いよいよ明日発売、“究極”のSACDソフト
SHM仕様の高音質SACDは「音匠」を採用 − その最終仕様を完全紹介
CDの基板となるポリカーボネートを透明性の高い特殊タイプに変更し、高音質化を図った「SHM-CD」。
その手法をSACDに応用し、SACD層のみを有するシングルレイヤー型とすることで高音質化を図った、究極ともいえるSACDソフト「SA-CD〜SHM仕様〜」がユニバーサルミュージックより、いよいよ発売となる。
この高音質ディスクの発売は当初6月23日だったが、6月30日に変更となった。これはギリギリまでクオリティの向上を模索していたためであり、最終的にもうひとつの高音質化仕様である「音匠」を新たに採用し、さらなるグレードアップが図られたという。
さて、発売前にロック/ポップスの数タイトルを入手できたので、まずその仕様を紹介したい。ジャケットはもちろん紙ジャケ仕様。しかし見開きの4面ではなく、2つの見開きができる8面の特殊仕様となっている。
言葉では表しづらいので写真を参考にしてほしいが、第1の見開きはレコード発売時の見開き内部が再現され、第2見開きには書き下ろしの解説と曲目が入っているという、かつてない豪華な仕様だ。また、SACDなどのロゴが型押しされた白いインナースリーブの中に、「音匠」を採用した緑色のディスクが収まっている。
さて、気になる音質を、やや簡易的なシステムであるがチェックしてみた。タイトルは「童夢+2/ザ・ムーディー・ブルース」、「彩(エイジャ)/スティーリー・ダン」(初SACD化)、「フィルモア・イースト・ライヴ/オールマン・ブラザーズ・バンド」と、レコードでも何度も聴いていた名盤ばかりだ。
もちろん再生システムのグレードにもよると思うが、いずれのタイトルもアナログレコードの原盤を再生した時のような、しっかりとした芯の太いサウンドが特徴的。その上で、ダイナミックで高解像度な鮮度の高い音質を聴かせてくれた。「音匠」を採用したことで、個々の楽器やボーカルの分離感がさらに鮮明となったようで、例えばツインギター、ツインドラムの音色差をかつてないほど明瞭に理解でき、満喫することができる。
「SA-CD〜SHM仕様〜」は、究極ともいえる高音質化技術を投入した、オーディオファンに向けたこだわりのディスクといえるだろう。
第1回の発売は、以下の名盤ばかり20タイトルを揃えた。すべて初回限定となっており、価格は¥4,500 (税込)。気になるものがあれば早めに購入した方がいいだろう。また、「SA-CD〜SHM仕様〜」はCDショップだけではなく、オーディオショップでも発売される。
なお「SA-CD〜SHM仕様〜」はSACD対応プレーヤー専用ディスクとなり、通常のCD専用プレーヤーやPCでは再生できないのでご注意を。
【第1回発売タイトルとマスター】
●ロック/ポップス 10タイトル
1.「レット・イット・ブリード/ザ・ローリング・ストーンズ」
米ABKCO制作 2002年DSDマスター
2.「フーズ・ネクスト/ザ・フー」
海外オリジナル・アナログテープを基にした2010年最新DSDマスター
3.「いとしのレイラ/デレク・アンド・ドミノス」
米POLYDOR制作2004年DSDマスター
4.「461オーシャン・ブールヴァード/エリック・クラプトン」
国内オリジナル・アナログテープを基にした2010年最新DSDマスター
5.「童夢+2/ザ・ムーディー・ブルース」
国内オリジナル・アナログテープを基にした2010年最新DSDマスター
6.「彩(エイジャ)/スティーリー・ダン」
国内オリジナル・アナログテープを基にした2010年最新DSDマスター
7.「シンクロニシティー/ポリス」
米A&M制作 2003年DSDマスター
8.「ヴェルヴェット・アンダーグラウンド・アンド・ニコ/ヴェルヴェット・アンダーグラウンド」
