ケーブルブランド探訪記(AET編 その8 UR DG 75)
UR DG 75 \120,000/1m完成品 |
同モデルは次世代規格に準拠すべく、通常製品の約2倍もの容量を持つ大口径バリクラッドコア(複層構造導体)を採用し、大量の情報を高速で伝送させることができる。このコアは、特殊磁性体、銅、銀の3層構造になっており、最適化された伝送特性が、ハイサンプリング信号でも時間差歪みを起こさず、確実な伝送を実現する。
コアに対応する絶縁材としては、一般的な発泡材より各特性が優れる、焼結PTFE(ポリ テトラ フロロ エチレン)を採用し、高速に迫る高速リアルタイム伝送を実現。
また、信号伝送に重要な影響を与える電磁波ノイズを遮蔽すべく、10層にも渡るNBシールドを採用しノイズ真空状態での伝送を実現した。 NBシールドは、放射線すら遮蔽する高機能シールドで、従来考えられないほどの静寂感が実現できる
最後により精密な伝送のため、DCT処理を施すなど同社の技術を集結させたモデルとなっている。ぜひともお試しいただきたい。(季刊・オーディオアクセサリー編集部)
●AET社の概要
AET(Audio Equipment Technologyの略)は1981年にHCP(Highend Cable Products)として設立。80年代後半に発表した、ハイエンドホースシリーズが注目を集め、2001年度より社名をAETと改め、高度な低温処理技術を取り入れたラインナップが人気となった。2002年度にはアモルファス合金を採用したGAIA、URシリーズなどが誕生し、オーディオ分野や映像分野でハイエンドケーブルとして高い評価を得ている。
関連リンク
トピック