<ハイエンドショウ>Sルーム総覧 − 静電気除去装置やトルク調整デモなど個性溢れる展示
本日11日より、「ハイエンドショウトウキョウ2007スプリング」が東京・有楽町にて開催されている。毎年秋に開催されている本イベントだが、本年は春と秋の2回にわたって行われる。
本項ではSルームの展示についてお伝えしよう。
■ORB ジェーエイアイ(株)
ジェーエイアイのブースでは、オーディオケーブルや電源タップなどの製品を展示している。
なかでも注目なのは、今月末から発売される携帯型静電気除去装置「SN-02」だ。本機は高電圧放電により生成されたイオンをファンで送り出し、帯電した静電気を中和・除去するというもの。プラス/マイナスイオンをバランスよく生成し、アナログディスクやCD、プレーヤーやケーブルなどの静電気を10秒ほどで除去できるという。
電源は単三乾電池4本。価格は47,250円(税込)。
また、5月18日より発売される電源タップ「HT-8GG」も展示されていた。本製品は、2層金メッキを施したバスバーでインレット - コンセント間を接続しているのが特徴。剛性の高い7mm厚の特殊スチール筐体と5mm厚のアルミフロントパネルを採用し、制振性に優れている。
■TRN
TRNのブースでは、真空管式ステレオアンプ「TRN Super12」が展示されている。
同社説明員は「オーソドックスな回路構成を採用した、『基本中の基本』を押さえた製品。電源回路に整流管を使用し、徹底して真空管にこだわった作りとなっている。トランス部はそれぞれ独立。ボリューム調節も左右独立で行うことができる。126,000円(税込)という価格以上のコストパフォーマンスを実現している」と製品の出来栄えに自信を見せる。レッド、ワインレッド、ベージュなど6色のカラーバリエーションを揃え、インテリア性を高めている点も特徴だ。
■トルクマネージメントシステムプロジェクト
トルクマネージメントシステムのブースでは、スピーカーのネジを調整することで音の改善を図るというユニークなプロジェクトのデモを試聴することができる。
同社説明員は「オーディオ機器はしばしば楽器に例えられる。楽器は演奏の前に必ずチューニングをするが、トルク調整はスピーカーにとってのチューニングに当たるもの」と説明。締まりすぎたり緩すぎたりしているネジをバランスよく調整(トルク調整)することで物性や音質を管理し、機器の性能を引き出すのだという。調整結果が全て数値化され、何度でも再現可能な点も特徴だ。
同社ブースではこの実験の模様を収めたDVDも配布されており、自宅でじっくりと違いを聴き比べることもできる。
■(有)アレグロ
アレグロのブースでは、独MILLENIUM AUDIO VISION社の製品を中心に展示が行われている。カーボンファイバーを使用したターンテーブルマット「M-MAT」や、ピアノの鍵盤のハンマーに使用されている天然ウールのフェルトを使用したターンテーブルマット「M-FELT-MAT」などを見ることができる。
今夏発売予定のスタビライザーも参考出品されていた。本製品は石英系の砂とカーボンの相乗効果により吸振性を向上させているという。
■(株)ネットスタッフ
ネットスタッフのブースでは、インフラアコースティック社のアナログベース「AN0604」が展示されている。価格は300,000円(税込)。
本製品は最適荷重が10Kg〜30Kgと、比較的軽量のプレーヤーでも最大限の効果を発揮できるのが特徴だ。上面板には剛性の高いフロートガラスを使用。コア材にはスチール・ハニカム、下面板にはスチールを使用している。付属のインシュレーターで遮ることができない10Hz以下の外部振動を低減し、再生音の質を向上させるという。
同社ブースでは、AN0604使用時/非使用時の音の違いを聴き比べることもできる。
■(有)アートクルー
アートクルーのブースでは、JBLのスピーカー「DD66000」専用のスタンド「AC-DD66000」などを展示している。
AC-DD66000は骨組みに桜材を使用し、内部に玉石と焼き上げた川砂を充填。内部を分割せず全方向に振動をアースする構造となっている。スピーカーのインシュレーター部にあたる部分には、垂直に100mm角の桜材を用い、重量と音圧を受け止めるという。
突き板はスピーカーの色に合わせて指定することが可能。高さは特注。価格は300mmが280,000円(税込)、250mmが260,000円(税込)、200mm以下が240,000円(税込)だ。受注後約3週間で納品される。
■シーエスエムマーケティングコーポレーション
シーエスエムマーケティングコーポレーションのブースでは、米ROGUE AUDIO社の真空管アンプなどが展示されている。
15年前に創立されたROGUE AUDIO社の製品は全て米国内で生産されている。今回展示されている真空管プリアンプ「Metis(メティス)」は、6SN7真空管2本をラインステージに配置。真空管ステレオパワーアンプ「Stereo90」は、4本のKT88/6550真空管をプッシュプル駆動。出力は90W+90Wだ。幅や高さ、厚みのある音の再生が可能だという。