国内オリジナル・アナログテープを基にした2010年最新DSDマスター
9.「フィルモア・イースト・ライヴ/オールマン・ブラザーズ・バンド」
国内オリジナル・アナログテープを基にした2010年最新DSDマスター
10.「ホワッツ・ゴーイン・オン/マーヴィン・ゲイ」
米Mobile Fidelity Sound Lab制作 2008年DSDマスター
●ジャズ 5タイトル
1.「ゲッツ/ジルベルト/スタン・ゲッツ&ジョアン・ジルベルト」
米国Verve制作 2002年DSDマスター
2.「ジョン・コルトレーン&ジョニー・ハートマン/ジョン・コルトレーン&ジョニー・ハートマン」
米国Verve制作 2004年DSDマスター
3.「至上の愛/ジョン・コルトレーン」
米国Verve制作 2002年DSDマスター
4.「エラ・アンド・ルイ/エラ・フィッツジェラルド」
米国Verve制作 2002年DSDマスター
5.「サラ・ヴォーン・ウィズ・クリフォード・ブラウン+1/サラ・ヴォーン」
米国Verve制作 2003年DSDマスター
●クラシック 5タイトル
1.「ブラームス:ドイツ・レクイエム/カラヤン指揮ベルリン・フィル、他」
独Emil Berliner Studios制作 2004年DSDマスター
2.「サン=サーンス:交響曲第3番《オルガン》/バレンボイム指揮シカゴ交響楽団、他」
独Emil Berliner Studios制作 2004年DSDマスター
3.「バルトーク:管弦楽のための協奏曲、他/ショルティ指揮シカゴ交響楽団」
英DECCA制作 2004年DSDマスター
4.「リスト:ピアノ作品集/クラウディオ・アラウ(ピアノ)」
英DECCA制作 2004年DSDマスター
5.「バッハ:管弦楽組曲第1番、第2番/リヒター指揮ミュンヘン・バッハ管弦楽団、他」
独Emil Berliner Studios制作 2004年DSDマスター
その手法をSACDに応用し、SACD層のみを有するシングルレイヤー型とすることで高音質化を図った、究極ともいえるSACDソフト「SA-CD〜SHM仕様〜」がユニバーサルミュージックより、いよいよ発売となる。
この高音質ディスクの発売は当初6月23日だったが、6月30日に変更となった。これはギリギリまでクオリティの向上を模索していたためであり、最終的にもうひとつの高音質化仕様である「音匠」を新たに採用し、さらなるグレードアップが図られたという。
さて、発売前にロック/ポップスの数タイトルを入手できたので、まずその仕様を紹介したい。ジャケットはもちろん紙ジャケ仕様。しかし見開きの4面ではなく、2つの見開きができる8面の特殊仕様となっている。
言葉では表しづらいので写真を参考にしてほしいが、第1の見開きはレコード発売時の見開き内部が再現され、第2見開きには書き下ろしの解説と曲目が入っているという、かつてない豪華な仕様だ。また、SACDなどのロゴが型押しされた白いインナースリーブの中に、「音匠」を採用した緑色のディスクが収まっている。
さて、気になる音質を、やや簡易的なシステムであるがチェックしてみた。タイトルは「童夢+2/ザ・ムーディー・ブルース」、「彩(エイジャ)/スティーリー・ダン」(初SACD化)、「フィルモア・イースト・ライヴ/オールマン・ブラザーズ・バンド」と、レコードでも何度も聴いていた名盤ばかりだ。
もちろん再生システムのグレードにもよると思うが、いずれのタイトルもアナログレコードの原盤を再生した時のような、しっかりとした芯の太いサウンドが特徴的。その上で、ダイナミックで高解像度な鮮度の高い音質を聴かせてくれた。「音匠」を採用したことで、個々の楽器やボーカルの分離感がさらに鮮明となったようで、例えばツインギター、ツインドラムの音色差をかつてないほど明瞭に理解でき、満喫することができる。
