AEx2010・受賞結果速報
「オーディオ銘機賞2010」“金賞”・“特別大賞“の受賞モデルが決定
本機は、ロングセラーモデル「A-60」の後継機となる純A級ステレオパワーアンプ。出力は1Ω時で480W/ch、2Ω時で240W/ch、4Ω時で120W/ch、8Ω時で60W/ch。純A級動作により、アンプ出力の低インピーダンス化、スピーカーの定電圧駆動を実現した。出力素子には電気的な特性に優れ、安定した動作が特長のパワーMOS FETを採用し、チャンネルあたり10パラレル・プッシュプルで駆動する。アンプ全体の構成は最新のインスツルメンテーション・アンプ方式を採用、パワーアンプ部には独自の「MCS+」回路を搭載する。電源トランスはトロイダル型で、約1,000VAの大容量を実現している。
TAD初のモノラルパワーアンプ。入力端子から出力端子までフルバランス方式を採用。部品レイアウトや回路の動作環境における「対称性」、重量級シャーシなど「制振性」を徹底追求。マルチエミッタートランジスタを5パラレルで構成したプッシュプル増幅器をバランスアンプ接続し、出力600W(4Ω)/300W(8Ω)を実現した。また手作りの紙巻き電源トランスや、本機のためだけに開発した電界コンデンサーなど、厳選したパーツが各部に採用されている。底部のシャーシには、内部損失が大きく、さらに振動吸収特性に優れたねずみ鋳鉄を採用。これを35kgというボリュームで使用することにより、制振性を高めている。
なお「銀賞」「銅賞」「特別賞」や各部門別の「オーディオ銘機賞」の受賞結果に関しては、特設サイトでの結果発表と合わせて順次公開していく予定だ。
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