富士通テンが、ホームオーディオ卵型スピーカーをいよいよ発売
左写真は512、右写真は左からA502,512,508PA |
富士通テンの音づくりの原点とは、「原音の忠実な再現」。新製品の卵型スピーカーはピアニストの指のタッチ、ヴォーカルの息づかいなど、音源に刻み込まれた原音の再生を限りなく追求したものである。それを実現させたのが、従来の周波数領域(Frequency Domain)に着目したオーディオ理論に加えて新製品開発に採用された時間領域(Time Domain)理論。これは、(株)タイムドメインの由井啓之社長が提唱する、音を形成する空気の振動について、その発生から消滅までの時間的な過程(音の波形の過程)を正しく再現し、限りなく原音に忠実に近付けるために生まれた理論である。
卵型スピーカーはその名のとおり、剛性が高く、ノイズのもととなる定在波や反射音の生じにくい卵型のエンクロージャーをもち、グランド・アンカー(巨大錘)を基点とし5本の支柱でユニットを支え不要な振動や反射音をふせぐフローティング構造を採用。 タイムドメイン理論にもとづくこれらの設計構造により、楽器の位置関係や広がり、奥行き、演奏者の息づかいまでもリアルに再生できる仕上がりとなった。
今回発売となるのは、上位モデルの12cm卵型スピーカー「512」、アンプ「A512」、普及モデルの8cmスピーカー2本&アンプのセット「508PA」、そしてスピーカースタンド「D1」。これらは、店頭とネットの利点を融合させた画期的な販売システム「ECLIPS TD ネットオーダーシステム」によって販売される。尚、この製品の広告キャラクターにはアーティスト、ブライアン・イーノが起用されており、この製品のタイトで正確な再生音についての驚きの声が寄せられている。
本日行われた新製品発表会では、12cm卵型スピーカー「512」とアンプ「A512」を用いたオーディオの2チャンネルシステム、「512」を用いた5.1チャンネルのホームシアターシステムで試聴が行われ、余計な味付けが一切排除されかっちりと締まった音、定位感のよさを実感することができた。特に5.1チャンネルシステムでは、映画のシーンごとに折り込まれた効果音のリアルな質感、空間がみごとに再現されていると感じられた。
今回の新製品販売システム「ECLIPS TD ネットオーダーシステム」と、予約キャンペーンについての詳細は別項目にてご紹介する。(Phile-web編集部)
関連リンク
トピック