<高橋敦のTIAS2006>魅力のオールインワン&コンパクト機に注目
既報の通り、ユキムブースで展示・デモされているAURAのオールインワンシステム「note」が注目を集めているが、今回は他にも各ブース/ブランドにて、オールインワンシステムやコンパクトシステムが多数展示されている。
オールインワン・コンパクトシステムは、現時点での導入のしやすさもあるが、いずれ例えば寝室用に転用したりお子さんに譲ったりと、将来的な使い回しのよさも魅力である。見た目のおしゃれさは購入時の家人の説得にも好材料だ。
まずはやはりそのAURA「note」だが、概要・機能的なところは既報(関連ニュース)の通り。そしてその筐体の美しさは写真の通り…と言いたいところだが、鏡面仕上げとアクリルトップの輝きや映り込みの美しさは写真に収めるのが難しく、実物を見てもらうしかない。
ELACのコンパクトスピーカーと組み合わせての音もなかなか。往年の名機「VA-50」からそのまま受け継いだアンプ部は、担当の方が「“いまどき”MOS-FETシングルプッシュプル」と強調するほどある意味で懐古的なものだが、しかしDACなど周辺回路は最新。音は古臭くない。かといって今時のクリアさとはやはり異なり、程よい味わいを残すといった感じだろうか。
ARCAM(デノンラボ)とLINN(リンジャパン)もオールインワン機をラインナップしており、今回も展示している。共にCD・FM/AM・アンプという構成の製品だ。
こちらは機能的にも外観的にもnoteほど独特な製品ではなく、両社の流れに沿った中でのベーシックなオールインワン機である。今回音は聴けなかったが、両者それぞれの方向性やクオリティは維持されていると考えてよいだろう。
オールインワンではないがコンパクトシステムとして注目を集めているのが、先日発表されたばかりのデノンのFM/AM搭載プリメイン「PMA-CX3」とプレイヤー「DCD-CX3」の「CX」シリーズ。
形状のみならず、仕上げや色合いなど、国産機としては確かに今までになかったタイプだ。デザインにもヨーロピアンテイストを導入している最近のデノンスピーカー製品と並べても、違和感がない。
コンパクトシステムといえばAUDIO ANALOGUEの「PRIMO」シリーズ。ナスペックブースに全製品が勢揃いしている。こちらはこれ以上削りようがないというシンプルなデザインだ。
オールインワンタイプの「ENIGMA」も並べられている。プリ部に6DJ8真空管、パワー部にはハイエンドでの採用例も多いパワーICを採用したハイブリッド構成。電源部も贅沢な仕様になっており、PRIMOシリーズに劣らぬ魅力を放っている。
(高橋 敦)
TIAS2006report
オールインワン・コンパクトシステムは、現時点での導入のしやすさもあるが、いずれ例えば寝室用に転用したりお子さんに譲ったりと、将来的な使い回しのよさも魅力である。見た目のおしゃれさは購入時の家人の説得にも好材料だ。
まずはやはりそのAURA「note」だが、概要・機能的なところは既報(関連ニュース)の通り。そしてその筐体の美しさは写真の通り…と言いたいところだが、鏡面仕上げとアクリルトップの輝きや映り込みの美しさは写真に収めるのが難しく、実物を見てもらうしかない。
ELACのコンパクトスピーカーと組み合わせての音もなかなか。往年の名機「VA-50」からそのまま受け継いだアンプ部は、担当の方が「“いまどき”MOS-FETシングルプッシュプル」と強調するほどある意味で懐古的なものだが、しかしDACなど周辺回路は最新。音は古臭くない。かといって今時のクリアさとはやはり異なり、程よい味わいを残すといった感じだろうか。
ARCAM(デノンラボ)とLINN(リンジャパン)もオールインワン機をラインナップしており、今回も展示している。共にCD・FM/AM・アンプという構成の製品だ。
こちらは機能的にも外観的にもnoteほど独特な製品ではなく、両社の流れに沿った中でのベーシックなオールインワン機である。今回音は聴けなかったが、両者それぞれの方向性やクオリティは維持されていると考えてよいだろう。
オールインワンではないがコンパクトシステムとして注目を集めているのが、先日発表されたばかりのデノンのFM/AM搭載プリメイン「PMA-CX3」とプレイヤー「DCD-CX3」の「CX」シリーズ。
形状のみならず、仕上げや色合いなど、国産機としては確かに今までになかったタイプだ。デザインにもヨーロピアンテイストを導入している最近のデノンスピーカー製品と並べても、違和感がない。
コンパクトシステムといえばAUDIO ANALOGUEの「PRIMO」シリーズ。ナスペックブースに全製品が勢揃いしている。こちらはこれ以上削りようがないというシンプルなデザインだ。
オールインワンタイプの「ENIGMA」も並べられている。プリ部に6DJ8真空管、パワー部にはハイエンドでの採用例も多いパワーICを採用したハイブリッド構成。電源部も贅沢な仕様になっており、PRIMOシリーズに劣らぬ魅力を放っている。
(高橋 敦)
TIAS2006report
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