音展 in AKIBA 2009
世界初のステレオ用センタースピーカー/色も形もカスタマイズできる卵型スピーカー/エタニ電機の新測定器など
本日開幕した「音展 in AKIBA 2009」。本項では、秋葉原UDX 2階にブースを構える出展社の展示内容をご紹介しよう。
■Y's EPOCK http://www.ys-epoch.com/index.html
(株)平安閣 Y's EPOCK事業部が提案するのは、世界初と銘打ったステレオ用センタースピーカーシステム「TRINI★STAR mini」(トリニスターミニ)。11月1日から販売を開始しており、価格は20万円(税込)。標準色はホワイト/ブラックで、特注でレッド/グリーン/イエローも販売する。
本機は、通常のスピーカーに接続するだけで使用可能なパッシブ型センタースピーカー。2chスピーカーとの使用を想定している。同社では、2chステレオ再生では、リスニングポイントで音の到達に遅れが生じるとし、本機を加えることで自然なアタック音が得られ、音楽の鮮度が向上すると説明している。
ユニットは2cmのチタンドームトゥイーターを4基搭載。中央の2基はリフレッシュ用、サイドの2基がエフェクト用となる。背面には、リフレッシュとサイドをそれぞれ、オフ/1/2/3/4の計5段階で調整するツマミも装備している。
なお同社では、音展 in AKIBAの会期中、本機を無料で貸しだすキャンペーンを行っている。貸出期間は10日間。興味のある方はブースで申し込みが行えるので、詳細を尋ねてみてほしい。
■花野井製作所 http://hananoi-ss.jp/
花野井製作所は、もともと鋳物の木型を製造する会社としてスタートした会社。現在では高いNC加工技術と木工加工技術を持つ会社として、自動車関連事業を展開している。
その同社が、来春に自社開発のスピーカー販売に乗り出す。高い木工加工技術を活かし、天然木を卵形に削りだしたスピーカー「Ovum」を販売開始する予定だ。なおOvumはラテン語で「卵」の意。卵形にしたのは、剛性が高く、回折が少ない、また定在波が発生しないなどの利点を考慮した結果という。
特徴はその外観だけではない。165mmのウーファーも自社開発で、コーンにはカーボンクロスを採用。また磁気回路内に銅のショートリングを組み込むなど、歪み低減対策も図っている。なお、トゥイーターは他社製の30mmソフトドームユニットを用いている。
さらに、自社で加工と塗装を行うことから、カラーオーダーや仕上げオーダーにも対応する予定。また、手持ちのユニットを使用するなどの要望にも応える方針だ。なお、本機の価格は未定となっている。
■日本板硝子環境アメニティ http://www.nea-ltd.com/
防音工事業務が主力の日本板硝子環境アメニティは、ホームシアターやオーディオルームなどの防音・音響工事、施工・メンテナンスにも注力している。同社担当者は、「防音にしたい、今の音に不満があるなど、とにかく音に関することなら何でも相談してほしい。数十万円クラスの工事から本格的な部屋作りまで、あらゆることに応えられる」と胸を張る。
なお同社では、その建材技術を活用した調音アクセサリーやボード、インシュレーターなども開発・販売している。同社によると、特にオススメなのは、羊毛とポリエステルを配合した「サーモウール」を使用した吸音体や吸音材だという。音が急激に吸収されることがなく適度な響きがあり、また湿度を一定に保つ効果や、防臭効果も期待できるという。
■エタニ電機 http://www.etani.co.jp/
多くの音響測定機器を開発・販売しているエタニ電機。今回は新モデル「ASA-10mkII」を披露した。価格は312,900円(税込)で、本体とソフトをセットで販売する。販売開始は近日を予定する。
96kHz/24ビットの解析が可能で、前機種から帯域性能が向上した。音圧周波数特性や高調波歪周波数特性、インピーダンス周波数特性の解析や、リアルタイムスペクトラムアナライザ機能など多彩な機能を備えている。さらにボディをコンパクト化し、電源はUSBバスパワーで駆動可能。入出力端子はバランスライン/同軸デジタル/光デジタルなどを備える。
