2010台限定・国内10月発売予定
タイムロード、ULTRASONEのフラグシップヘッドホン「edition10」を発表 - シリーズ初の開放型モデル
(株)タイムロードは、ドイツのヘッドホンブランド“ULTRASONE”の最新フラグシップモデル「edition10」を10月20日に発売する。価格は税込で294,000円。
タイムロードは本日、ULTRASONE本社からCEOのミヒャエル・ウィルバーグ氏、COOのミヒャエル・ジルケル氏を招き、「editionシリーズの愛好家が最も多い」という日本で、新製品を世界で初めてお披露目する機会となったワールド・プレミア発表会イベントを開催した(USTREAMで公開された発表会の中継動画)。
「edition10」はシリーズで初めて開放型の構造を採用したトップモデル。CEOのウィルバーグ氏は本機を開発した背景について、「これまで発売してきたedition 7/8/9は、いずれもポータブルリスニングにも適したHiFiヘッドホンとして訴求してきたが、一方で私たちはホームオーディオでHiFiを存分に楽しんでいただける、オープン型のeditionシリーズを商品化したいという思いをずっと抱いてきた。また、ULTRASONEユーザーの方々からも“開放型のeditionに挑戦してほしい”という声を多くいただいていた。本機は私たちが長年に渡って開発を続けてきた成果が結実したモデルだ」と述べた。本機は2010年の発売を記念して、全世界「2010セット限定」で販売される。
世界に先駆けてお披露目された「edition10」は、ウィルバーグ氏が「自然界のデザインからインスパイアされた」と語る個性的な外観デザインを纏っている。正円形のハウジングはマットコートの希少金属素材ルテニウムをベースに、インレイ部にはアフリカ製の木材である「Zebrano(ゼブラーノ)」を2層にマットコートしたパーツを組み合わせている。「蝶の羽の文様をイメージした」という、カーブ形状のスリットが音道として設けられている。今回のデザインが採用された経緯についてウィルバーグ氏は「私がデザインのラフスケッチを描いて、当社のチーム全員で磨き上げていった。CADでの設計段階から最高品質のサウンドにこだわったデザインだ」と説明した。
ドライバーは40mm口径、素材は他のeditionシリーズと同じチタニアムを採用しているが、開放型ヘッドホンに搭載するため、マグネット部の強化などを施した新規開発のドライバーが搭載された。edition8に搭載しているドライバーより能率を10%向上させ、開放型モデルながら従来のeditionシリーズと同じハイパワーなサウンドを獲得させているという。また新規開発にあたって「左右のインピーダンスマッチングを0.5%以内の誤差精度に高めて、ハイクオリティなサウンドに仕上げている」とウィルバーグ氏は語る。再生周波数帯域は5Hz〜45kHz、音圧レベルは99dB、インピーダンスは30Ω。
ヘッドバンドの素材は軽量性、堅牢性の高いアルミニウムを採用。ヒンジ部は長さ調節が行え、内側にシリアル番号のプレートが設けられている。またヘッドバンドのイヤーカップ近くのヒンジ部外側にはULTRASONEのブランドロゴがレーザーカットで刻印されている。ヘッドパッド、およびイヤーパッドにはedition8にも採用され、高評価を博した“エチオピアン・シープスキンレザー”を用いている。カラーはブラウン。
今回のモデルにも同素材を用いた理由について、ウィルバーグ氏は「editionシリーズでは“ホンモノの素材を選ぶこと”にこだわり続けており、edition10をつくるに当たっても“エチオピアン・シープスキンレザー”がベストな選択だった。素材の特長としては、ソフトで快適な装着感が得られ、長時間のリスニングに使っても全くストレスがない点が挙げられる。装着時に汗をかいても、耳との接触部の不快感が少なく、丈夫で長持ちする革素材であることもポイント」と説明する。また一方でウィルバーグ氏は「開放型のヘッドホンのイヤーパッドに本革を使うことは、密閉型ヘッドホンと比較してサウンドの調整面などで大変困難な挑戦だった。おそらく開放型のHiFiヘッドホンに本革のイヤーパッドを使った製品は本機が初めてだろう。本機ではマテリアルにも妥協せず、ULTRASONEのハイクオリティサウンドを正統に継承できた」振り返り、本機の高い完成度に自信をみせた。