(Phile-web編集部)
本項ではSルームの展示についてお伝えしよう。
■ORB ジェーエイアイ(株)
ジェーエイアイのブースでは、オーディオケーブルや電源タップなどの製品を展示している。
なかでも注目なのは、今月末から発売される携帯型静電気除去装置「SN-02」だ。本機は高電圧放電により生成されたイオンをファンで送り出し、帯電した静電気を中和・除去するというもの。プラス/マイナスイオンをバランスよく生成し、アナログディスクやCD、プレーヤーやケーブルなどの静電気を10秒ほどで除去できるという。
電源は単三乾電池4本。価格は47,250円(税込)。
また、5月18日より発売される電源タップ「HT-8GG」も展示されていた。本製品は、2層金メッキを施したバスバーでインレット - コンセント間を接続しているのが特徴。剛性の高い7mm厚の特殊スチール筐体と5mm厚のアルミフロントパネルを採用し、制振性に優れている。
■TRN
TRNのブースでは、真空管式ステレオアンプ「TRN Super12」が展示されている。
同社説明員は「オーソドックスな回路構成を採用した、『基本中の基本』を押さえた製品。電源回路に整流管を使用し、徹底して真空管にこだわった作りとなっている。トランス部はそれぞれ独立。ボリューム調節も左右独立で行うことができる。126,000円(税込)という価格以上のコストパフォーマンスを実現している」と製品の出来栄えに自信を見せる。レッド、ワインレッド、ベージュなど6色のカラーバリエーションを揃え、インテリア性を高めている点も特徴だ。
■トルクマネージメントシステムプロジェクト
トルクマネージメントシステムのブースでは、スピーカーのネジを調整することで音の改善を図るというユニークなプロジェクトのデモを試聴することができる。
同社説明員は「オーディオ機器はしばしば楽器に例えられる。楽器は演奏の前に必ずチューニングをするが、トルク調整はスピーカーにとってのチューニングに当たるもの」と説明。締まりすぎたり緩すぎたりしているネジをバランスよく調整(トルク調整)することで物性や音質を管理し、機器の性能を引き出すのだという。調整結果が全て数値化され、何度でも再現可能な点も特徴だ。
同社ブースではこの実験の模様を収めたDVDも配布されており、自宅でじっくりと違いを聴き比べることもできる。
■(有)アレグロ
アレグロのブースでは、独MILLENIUM AUDIO VISION社の製品を中心に展示が行われている。カーボンファイバーを使用したターンテーブルマット「M-MAT」や、ピアノの鍵盤のハンマーに使用されている天然ウールのフェルトを使用したターンテーブルマット「M-FELT-MAT」などを見ることができる。
今夏発売予定のスタビライザーも参考出品されていた。本製品は石英系の砂とカーボンの相乗効果により吸振性を向上させているという。
■(株)ネットスタッフ
ネットスタッフのブースでは、インフラアコースティック社のアナログベース「AN0604」が展示されている。価格は300,000円(税込)。
本製品は最適荷重が10Kg〜30Kgと、比較的軽量のプレーヤーでも最大限の効果を発揮できるのが特徴だ。上面板には剛性の高いフロートガラスを使用。コア材にはスチール・ハニカム、下面板にはスチールを使用している。付属のインシュレーターで遮ることができない10Hz以下の外部振動を低減し、再生音の質を向上させるという。
同社ブースでは、AN0604使用時/非使用時の音の違いを聴き比べることもできる。
■(有)アートクルー
アートクルーのブースでは、JBLのスピーカー「DD66000」専用のスタンド「AC-DD66000」などを展示している。
AC-DD66000は骨組みに桜材を使用し、内部に玉石と焼き上げた川砂を充填。内部を分割せず全方向に振動をアースする構造となっている。スピーカーのインシュレーター部にあたる部分には、垂直に100mm角の桜材を用い、重量と音圧を受け止めるという。
突き板はスピーカーの色に合わせて指定することが可能。高さは特注。価格は300mmが280,000円(税込)、250mmが260,000円(税込)、200mm以下が240,000円(税込)だ。受注後約3週間で納品される。
■シーエスエムマーケティングコーポレーション
シーエスエムマーケティングコーポレーションのブースでは、米ROGUE AUDIO社の真空管アンプなどが展示されている。
15年前に創立されたROGUE AUDIO社の製品は全て米国内で生産されている。今回展示されている真空管プリアンプ「Metis(メティス)」は、6SN7真空管2本をラインステージに配置。真空管ステレオパワーアンプ「Stereo90」は、4本のKT88/6550真空管をプッシュプル駆動。出力は90W+90Wだ。幅や高さ、厚みのある音の再生が可能だという。
(Phile-web編集部)
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