B&Wからヒットモデル「CM1」のトールボーイ版「CM7」とセンター「CMC」が登場

公開日 2006/09/06 18:15
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(株)マランツ コンシューマー マーケティングは、英B&Wのスピーカーシステム「CM7」と「CMC」の2機種を2007年1月に発売する。本日開催された、マランツのオーディオ新製品内覧会で明らかにされた。

発売するのは以下の2機種。いずれも、ウェンジ/ローズナット/メープルの3色を用意する。

 ・トールボーイスピーカー「CM7」¥121,800(1本・税込)
 ・センタースピーカー「CMC」¥91,350(1本・税込)
 
2機種とも、世界中でヒットを続けているブックシェルフ「CM1」(製品データベース)の基本設計や開発思想を継承したモデル。発売が来年と遅くなるのは、「CM1が世界中で売れすぎて、まだ市場に導入できていない地域さえある。このため量産に入る時期が遅れた」(同社 商品企画部の澤田龍一氏)のが原因という。発売後は、CM1と組み合わせて5.1chシステムを構築することが可能になる。なお、CMシリーズ専用のサブウーファーの発売予定はないという。

■CM7

CMシリーズでサラウンドシステムを組むことができるようになる

CM7は完全3ウェイのバスレフ型スピーカー。「通常、このクラスのスピーカーには2.5ウェイを採用することが多かったが、今回は3ウェイを採用した。」(澤田氏)。

トールボーイスピーカー「CM7」

ネットを装着したところ

トゥイーターはノーチラスチューブ付きの25mmアルミニウム合金ドーム型で、超低f0のサスペンションや王冠型のボイスコイルボビンを搭載。さらに磁気回路に銅ショートリングを装着する。

ミッドレンジは「B&W最速」というハイスピードユニット

底面にはスパイクを装備

CM7の最大のポイントが、新開発したミッドレンジユニット。800シリーズと同じFSTケブラーコーンを搭載した13cmのユニットで、磁気回路に銅キャップを装着。亜鉛ダイキャストフレームを採用する。澤田氏は「とにかくハイスピード。B&Wの中で最速のユニットではないか」と説明する。

ウーファーも新開発の16.5cmペーパー/ケブラーコーン型で、フレームは亜鉛ダイキャスト。「ミッドレンジがあまりに高速だからついていけないのではないかと心配したが、ペーパー/ケブラーを非常に薄くすることで高速化した」(澤田氏)。

CM7のトゥイーター

同じくミッドレンジユニット

また、B&Wの特徴であるバスレフダクト「フローポート」も採用する。再生周波数帯域は34Hz~50kHz(-6dB)で、クロスオーバー周波数は350Hz/4kHz。出力音圧レベルは88dB(2.83V/1m)。

■CMC

2ウェイバスレフ型のセンタースピーカー。CM7と同じ25mmのアルミドームトゥイーターと、CM1と同様の13cmケブラーコーン・ミッド/ウーファーを装備する。ただし、どちらも防磁加工を新たに施している。

センタースピーカー「CMC」

CMCのスピーカー端子部。フローポートも見える

再生周波数帯域は45Hz~50kHz(-6dB)で、クロスオーバー周波数は4kHz。出力音圧レベルは85dB(2.83V/1m)。

【問い合わせ先】
B&W セールス&マーケティング
TEL/03-3719-3481

(Phile-web編集部)

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