ケーブルも本機のために新しく開発された素材が採用されている。線材には銀コート OFC(無酸素銅)を採用し、アラミドファイバーでシールドしている。ケーブルを手に取ってみると非常にしなやかな点も特徴であり、使用時にケーブルがねじれた際にもからみにくく、音声信号の損失が発生しなよう、安定したつくりに仕上げられているという。本機のケーブルについて、COOのジルキル氏は「editionシリーズとしてケーブルをゼロから開発した製品はこれが初めて。非常にフレキシブルな形状なので、リスニング時の取りまわしも簡単に行える」と説明した。ケーブルの長さは3mとなり、金メッキ処理6.3mm標準プラグを採用しているが、国内販売モデルについてはタイムロードの対応により、オーダーメイドでバランス仕様に変更もできる。バランス仕様への変更に関する詳細は本日時点では明らかにされなかったが、今後注文方法などが決定次第、タイムロードから発表される予定だ。
その他にも低周波電磁波低減技術「ULE」や、自然な音の響きと定位感を実現するナチュラル・サラウンド・サウンド・システム「S-Logic Plus」など、ULTRASONE独自のヘッドホンのための高音質化技術が搭載されている。
本機の付属品には木製の専用ケースのほか、クリーニングクロス、ならびにインレイ部にも用いられている木材「Zebrano」を用いたヘッドホンスタンドが用意される。今回特別にヘッドホンスタンドを付属した理由について、ウィルバーグ氏は「edition10のゴージャスなデザインを、スタンドに置いた状態でも多くのユーザーに愛でていただけるようにしたかった」という。ヘッドホンのインレイパーツだけでなく、スタンドも一つ一つがドイツのクラフトマンによるハンドメイドで生産されているそうだ。
本機は日本のワールド・プレミアイベントの後、香港のオーディオショーに出展され、順に世界各地でお披露目される予定だという。日本のULTRASONEファンに向けてウィルバーグ氏は「ぜひ多くの方々に、当社最高のヘッドホン技術を詰め込んだ開放型editionシリーズの魅力を楽しんでほしい」と語った。
【問い合わせ先】
(株)タイムロード
TEL/03-5758-6070
タイムロードは本日、ULTRASONE本社からCEOのミヒャエル・ウィルバーグ氏、COOのミヒャエル・ジルケル氏を招き、「editionシリーズの愛好家が最も多い」という日本で、新製品を世界で初めてお披露目する機会となったワールド・プレミア発表会イベントを開催した(USTREAMで公開された発表会の中継動画)。
「edition10」はシリーズで初めて開放型の構造を採用したトップモデル。CEOのウィルバーグ氏は本機を開発した背景について、「これまで発売してきたedition 7/8/9は、いずれもポータブルリスニングにも適したHiFiヘッドホンとして訴求してきたが、一方で私たちはホームオーディオでHiFiを存分に楽しんでいただける、オープン型のeditionシリーズを商品化したいという思いをずっと抱いてきた。また、ULTRASONEユーザーの方々からも“開放型のeditionに挑戦してほしい”という声を多くいただいていた。本機は私たちが長年に渡って開発を続けてきた成果が結実したモデルだ」と述べた。本機は2010年の発売を記念して、全世界「2010セット限定」で販売される。
世界に先駆けてお披露目された「edition10」は、ウィルバーグ氏が「自然界のデザインからインスパイアされた」と語る個性的な外観デザインを纏っている。正円形のハウジングはマットコートの希少金属素材ルテニウムをベースに、インレイ部にはアフリカ製の木材である「Zebrano(ゼブラーノ)」を2層にマットコートしたパーツを組み合わせている。「蝶の羽の文様をイメージした」という、カーブ形状のスリットが音道として設けられている。今回のデザインが採用された経緯についてウィルバーグ氏は「私がデザインのラフスケッチを描いて、当社のチーム全員で磨き上げていった。CADでの設計段階から最高品質のサウンドにこだわったデザインだ」と説明した。