■光城精工 http://www.kojo-seiko.co.jp/
光城精工は、同社のクリーン電源機器を大量に展示。中でも小型ながら出力容量200VAという性能を備えた「Fairy MKII」、電源環境を選ばないリジェネレータ方式を採用した「Aray6 MKII」などに注目が集まっていた。
さらに、同社の新製品であるハムイレイザー「KA01」にも要注目だ。電源へのノイズ混入による音質劣化を改善し、直流成分を減衰させることで、トランスの唸りを低減する製品。価格が49,800円(税込)と手頃な点も魅力となっている。
■エルメック電子工業 http://www.elmech-denshi.co.jp/
■クレハ http://www.kureha.co.jp/
エルメック電子は、クレハの開発したKFピエゾフィルムを用いた3ウェイ2スピーカーシステム「HPS-01」を出展。UDXでは展示のみだが、富士ソフトビルの6階では試聴コーナーも設けられており、実際にそのクオリティを確認できる。
HPS-01は、KFピエゾフィルムを使って、トゥイーターとスコーカーを一体化させた新ユニットを搭載。ウーファーにはスキャンスピークの5.25インチのユニットを備えている。来春の発売を予定しており、価格は未定。なお同社では、HPS-01に搭載されているトゥイーター部を切り離した単体モデル「HPS-T1」も参考出展していた。
■第一通信工業 http://www.mcaudi.co.jp/
第一通信工業は、McAudiブランドのオーディオ機器を出展。一部は実際の音を聴くことが可能となっている。
現在売れ行き好調というのが、バランスタイプのヘッドホンアンプ「M-81」(399,000円/税込)。通常は2ch1組で使用されるシーラスロジック社製の電子ボリューム「CS3318」を、バランス使用のため1ch分にそれぞれ使用し、電源についても左右チャンネル独立とするなど、音質を高めるための工夫が数多く施されている。
また、トランスポートのジッター低減を図るデジタル信号分配機「MD550」(50,400円/税込)もヒット商品になっているという。170 iTransportやND-S1との組み合わせでも、かなりの音質向上効果が期待できるとのことだ。
■アムトランス http://www.amtrans.co.jp
真空管や各種オーディオデバイスを開発・販売するアムトランス。その製品の種類や数は多岐にわたるが、今回は最高級アッテネーター「UATS/UATMシリーズ」をメインに展示。L型パッド型を用いて、常に2本の抵抗だけを経由するピュアストレート方式を採用したもので、内部の素子も音質を徹底的に追求して吟味したという。
そのほか、自社ブランドのパッシブコントローラー「APCG-01S」も展示し、その性能の高さをアピールしていた。
■ヤマタミ音響技研 http://www.yamatami-sound-system.com/
ヤマタミ音響技研は、同社独自の振動板を搭載したオーディオラックシステム「YW-1210AV」シリーズ(関連ニュース)を出展。
最大の特徴は、ウーファー、フルレンジ、トゥイーターのすべてに、独自開発のコーン紙「RPM(Relative Pulp Mold)」を採用したこと。特殊な紙漉きを行うことで、内部損失の大きい柔らかい紙と、硬い紙の繊維を固く結びつけることに成功した。これにより、立ち上がりと立ち下がりのスピードを速めることができたという。
■バリューウェーブ http://www.valuewave.co.jp/
これまでDOS/V系のパーツ販売を主に行ってきたバリューウェーブが、新たにシンガポールのAVメーカー「SONICGEAR」の製品の輸入販売を開始する。販売開始は2010年2月頃の予定。
イヤホン/ヘッドホンや2.1chアクティブスピーカーなどラインナップは多岐にわたるが、主力で展開する予定なのは、薄型テレビと一緒に使用するフロントサラウンド機器「SONIC ARRAY 2000」。価格は3万円前後になる予定。
