ケーブルブランド探訪記(PAD編その9)
MAXIMUS(マキシマス)シリーズ |
このマキシマスは、カリフォルニア大学バークレー校の電子工学とコンピュータサイエンス部門によって 開発されたアナログシミュレーションプログラムS.P.I.C.E.3(スパイス3)を活用して設計した、 冶金の合金リターングラウンドワイヤを使った最初のケーブルである。
なお、このマキシマスシリーズにはインターコネクトケーブルとスピーカーケーブルがラインナップされている。ぜひお楽しみいただきたい。(季刊・オーディオアクセサリー編集部)
●PAD社のプロフィール
PURIST AUDIO DESIGN(PAD)の歴史は1987年に始まる。創立者のジム・オッド氏は元油田探索会社の情報伝達技術者であり、ダイナマイトで爆破した海底の情報を船上に伝送する過程で、振動や電磁波の研究をすることになる。それが、リキッドジャケットという斬新でユニークな発想につながることとなる。この特殊な液体を注入するという構造を採用することで、固体のシールドではしきれない振動や電磁波を、より効果的に排除することができるのだ。その他、素材の超低温(クライオジェニックス)処理などさまざまな技術を応用させ、過去に類例を見ない斬新なケーブルの開発に成功し続けている。
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