD+RW/ Rを積極的に推進しているが、この年末のDVD+RW関連ドライブは、前年比3〜4倍の需要があると見ている。4月に発売以来、記録型DVDドライブのトップシェアを維持しているMP5125Aは、バンドルソフトのバージョンアップ、DVD+VRフォーマットに対応するなどのリニューアルを10月に受けた。トップシェアをキープするとともに、+RW/ Rの普及拡大に努めていく考えだ。

 ターゲットユーザーは自作パソコンユーザーを中心としたハイエンドユーザーはもちろんだが、DVD+VRフォーマットに対応し、パソコンで動画を取り扱うニーズが増えてきていることから、ミドルクラスのユーザーにも訴求していきたいと考えている。

 記録型DVDは、使い方、規格ごとの特徴の違いなど、一般ユーザーにはわかり難い点が多い。しかし、「店頭でのプローモーションを中心にしてわかりやすく特徴を伝えていきたいと思います。そのなかでお客様のニーズにマッチした製品をお選びいただくよう働きかけていただければ、最終的には弊社製品の販促策につながると考えております」と、自信のほどがうかがえる。

ラックスマン
末吉達哉氏
 

 

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