ケーブルブランド探訪記(ノードスト編 その13)
Optix 75 Ohm Video Cables |
同モデルは、DVDや他の高品質映像用に新たに開発された製品で、ノードスト社独自のモノフィラメント構造を採用している。
絶縁体との接触を80%以下に押さえ、テフロンの圧延処理がされているモデルで、見た目は非常に細いケーブルながら、キャパシタンス、インダクタンスを低く押さえ、電送速度が光の86%にまで達しているので最高の画像品質を再現できるモデルとなっている。
また、同モデルはは4mmという直径で、ノードスト社独自のテフロン処理が施されているので、厳しいスペースでもインストールすることが可能。長い引き回しでも信号のロスが非常に少なく、30メートル時で、1メガヘルツ時:-0.9dB、5メガヘルツ時:-1.1dBとなっている。
なお、端末には金メッキ処理された高性能4ピンS端子を採用している。(季刊・オーディオアクセサリー編集部)
●ノードストブランドのプロフィール
米国のハイエンドオーディオメーカー、ノードストは現在、10種類以上のケーブルを提供している。NASAと共に宇宙開発プログラムで、ケーブルのテフロン圧延技術(ノードスト社特許)を開発し、この技術を民生用に移転し、オーディオケーブルとして新たに製品化したフラットラインケーブルが基調となっている。
●ノードストのケーブルの特徴
ノードスト社のケーブルは同じデザインに基づいている。拠り線構造による音の劣化、濁りを防ぐために単線を基本とし、長方形導体や、複層コーティングされた円形の導体を使用。テフロン圧延技術によりスキンエフェクトや磁気による音質の劣化も防ぐ。
この技術により、導体間の正確なスペーシング(距離)が得られ、結果としてインダクタンスやキャパシタンスを抑制することができる。信号の伝達速度は光の95%に達し、最高の音楽再生を実現させた。
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