伝説のLC-OFCカンタムを特別に復刻生産した、第一弾モデル

オヤイデ、LC-OFCカンタム導体のRCAケーブル「QAC-212R」を発売

公開日 2008/11/21 09:34 季刊・オーディオアクセサリー編集部
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(株)小柳出電気商会は、導体にLC-OFCカンタムを採用したRCAケーブル「QAC-212R」を11月20日より新発売した。


「QAC-212R」
製品の概要は以下の通り。

・¥9,555/0.7mペア(税込)
・¥10,290/1.0mペア(税込)
・¥11,025/1.3mペア(税込)
※ケーブル延長は、0.5m増す毎に¥1,260(税込)追加
・ケーブルのみ切り売り(QAC-212)¥1,260/m(税込)

「QAC-212R」は、LC-OFCカンタムケーブルの大ヒット作、日立電線のQAX-112をベースに、オヤイデのエッセンスでブラッシュアップを図った待望のモデル。導体とシールドにLC-OFCカンタムを採用し、外部シースにはRoHS基準を満たす素材を新採用。プラグにはオヤイデ電気のオリジナル開発品を装着し、LC-OFCカンタムの魅力を生かしながら、現代に進化させたケーブルとなっている。

プラグは、オリジナルのロジウムメッキRCAプラグ。信号の伝送面積を確保するためセンターピンはチューブ構造とし、欧州RoHS指令をクリアした真鍮製のプラグ本体を採用。内部絶縁材には、誘電率の低いPTFE(テフロン)を採用して伝送ロスが軽減されている。(オヤイデ電気は国産にこだわり、部材調達から精密加工まで、すべてが日本国内で実施されている)

LC-OFCカンタムのケーブル製品は、80〜90年代にオーディオ&AVファンから絶大な支持を得ていたが、2000年代に入って間もなく日立電線のオーディオケーブルからの撤退で入手不可能になってしまっていた。しかし、ユーザーからの数多くの復刻の要望を受けていたオヤイデ電気では、日立電線にLC-OFCカンタムの再生産を依頼。特別に生産されたLC-OFCカンタムを用いて完成された第一弾モデルが、「QAC-212R」である。

LC-OFCは、Linear Crystal Oxygen-Free Copperの略で、線形結晶導体と呼ばれる。1983年に日立電線が開発した高品位マテリアルで、銅結晶を巨大化して引き延ばす製法によって、結晶粒界を限りなく排除している。それにさらに進化を加え、粒界に存在したガス成分(主に水素)を極限まで除去した、クラス1純度の素材がLC-OFCカンタム。

なお、このケーブルの試聴レポート記事とLC-OFCカンタムの解説記事が『季刊・オーディオアクセサリー131号』(11月21日発売)に掲載されているのでご参考にしていただきたい。

【問い合わせ先】
(株)小柳出電気商会
TEL/03-5684-2151

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  • ジャンルRCA/BNCオーディオケーブル
  • ブランドOYAIDE
  • 型番QAC-212R
  • 発売日2008年11月20日
  • 価格¥9,555/0.7mペア(税込)
●導体:LC-OFCカンタム(LC-OFCクラス1の撚線) ●線径:0.5Sq(50/0.12) ●構造:2芯シールド構造 ●絶縁体:PE(ポリエチレン) ●内部シース:LDPE(低密度ポリエチレン) ●シールド:LC-OFCカンタム(0.12素線216本からなる編組)、シールド密度90%以上 ●外部シース:PbフリーPVC ●外径:9.7mm ●最大導体抵抗:34Ω/km(at20度) ●最大絶縁抵抗:1,000MΩ/km(at20度) ●静電容量:50pF/m ●RCAプラグ:RoHS指令対応真鍮0.5μロジウムメッキ オリジナル