同社では「デジタル入力端子などは装備しないが、その分かんたんに結線が可能」とその魅力を説明する。なお、搭載しているサラウンドテクノロジーの詳細は不明という。
■Y's EPOCK http://www.ys-epoch.com/index.html
(株)平安閣 Y's EPOCK事業部が提案するのは、世界初と銘打ったステレオ用センタースピーカーシステム「TRINI★STAR mini」(トリニスターミニ)。11月1日から販売を開始しており、価格は20万円(税込)。標準色はホワイト/ブラックで、特注でレッド/グリーン/イエローも販売する。
本機は、通常のスピーカーに接続するだけで使用可能なパッシブ型センタースピーカー。2chスピーカーとの使用を想定している。同社では、2chステレオ再生では、リスニングポイントで音の到達に遅れが生じるとし、本機を加えることで自然なアタック音が得られ、音楽の鮮度が向上すると説明している。
ユニットは2cmのチタンドームトゥイーターを4基搭載。中央の2基はリフレッシュ用、サイドの2基がエフェクト用となる。背面には、リフレッシュとサイドをそれぞれ、オフ/1/2/3/4の計5段階で調整するツマミも装備している。
なお同社では、音展 in AKIBAの会期中、本機を無料で貸しだすキャンペーンを行っている。貸出期間は10日間。興味のある方はブースで申し込みが行えるので、詳細を尋ねてみてほしい。
■花野井製作所 http://hananoi-ss.jp/
花野井製作所は、もともと鋳物の木型を製造する会社としてスタートした会社。現在では高いNC加工技術と木工加工技術を持つ会社として、自動車関連事業を展開している。
その同社が、来春に自社開発のスピーカー販売に乗り出す。高い木工加工技術を活かし、天然木を卵形に削りだしたスピーカー「Ovum」を販売開始する予定だ。なおOvumはラテン語で「卵」の意。卵形にしたのは、剛性が高く、回折が少ない、また定在波が発生しないなどの利点を考慮した結果という。
特徴はその外観だけではない。165mmのウーファーも自社開発で、コーンにはカーボンクロスを採用。また磁気回路内に銅のショートリングを組み込むなど、歪み低減対策も図っている。なお、トゥイーターは他社製の30mmソフトドームユニットを用いている。
さらに、自社で加工と塗装を行うことから、カラーオーダーや仕上げオーダーにも対応する予定。また、手持ちのユニットを使用するなどの要望にも応える方針だ。なお、本機の価格は未定となっている。
■日本板硝子環境アメニティ http://www.nea-ltd.com/
防音工事業務が主力の日本板硝子環境アメニティは、ホームシアターやオーディオルームなどの防音・音響工事、施工・メンテナンスにも注力している。同社担当者は、「防音にしたい、今の音に不満があるなど、とにかく音に関することなら何でも相談してほしい。数十万円クラスの工事から本格的な部屋作りまで、あらゆることに応えられる」と胸を張る。
なお同社では、その建材技術を活用した調音アクセサリーやボード、インシュレーターなども開発・販売している。同社によると、特にオススメなのは、羊毛とポリエステルを配合した「サーモウール」を使用した吸音体や吸音材だという。音が急激に吸収されることがなく適度な響きがあり、また湿度を一定に保つ効果や、防臭効果も期待できるという。
■エタニ電機 http://www.etani.co.jp/
多くの音響測定機器を開発・販売しているエタニ電機。今回は新モデル「ASA-10mkII」を披露した。価格は312,900円(税込)で、本体とソフトをセットで販売する。販売開始は近日を予定する。
96kHz/24ビットの解析が可能で、前機種から帯域性能が向上した。音圧周波数特性や高調波歪周波数特性、インピーダンス周波数特性の解析や、リアルタイムスペクトラムアナライザ機能など多彩な機能を備えている。さらにボディをコンパクト化し、電源はUSBバスパワーで駆動可能。入出力端子はバランスライン/同軸デジタル/光デジタルなどを備える。
■光城精工 http://www.kojo-seiko.co.jp/
