<TIAS2008:ステラヴォックス/ゼファン>GOLDMUNDのiPodトラポ登場 − 約4,000万円の超弩級パワーアンプも
米Wadiaが発売した、デジタル出力対応のiPodドック「Wadia 170 iTransport」は、高級オーディオブランドがiPod周辺機器を発売したことで話題となったが、ステラヴォックスのブースでは、ハイエンド中のハイエンドブランドとして知られるスイス・GOLDMUNDのiPodトランスポート/プレーヤーが登場した。
■GOLDMUNDのiPodトランスポート/プレーヤーが登場
製品名は、デジタル出力のみを行うモデルが「iEIDOS Transport」で、予価は102,900円(税込)。12月に発売される予定。また、デジタル出力に加えてDACを内蔵し、アナログ出力も行える「iEIDOS Player」は予価207,900円で、2009年の発売を予定する。対応iPodはiPod Video/Classic/Touch/nano 1G〜3G、iPhone 3G。
なお、展示されていた製品はプロトタイプで、サイズやデザインは変更される可能性がある。
両機とも、Apple社のライセンスを得て、iPodからデジタルデータを直接出力することが可能。出力は44.1kHz/16ビット、もしくは48kHz/16ビットで行い、内部に搭載された独自のバッファーテクノロジーにより、ジッターを抑えたデジタルデータを出力できるという。デジタル出力はRCA/XLRを各1系統装備する。
また両機はBNCのワードクロック入力端子を装備し、さらにジッターを低減することも可能。またサンプリングレートは44.1/48/96/192kHz、データ長は16/20/24ビットに対応しており、将来、iPodがアップデートされた場合にも対応できるよう設計を行っている。
操作はアップル純正の「Apple Remote」で行える。また、接続しているあいだにiPodの充電も可能。オプションで高音質タイプの強化電源も用意し、予価52,500円(税込)で販売を行う見込み。
「iEIDOS Player」は、ダイナミックレンジ130dBの、同社独自の「Alizeテクノロジー」採用DACを内蔵し、高品位なアナログ出力が可能。デジタル出力部分は「iEIDOS Transport」と共通で、アナログ出力はRCAとなる。
両機の外形寸法は120W×43H×90Dmm。質量はトランスポートが1.5kg、プレーヤーが2.5kgとなる。
■約4,000万円、5,000W出力の超弩級パワーアンプ「TELOS 5000」
GOLDMUNDで注目なのはiPodトラポ/プレーヤーだけではない。同社パワーアンプ“TELOS"シリーズのフラグシップモデル「TELOS 5000」が発表された。価格は何と39,900,000円(ペア/税込)というから、まさに超弩級モデルだ。世界限定20ペアの生産・販売を行うという。
継続最大出力は、2Ω時で5,000W。8Ω時では1,250Wというから、そのドライブ能力はまさに桁違い。この大出力を測定限界以下の歪率で実現するため、3年の開発期間が必要だったという。
入力回路は4つのA級モジュールを使用した完全新設計のもので、出力回路には、本機用に調整された新設計のMOS-FETを実に72個使用。しかも、この72個のMOS-FETの特性を完全に揃えるため、選別使用しているのだという。
電源部も超強力。トランスブロックは、特注のセパレートトランスを16個使用し、10,000Wの電力を瞬時に供給可能。
外形寸法は470×390×940mm。同社初のタワー型筐体を採用し、サイドには巨大な冷却用のヒートシンクを搭載する。質量は1チャンネルあたり260kgに達する。
そのほかGOLDMUNDでは、パワーアンプの新製品「TELOS 1000」も披露された。
■オリジナルノーチラスの開発者が「G1 GIYA」を解説
ステラヴォックスブースでは、6月に日本で発表会が行われた、南アフリカ・VIVID Audioのハイエンドスピーカー「G1 GIYA」(関連ニュース)も強力にアピールしている。本機を設計したローレンス・ディッキー氏も来日し、ユニットなどを来場者に見せながら、本機の技術解説を自ら行っている。ディッキー氏はB&W在籍時にオリジナルノーチラスの開発に携わったことでも有名で、G1 GIYAもその特異なフォルムに、オリジナルノーチラスとの類似性を見ることができる。
■ハイエンドブランドの新商品を紹介したゼファン
ゼファンブースでは、JOBのモノラルパワーアンプ「150 Te」(399,000円/ペア)など手頃なシステムから、AUDIO MACHINAの「The PURE System」(4,410,000円/ペア)、VIOLAやAESTHETIXのハイエンド機器まで幅広く紹介している。
