<TIAS2008:リン>新スピーカー「KLIMAX 350」披露/ネットワークオーディオの魅力を伝える“DSシリーズ”デモも

公開日 2008/10/04 15:43
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ガラス棟6F G603/604 (株)リンジャパンのブースでは、リンの「DSシリーズ」を中心に展示を行っている。

KLIMAX 350を使用して試聴が行われているリンのブース

今回は、この10月中の発売を予定している新スピーカー「KLIMAX 350」「KLIMAX 320」が初公開された。

「KLIMAX 350」は、同社「ARTIKULAT 350」(製品データベース)を基本に、3ウェイアレイの材質を見直した5ウェイフロア型スピーカー。価格はペアで420万円(税込)となる。またクロスオーバーの見直しなども行い、全体的なダイナミクスの改善を行った。

KLIMAX 350

クアドラワイヤリングに対応する

アクティブ駆動式の2つのウーファーには、サーボセンサーを搭載。低域再生の際の振動を高精度に制御し、くっきりした音像を描き出すことができるという。

なおアンプを搭載したアクティブタイプの「KLIMAX 350A」も用意している。こちらはペアで714万円(税込)。

また、4ウェイブックシェルフ型の「KLIMAX 320A」も登場した。こちらも10月中の発売予定で、アクティブタイプのみの用意。価格はペアで378万円だ。本体カラーはメープル/チェリー/ローズナット/ブラックのほか、日本オリジナルとなるグレーも用意している。

KLIMAX 320Aは日本限定カラー「グレー」を用意

また、ネットワークミュージックプレーヤー“DSシリーズ”の、「KLIMAX DS」「MAJIK DS」「AKURATE DS」「Sneaky Music DS」も出展し、デモを行っていた。

KLIMAX DS

MAJIK DS


AKURATE DS

Sneaky Music DS
“DSシリーズ”は、イーサネット端子から入力した、LAN HDD(NAS)内などに蓄えた音楽データをストリーミング再生することが可能。コントロールプロトコルはUPnPで、同規格に対応したUMPCをリモコン代わりに使用することなどもできる。サポートフォーマットはWAV/FLAC/MP3で、アップルロスレスにも対応を果たした。

PCに専用プレイリスト管理ソフト「Linn Gui」をインストール。ソフトウェア上であらかじめ作ったプレイリスト(1プレイリストにつき1,000曲登録可能)を再生する。再生したい曲をプレイリストに追加しておくことで、本体の操作ボタンや付属のリモコンで曲の再生を行うことができる設計だ。

PC用のプレイリスト管理ソフト「Linn Gui」を使用して再生曲を管理できる

本体に1,000曲分のプレイリスト情報をプールしておくことができるため、PCの電源を落としたあとでも、DSシリーズからNASに直接アクセスし、各機でプレイリストの音楽を聴くことが可能だという。また5〜7秒分のバッファを持っているため、トラフィックが混んでいる際も途切れなく再生することができるという。

リンの故郷イギリスでは、ネットワークオーディオが普及しているとのこと。複数の部屋で音楽を共有することができるほか、インターネットからダウンロードした音楽も高音質で再生できるのが特徴。また、リッピングしたデジタルデータを再生するため、CDなどのディスクのように、読み取り時のピックアップエラーに左右されず、安定した再生が可能なのも利点だという。特に「Sneaky Music DS」はアンプを内蔵しているため、パソコンとNASとスピーカーにつなげばすぐ楽しむことができる手軽さも魅力だ。

そのほか会場にはアナログプレーヤー「MAJIK LP12」など同社の銘機が多数集結している


(Phile-web編集部)

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