「SA-CD〜SHM仕様〜」は、究極ともいえる高音質化技術を投入した、オーディオファンに向けたこだわりのディスクといえるだろう。
第1回の発売は、以下の名盤ばかり20タイトルを揃えた。すべて初回限定となっており、価格は¥4,500 (税込)。気になるものがあれば早めに購入した方がいいだろう。また、「SA-CD〜SHM仕様〜」はCDショップだけではなく、オーディオショップでも発売される。
なお「SA-CD〜SHM仕様〜」はSACD対応プレーヤー専用ディスクとなり、通常のCD専用プレーヤーやPCでは再生できないのでご注意を。
【第1回発売タイトルとマスター】
●ロック/ポップス 10タイトル
1.「レット・イット・ブリード/ザ・ローリング・ストーンズ」
米ABKCO制作 2002年DSDマスター
2.「フーズ・ネクスト/ザ・フー」
海外オリジナル・アナログテープを基にした2010年最新DSDマスター
3.「いとしのレイラ/デレク・アンド・ドミノス」
米POLYDOR制作2004年DSDマスター
4.「461オーシャン・ブールヴァード/エリック・クラプトン」
国内オリジナル・アナログテープを基にした2010年最新DSDマスター
5.「童夢+2/ザ・ムーディー・ブルース」
国内オリジナル・アナログテープを基にした2010年最新DSDマスター
6.「彩(エイジャ)/スティーリー・ダン」
国内オリジナル・アナログテープを基にした2010年最新DSDマスター
7.「シンクロニシティー/ポリス」
米A&M制作 2003年DSDマスター
8.「ヴェルヴェット・アンダーグラウンド・アンド・ニコ/ヴェルヴェット・アンダーグラウンド」
国内オリジナル・アナログテープを基にした2010年最新DSDマスター
9.「フィルモア・イースト・ライヴ/オールマン・ブラザーズ・バンド」
国内オリジナル・アナログテープを基にした2010年最新DSDマスター
10.「ホワッツ・ゴーイン・オン/マーヴィン・ゲイ」
米Mobile Fidelity Sound Lab制作 2008年DSDマスター
●ジャズ 5タイトル
1.「ゲッツ/ジルベルト/スタン・ゲッツ&ジョアン・ジルベルト」
米国Verve制作 2002年DSDマスター
2.「ジョン・コルトレーン&ジョニー・ハートマン/ジョン・コルトレーン&ジョニー・ハートマン」
米国Verve制作 2004年DSDマスター
3.「至上の愛/ジョン・コルトレーン」
米国Verve制作 2002年DSDマスター
4.「エラ・アンド・ルイ/エラ・フィッツジェラルド」
米国Verve制作 2002年DSDマスター
5.「サラ・ヴォーン・ウィズ・クリフォード・ブラウン+1/サラ・ヴォーン」
米国Verve制作 2003年DSDマスター
●クラシック 5タイトル
1.「ブラームス:ドイツ・レクイエム/カラヤン指揮ベルリン・フィル、他」
独Emil Berliner Studios制作 2004年DSDマスター
2.「サン=サーンス:交響曲第3番《オルガン》/バレンボイム指揮シカゴ交響楽団、他」
独Emil Berliner Studios制作 2004年DSDマスター
3.「バルトーク:管弦楽のための協奏曲、他/ショルティ指揮シカゴ交響楽団」
英DECCA制作 2004年DSDマスター
4.「リスト:ピアノ作品集/クラウディオ・アラウ(ピアノ)」
英DECCA制作 2004年DSDマスター
5.「バッハ:管弦楽組曲第1番、第2番/リヒター指揮ミュンヘン・バッハ管弦楽団、他」
独Emil Berliner Studios制作 2004年DSDマスター
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