サブウーファーとスピーカースタンドも

フォステクス、“GXシリーズ”第2弾のトールボーイ「GX103」など4製品を発売

公開日 2009/09/29 20:01 Phile-web編集部
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フォステクス カンパニーは、トールボーイ型の「GX103」など普及価格帯の“GXシリーズ”の新モデル2製品とアクティブサブウーファー「CW200A」、およびスピーカースタンド「SG600」の計4製品を10月中旬より発売する。

■GXシリーズ
GX103 131,250円(1台・税込)
GX102 78,750円(1台・税込)

GX103

GX102

Gシリーズのモニター思想を継承しながらも普及価格帯を実現した“GXシリーズ”の第2弾モデル。トールボーイの「GX103」とブックシェルフの「GX102」を揃え、カラーはダークブラウン、ワインレッド、ハニーイエローの3色で展開される。なお、両機種とも今年2月に行われたA&Vフェスタ2009にてプロトタイプが参考展示されていた(関連ニュース)。

リング形ネオジム・マグネットをダブル使用した小型高磁力磁気回路による小型高性能20mmマグネシウム合金・リッジドーム・トゥイーターを新開発して搭載。これにより、同じ帯域を受け持つ2つのウーファーの距離を極限まで近付けることに成功し、複数ウーファーの干渉による音のにじみの低減と、自然な音場の広がりを実現したという。

ウーファーも新開発のものを搭載しており、「GX100」と比べ駆動力を40%以上アップした駆動系(ボイスコイル+磁気回路)を開発。この駆動系で「G2000」のミッドレンジを手本として開発した10cmアルミ合金・HRコーンを強力に駆動することにより、小口径とは思えない高い音楽エネルギー・ポテンシャルを持つウーファーが実現したとしている。

さらに、「GX103」の最下部のウーファーは等価質量を増して音楽のボトムエンドを受け持つことに最適な設計としているという。

バスレフ動作の最適化を図った自然材キャビネットを採用。「G2000」で開発したCE合板(楠/ユーカリ)をバッフルと天地左右に使用し、小型トゥイーターの利点を生かしたユニット配置を行うことで、明確な音像定位とパースペクティブな音場の広がりを得たという。

キャビネット構造ではさらに、スムーシングシートを装備したツインセル・ダクトを最適位置に配置。これにより高S/Nで最良のバスレフ動作を実現し、量感と躍動感のある低音を再生するとしている。

そのほか、基音帯域を受け持つ2発のウーファーは、それぞれ独立したネットワーク回路を装備。これにより、濁りの原因となるネットワーク素子を介しての電気的相互干渉を排除している。

「GX103」は3Wayバスレフ型で、再生周波数帯は40Hz~45kHz(-10dB)。最大許容入力は100Wで、インピーダンスが6Ω。「GX102」は2Wayバスレフ型で、再生周波数帯が55Hz~ 45kHz (-10dB)。最大許容入力は100Wで、インピーダンスが6Ω。

■アクティブサブウーファー「CW200A」 41,790円(税込)

CW200A

密閉型キャビネット設計を採用したアクティブ型のサブウーファー。。前面バッフルには「G2000」と同じ33mm厚のCE合板(楠/ユーカリ)を使用し、天地両側と後面は材料と板厚を変えて高強度と振動分散を両立させた。また、アンプ部は内圧の影響を避けるため、独立チャンバーに収めている。

BKPパルプとケブラーの混抄による高剛性振動板を採用した20cmウーファーを搭載。前述の振動板を9,000ガウスを超える強力な磁気回路と2層ボイスコイルで駆動することで90(dB/wm JISBOX)の高能率を確保している。

また、エッジには耐久性が高く、軽量で内部損失の大きいSBR系発泡ゴムを使用。これにより固有音の低減を図っている。

内蔵アンプは、組み合わせるスピーカーシステムにあわせてローパス・フィルターのクロスオーバー周波数を50Hz~ 150Hzの範囲で連続的にコントロールすることが可能。

アンプ部の実用最大出力は110W(JEITA 4Ω)で、スピーカー部の定格インピーダンスが4Ω。スピーカー部は簡易防磁型となっている。

■スピーカースタンド「SG600」 48,300円(ペア・税込)

SG600

底面各部の振動と荷重を分散して支持する3本支柱と、HR錘を活用した低重心ベースの基本構造を採用した組み立て式のスピーカースタンド。基本材料にはGシリーズのトップモデル「G2000」に使用しているCE合板を採用している。

スピーカーの荷重と振動を高い安定度で受け止めるためにベースは45mm厚とし、振動分散能力の高いHR形状錘を3個組み込んだ設計を採用。これにより全体の重心を下げるとともに、床面からの反射も低減させている。

スピーカーの振動の影響を最も強く受ける天板の左右と前面はテーパー加工すると共に不織布のスムーシングシートで覆っている。これにより、発生する付帯音を低減させS/Nを向上させている。また、3本の支柱の黄金分割箇所に弦楽器の駒にならったスタビライザーをはめ込み、再生音の安定度を更に高めているという。

【問い合わせ先】
フォステクス カンパニー
TEL/042-546-6355

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