ドライバーは40mm口径、素材は他のeditionシリーズと同じチタニアムを採用しているが、開放型ヘッドホンに搭載するため、マグネット部の強化などを施した新規開発のドライバーが搭載された。edition8に搭載しているドライバーより能率を10%向上させ、開放型モデルながら従来のeditionシリーズと同じハイパワーなサウンドを獲得させているという。また新規開発にあたって「左右のインピーダンスマッチングを0.5%以内の誤差精度に高めて、ハイクオリティなサウンドに仕上げている」とウィルバーグ氏は語る。再生周波数帯域は5Hz〜45kHz、音圧レベルは99dB、インピーダンスは30Ω。
ヘッドバンドの素材は軽量性、堅牢性の高いアルミニウムを採用。ヒンジ部は長さ調節が行え、内側にシリアル番号のプレートが設けられている。またヘッドバンドのイヤーカップ近くのヒンジ部外側にはULTRASONEのブランドロゴがレーザーカットで刻印されている。ヘッドパッド、およびイヤーパッドにはedition8にも採用され、高評価を博した“エチオピアン・シープスキンレザー”を用いている。カラーはブラウン。
今回のモデルにも同素材を用いた理由について、ウィルバーグ氏は「editionシリーズでは“ホンモノの素材を選ぶこと”にこだわり続けており、edition10をつくるに当たっても“エチオピアン・シープスキンレザー”がベストな選択だった。素材の特長としては、ソフトで快適な装着感が得られ、長時間のリスニングに使っても全くストレスがない点が挙げられる。装着時に汗をかいても、耳との接触部の不快感が少なく、丈夫で長持ちする革素材であることもポイント」と説明する。また一方でウィルバーグ氏は「開放型のヘッドホンのイヤーパッドに本革を使うことは、密閉型ヘッドホンと比較してサウンドの調整面などで大変困難な挑戦だった。おそらく開放型のHiFiヘッドホンに本革のイヤーパッドを使った製品は本機が初めてだろう。本機ではマテリアルにも妥協せず、ULTRASONEのハイクオリティサウンドを正統に継承できた」振り返り、本機の高い完成度に自信をみせた。
ケーブルも本機のために新しく開発された素材が採用されている。線材には銀コート OFC(無酸素銅)を採用し、アラミドファイバーでシールドしている。ケーブルを手に取ってみると非常にしなやかな点も特徴であり、使用時にケーブルがねじれた際にもからみにくく、音声信号の損失が発生しなよう、安定したつくりに仕上げられているという。本機のケーブルについて、COOのジルキル氏は「editionシリーズとしてケーブルをゼロから開発した製品はこれが初めて。非常にフレキシブルな形状なので、リスニング時の取りまわしも簡単に行える」と説明した。ケーブルの長さは3mとなり、金メッキ処理6.3mm標準プラグを採用しているが、国内販売モデルについてはタイムロードの対応により、オーダーメイドでバランス仕様に変更もできる。バランス仕様への変更に関する詳細は本日時点では明らかにされなかったが、今後注文方法などが決定次第、タイムロードから発表される予定だ。
その他にも低周波電磁波低減技術「ULE」や、自然な音の響きと定位感を実現するナチュラル・サラウンド・サウンド・システム「S-Logic Plus」など、ULTRASONE独自のヘッドホンのための高音質化技術が搭載されている。
本機の付属品には木製の専用ケースのほか、クリーニングクロス、ならびにインレイ部にも用いられている木材「Zebrano」を用いたヘッドホンスタンドが用意される。今回特別にヘッドホンスタンドを付属した理由について、ウィルバーグ氏は「edition10のゴージャスなデザインを、スタンドに置いた状態でも多くのユーザーに愛でていただけるようにしたかった」という。ヘッドホンのインレイパーツだけでなく、スタンドも一つ一つがドイツのクラフトマンによるハンドメイドで生産されているそうだ。
本機は日本のワールド・プレミアイベントの後、香港のオーディオショーに出展され、順に世界各地でお披露目される予定だという。日本のULTRASONEファンに向けてウィルバーグ氏は「ぜひ多くの方々に、当社最高のヘッドホン技術を詰め込んだ開放型editionシリーズの魅力を楽しんでほしい」と語った。
【問い合わせ先】
(株)タイムロード
TEL/03-5758-6070
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