新製品としては、AESTHETIXからプリアンプ「Callisto Eclipse」(4,147,500円)やフォノプリアンプ「lo Eclipse」(3,937,500円)が登場。またVIOLAからは、プリアンプ「SPIRITO II」(予価6,090,000円)などが紹介された。
(Phile-web編集部)
■GOLDMUNDのiPodトランスポート/プレーヤーが登場
製品名は、デジタル出力のみを行うモデルが「iEIDOS Transport」で、予価は102,900円(税込)。12月に発売される予定。また、デジタル出力に加えてDACを内蔵し、アナログ出力も行える「iEIDOS Player」は予価207,900円で、2009年の発売を予定する。対応iPodはiPod Video/Classic/Touch/nano 1G〜3G、iPhone 3G。
なお、展示されていた製品はプロトタイプで、サイズやデザインは変更される可能性がある。
両機とも、Apple社のライセンスを得て、iPodからデジタルデータを直接出力することが可能。出力は44.1kHz/16ビット、もしくは48kHz/16ビットで行い、内部に搭載された独自のバッファーテクノロジーにより、ジッターを抑えたデジタルデータを出力できるという。デジタル出力はRCA/XLRを各1系統装備する。
また両機はBNCのワードクロック入力端子を装備し、さらにジッターを低減することも可能。またサンプリングレートは44.1/48/96/192kHz、データ長は16/20/24ビットに対応しており、将来、iPodがアップデートされた場合にも対応できるよう設計を行っている。
操作はアップル純正の「Apple Remote」で行える。また、接続しているあいだにiPodの充電も可能。オプションで高音質タイプの強化電源も用意し、予価52,500円(税込)で販売を行う見込み。
「iEIDOS Player」は、ダイナミックレンジ130dBの、同社独自の「Alizeテクノロジー」採用DACを内蔵し、高品位なアナログ出力が可能。デジタル出力部分は「iEIDOS Transport」と共通で、アナログ出力はRCAとなる。
両機の外形寸法は120W×43H×90Dmm。質量はトランスポートが1.5kg、プレーヤーが2.5kgとなる。
■約4,000万円、5,000W出力の超弩級パワーアンプ「TELOS 5000」
GOLDMUNDで注目なのはiPodトラポ/プレーヤーだけではない。同社パワーアンプ“TELOS"シリーズのフラグシップモデル「TELOS 5000」が発表された。価格は何と39,900,000円(ペア/税込)というから、まさに超弩級モデルだ。世界限定20ペアの生産・販売を行うという。
継続最大出力は、2Ω時で5,000W。8Ω時では1,250Wというから、そのドライブ能力はまさに桁違い。この大出力を測定限界以下の歪率で実現するため、3年の開発期間が必要だったという。
入力回路は4つのA級モジュールを使用した完全新設計のもので、出力回路には、本機用に調整された新設計のMOS-FETを実に72個使用。しかも、この72個のMOS-FETの特性を完全に揃えるため、選別使用しているのだという。
電源部も超強力。トランスブロックは、特注のセパレートトランスを16個使用し、10,000Wの電力を瞬時に供給可能。
外形寸法は470×390×940mm。同社初のタワー型筐体を採用し、サイドには巨大な冷却用のヒートシンクを搭載する。質量は1チャンネルあたり260kgに達する。
そのほかGOLDMUNDでは、パワーアンプの新製品「TELOS 1000」も披露された。
■オリジナルノーチラスの開発者が「G1 GIYA」を解説
ステラヴォックスブースでは、6月に日本で発表会が行われた、南アフリカ・VIVID Audioのハイエンドスピーカー「G1 GIYA」(関連ニュース)も強力にアピールしている。本機を設計したローレンス・ディッキー氏も来日し、ユニットなどを来場者に見せながら、本機の技術解説を自ら行っている。ディッキー氏はB&W在籍時にオリジナルノーチラスの開発に携わったことでも有名で、G1 GIYAもその特異なフォルムに、オリジナルノーチラスとの類似性を見ることができる。
■ハイエンドブランドの新商品を紹介したゼファン
ゼファンブースでは、JOBのモノラルパワーアンプ「150 Te」(399,000円/ペア)など手頃なシステムから、AUDIO MACHINAの「The PURE System」(4,410,000円/ペア)、VIOLAやAESTHETIXのハイエンド機器まで幅広く紹介している。
新製品としては、AESTHETIXからプリアンプ「Callisto Eclipse」(4,147,500円)やフォノプリアンプ「lo Eclipse」(3,937,500円)が登場。またVIOLAからは、プリアンプ「SPIRITO II」(予価6,090,000円)などが紹介された。
(Phile-web編集部)