ケーブルブランド探訪記(ノードスト編 その2)
S.P.M. REFERENCE Loudspeaker cable |
同モデルには片チャンネルあたり32本の8NOFC導体を使用され、端末はバイワイアリング加工も可能である。
スローエクストルージョン工法によるエネルギー感と、1ft当たりの電送速度が1.2ナノ秒という速度で、全く遅れのない見事な音の立ち上がりを再現するモデルとなっている。(季刊・オーディオアクセサリー編集部)
●ノードストブランドのプロフィール
米国のハイエンドオーディオメーカー、ノードストは現在、10種類以上のケーブルを提供している。NASAと共に宇宙開発プログラムで、ケーブルのテフロン圧延技術(ノードスト社特許)を開発し、この技術を民生用に移転し、オーディオケーブルとして新たに製品化したフラットラインケーブルが基調となっている。
●ノードストのケーブルの特徴
ノードスト社のケーブルは同じデザインに基づいている。拠り線構造による音の劣化、濁りを防ぐために単線を基本とし、長方形導体や、複層コーティングされた円形の導体を使用。テフロン圧延技術によりスキンエフェクトや磁気による音質の劣化も防ぐ。
この技術により、導体間の正確なスペーシング(距離)が得られ、結果としてインダクタンスやキャパシタンスを抑制することができる。信号の伝達速度は光の95%に達し、最高の音楽再生を実現させた。
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