アバド指揮による豪華なヴェルディ・オペラ名場面集が発売
「ジルヴェスター・コンサート」は毎年、大晦日の12月31日にベルリン・フィルハーモニー管弦楽団がベルリンのフィルハーモニーホールで開催している。「ジルヴェスター・コンサート2000」は、2001年のヴェルディ・イヤー(ヴェルディ没後100周年)の前年に当たっており、芸術監督のクラウディオ・アバドはその幕開けとして「ヴェルディ・オペラ名場面集」という企画である。
選ばれた曲目は「仮面舞踏会」「ドン・カルロス」「リゴレット」「椿姫」「ファルスタッフ」。演じるのはアンドレア・カルロス(ソプラノ)、ラモン・ヴァルガス(テノール)、ルーチョ・ガッロ(バリトン)などの名歌手が勢揃い。アバド指揮のベルリン・フィルをバックにヴェルディの音楽に秘められたドラマチックな情念、ペーソスを鋭利な音作りと緻密なアンサンブルで描き、息もつかせぬ演奏を楽しむことができる。
ベルリン・フィルの芸術監督として最後のアバドによる「ジルヴェスター・コンサート」という意味でも大変貴重な作品をぜひお楽しみいただきたい。(季刊・オーディオアクセサリー編集部)
【タイトル名】『ジルヴェスター・コンサート2000』
【音声トラック】リニアPCM/ドルビーデジタル5.1ch/DTS5.1ch
【品番】TDBA-0012
【価格】¥3,800(税抜き)
【発売日】2001年12月29日
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