光城精工は、同社のクリーン電源機器を大量に展示。中でも小型ながら出力容量200VAという性能を備えた「Fairy MKII」、電源環境を選ばないリジェネレータ方式を採用した「Aray6 MKII」などに注目が集まっていた。
さらに、同社の新製品であるハムイレイザー「KA01」にも要注目だ。電源へのノイズ混入による音質劣化を改善し、直流成分を減衰させることで、トランスの唸りを低減する製品。価格が49,800円(税込)と手頃な点も魅力となっている。
■エルメック電子工業 http://www.elmech-denshi.co.jp/
■クレハ http://www.kureha.co.jp/
エルメック電子は、クレハの開発したKFピエゾフィルムを用いた3ウェイ2スピーカーシステム「HPS-01」を出展。UDXでは展示のみだが、富士ソフトビルの6階では試聴コーナーも設けられており、実際にそのクオリティを確認できる。
HPS-01は、KFピエゾフィルムを使って、トゥイーターとスコーカーを一体化させた新ユニットを搭載。ウーファーにはスキャンスピークの5.25インチのユニットを備えている。来春の発売を予定しており、価格は未定。なお同社では、HPS-01に搭載されているトゥイーター部を切り離した単体モデル「HPS-T1」も参考出展していた。
■第一通信工業 http://www.mcaudi.co.jp/
第一通信工業は、McAudiブランドのオーディオ機器を出展。一部は実際の音を聴くことが可能となっている。
現在売れ行き好調というのが、バランスタイプのヘッドホンアンプ「M-81」(399,000円/税込)。通常は2ch1組で使用されるシーラスロジック社製の電子ボリューム「CS3318」を、バランス使用のため1ch分にそれぞれ使用し、電源についても左右チャンネル独立とするなど、音質を高めるための工夫が数多く施されている。
また、トランスポートのジッター低減を図るデジタル信号分配機「MD550」(50,400円/税込)もヒット商品になっているという。170 iTransportやND-S1との組み合わせでも、かなりの音質向上効果が期待できるとのことだ。
■アムトランス http://www.amtrans.co.jp
真空管や各種オーディオデバイスを開発・販売するアムトランス。その製品の種類や数は多岐にわたるが、今回は最高級アッテネーター「UATS/UATMシリーズ」をメインに展示。L型パッド型を用いて、常に2本の抵抗だけを経由するピュアストレート方式を採用したもので、内部の素子も音質を徹底的に追求して吟味したという。
そのほか、自社ブランドのパッシブコントローラー「APCG-01S」も展示し、その性能の高さをアピールしていた。
■ヤマタミ音響技研 http://www.yamatami-sound-system.com/
ヤマタミ音響技研は、同社独自の振動板を搭載したオーディオラックシステム「YW-1210AV」シリーズ(関連ニュース)を出展。
最大の特徴は、ウーファー、フルレンジ、トゥイーターのすべてに、独自開発のコーン紙「RPM(Relative Pulp Mold)」を採用したこと。特殊な紙漉きを行うことで、内部損失の大きい柔らかい紙と、硬い紙の繊維を固く結びつけることに成功した。これにより、立ち上がりと立ち下がりのスピードを速めることができたという。
■バリューウェーブ http://www.valuewave.co.jp/
これまでDOS/V系のパーツ販売を主に行ってきたバリューウェーブが、新たにシンガポールのAVメーカー「SONICGEAR」の製品の輸入販売を開始する。販売開始は2010年2月頃の予定。
イヤホン/ヘッドホンや2.1chアクティブスピーカーなどラインナップは多岐にわたるが、主力で展開する予定なのは、薄型テレビと一緒に使用するフロントサラウンド機器「SONIC ARRAY 2000」。価格は3万円前後になる予定。
同社では「デジタル入力端子などは装備しないが、その分かんたんに結線が可能」とその魅力を説明する。なお、搭載しているサラウンドテクノロジーの詳細は不明という。
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