シャンリング・オーディオから真空管SACDプレーヤーが登場
SCD-T200 |
本製品は、同社の最先端を行くOEM製品の生産により培われた技術をベースにして開発されたこだわりの製品だ。ピックアップにはソニー製KHM-234AAA、SACDデコーダーには同じくソニー製のCXD2752Rチップを採用したほか、DAコンバーターは24bit/192KHzに対応しマルチビット方式とデルタシグマ方式を融合させた、独自のアドバンスド・セグメント方式を採用したバーブラウンPCM1738を搭載するなど高音質へのこだわりを随所に見せる。
真空管出力回路には数百MHzオーダーのUHF帯域用6N3チューブを使用。こちらは1940年代のWE396AやWE407A、およびそのモダンタイプである2C51や5670とも互換性を有し、それぞれに異なるサウンドを追求することが可能だ。本機はヘッドフォン出力にも独立した真空管出力を備え、ヘッドフォンでも手軽に真空管サウンドが楽しめる。6N3はそれぞれに2本ずつ合計4本を搭載している。
本機の個性的なデザインは、筐体表面の継ぎ目をなくしポリッシュ加工で仕上げられた強靱なステンレススチールの高さ62mm厚シャーシにより実現。高い剛性とともに、高周波ノイズを遮断する効果にも優れ、SN比の向上にも貢献している。
フロント中央にはオープンローディング方式のディスクランパーを配置。ブルーのLEDの照明を配した透明で硬質なアクリル製リッドが採用されている。また、シャーシの四隅に配置されたアルミ製のタワーバーは、筐体の微振動を効果的にアースし、それに続く真鍮に金メッキを施した4つの足はそれぞれに高さ調節が可能である。付属のスパイク型のフットに付けかえることにより、フロント側2点、またはリア側2点による3点支持を実現している。
【問い合わせ先】
コンチネンタル ファーイースト(株)
TEL/03-3583-8451
(Phile-web編集部)
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