ケーブルブランド探訪記(PAD編その1)
MIZUNOSEI インターコネクトケーブル |
PURIST AUDIO DESIGN(PAD)の歴史は1987年に始まる。創立者のジム・オッド氏は元油田探索会社の情報伝達技術者であり、ダイナマイトで爆破した海底の情報を船上に伝送する過程で、振動や電磁波の研究をすることになる。それが、リキッドジャケットという斬新でユニークな発想につながることとなる。この特殊な液体を注入するという構造を採用することで、固体のシールドではしきれない振動や電磁波を、より効果的に排除することができるのだ。その他、素材の超低温(クライオジェニックス)処理などさまざまな技術を応用させ、過去に類例を見ない斬新なケーブルの開発に成功し続けている。
第1回目は、PAD社の最もお求め安い価格のインターコネクトケーブル「ミズノセイ」をご紹介する。同モデルはPAD社の幅広いオーディオコンポーネンツ相互の理想的なインターフェイス としてコンピュータデザインされた。技術的には、生活環境に起因するEMI、RFIや振動を阻止するため流動体技術を採用。超高純度銅線を使用し、コンダクタや高品質合金コネクタにはクライオジェニクス (極低温処理)による物性処理が施されている。
PAD社のすべてのファクターを盛込みながら、リーズナブルなオーディオケーブルとして仕上がったミズノセイシリーズをぜひお試しいただきたい。(季刊・オーディオアクセサリー編集部)
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