CESで頑張る日本ブランド(3)

【CES】ZANDEN、高級フォノイコ「Model 1200」最新バージョンのデモが好評

公開日 2010/01/10 19:43 オーディオアクセサリー編集部:樫出浩雅
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CESのハイパフォーマンスオーディオブースに毎年出展しているZANDEN(ザンデン)は、海外で高い評価を得ている日本のブランド。

今回は新しいモデルを持ち込む予定だったとのことだが、残念ながら準備が間に合わなかったという。同社ブランドの既存製品を使って、ウイルソンオーディオの新スピーカーを組み合わせ、アナログレコードを中心にデモンストレーションを展開していた。

ZANDENのすべての機種を投入した、といっても過言ではない超ハイエンドシステムと、ウイルソンオーディオのSashaを組み合わせてのデモンストレーション

アナログプレーヤーにはGrand Prix Audioの最上位モデルを使用。その下にあるのがフォノイコライザーModel1200バーション3。すでに海外で数台販売された実績を持つという。ちなみに使用しているラックも、Grand Prix Audioの日本未発売となる最新モデルである

その中心となるのが、高級フォノイコライザーアンプ「Model 1200」の最新のバージョン3である。これはRIAA、COLUMBIA、DECCAの3つのイコライザーカーブはもちろん、ほとんどのレコードに対応できるという、まさに画期的なモデルである。

様々なレコードで、RIAAカーブと最適なイコライザーカーブで聴き比べると、驚くほどの差が出る。大変興味深い試聴ができることから、来場者の好評を得ていた。

今後は、ZANDENブランドのハイパワーなプリメインアンプや、今回のフォノイコライザー、Model 1200をなるべく手頃な価格にしたモデルを開発し、ファンに届けたいとのこと。今後の期待は高まるばかりである。

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