高精度PWMスイッチングデバイスやハイブリッドシャーシ構造を継承
スペック、上位機種の開発思想を踏襲したデジタルプリメインアンプ「RSA-V1」を発売
スペック(株)は、高精度PWMスイッチングデバイスを搭載した上位機種「RSA-F1」の技術と設計思想を継承した、デジタルプリメインアンプ「RSA-V1」を11月21日に発売する。価格は472,500円(税込)。
本機は今年9月に発売された「RSA-F1」(関連ニュース)の音響技術と開発思想を踏襲したスタンダードモデル。PWM(パルス幅変調)方式のスイッチングを可能とした最新の「パワーMOS FET」など、上位機種と同一の高音質設計が各所に採用されている。
PWMスイッチングを可能にしたパワーMOS FETは、ノイズ発生の少ないパワースイッチングを実現。ドライバー段には高耐圧で時間軸制御にも優れるドライバーICが採用され、パワー段のMOS FETの特徴を最大限に活かす設計としている。これらの技術により、PWMスイッチングデバイスの基本ドライブ能力により、中低域の再現においても優れたダンピング特性を発揮し、低能率のスピーカーでもダイナミックなサウンドを鳴らすことができるという。最大出力は50W×2(8Ω)、75W×2(6Ω)、100W×2(4Ω)。
本体には上位機RSA-F1と同一のデジタルパワーアンプユニットを採用する。アンプの技術を最大限に活かすため、敢えてシンプルなアナログ電源を搭載。コンデンサーインプット型のブリッジ整流による±電源が用いられている。業務機器用の「ウルトラファースト・ソフトリカバリー・ダイオード」を整流器に採用し、音質に悪影響を及ぼすダイオードの整流ノイズを最小限に抑え、クリーンでパワフルなサウンドを獲得したとのこと。
電源部のコンデンサーには異なる音質的な特長を持つ3種類のオーディオ専用電解コンデンサーを並列に使用し、十分な整流容量を確保しながら、全帯域での音色バランスを図っている。またESR(等価直流抵抗)の改善により、スムースな音の出方を可能にした。また高耐圧の信号用コンデンサーを並列に接続することで、倍音の乗った艶やかな中高域が実現されているという。
トランスは大容量の「Rコアトランス」を採用。不要な漏洩磁束が極小で、かつ瞬間的な大電流に対する応答性が優れていることから、ハイスピードで立ち上がりの良いサウンドに結び付けている。また試聴を重ねて選ばれた特殊なリングコアによるカスタムのトロイダルコイル、優れた物性を持つ自然素材のコンデンサーと音質的な色付けの少ない良質な信号用コンデンサーを組み合わせた、シンプルな回路構成のローパスフィルターを搭載している。
内部構造は上位機同様、電源トランス部、パワーアンプ部、ローパスフィルター部それぞれに特殊な鋼板製のシールドケースを被せて電磁的な相互干渉を遮断。アンプ内部のクリーンな電磁空間を確保した構造としている。フロント面は、RSA-F1に採用されたロック機能付きパワースイッチや、通信機器用の高品位・高信頼セレクター、高精度カスタムボリュームを採用している。
本体底面には木製のアンダープレートとインシュレーターが装着されている。アンダープレートには響きの美しさからカナダ産のシトカスプルースのソリッド積層パネルと、しなやかな北海道産シナ材の合板の2種を使用。アンプの筐体が発する不要な振動を抑え、豊かな響きを生み出せる設計とした。インシュレーターは堅い北海道産のイタヤカエデの無垢材をラウンド形状に加工し、最小面積による設置と、安定した3点支持とによって、外部からの振動を受けにくい構造となっている。アンダープレート、インシュレーターともにオークヴィレッジ(株)との共同開発によるものとなる。
ライン入力端子はバランス1系統、アンバランス3系統を装備。アンバランス端子部分にはロジウムメッキを採用し、細部のパーツを変更することで高音質ながらもコストパフォーマンスを図っている。パワースイッチは上位機F1と同じロック機構を採用。高品位なフィーリングと高信頼性のセレクターや高精度カスタムボリュームなども採り入れられている。リモコン接続用外部入力端子を備え、後日発売予定のボリュームコントロール用リモコンを接続できるようになっている。
【問い合わせ先】
スペック(株)
TEL/03-6272-6011
本機は今年9月に発売された「RSA-F1」(関連ニュース)の音響技術と開発思想を踏襲したスタンダードモデル。PWM(パルス幅変調)方式のスイッチングを可能とした最新の「パワーMOS FET」など、上位機種と同一の高音質設計が各所に採用されている。
PWMスイッチングを可能にしたパワーMOS FETは、ノイズ発生の少ないパワースイッチングを実現。ドライバー段には高耐圧で時間軸制御にも優れるドライバーICが採用され、パワー段のMOS FETの特徴を最大限に活かす設計としている。これらの技術により、PWMスイッチングデバイスの基本ドライブ能力により、中低域の再現においても優れたダンピング特性を発揮し、低能率のスピーカーでもダイナミックなサウンドを鳴らすことができるという。最大出力は50W×2(8Ω)、75W×2(6Ω)、100W×2(4Ω)。
本体には上位機RSA-F1と同一のデジタルパワーアンプユニットを採用する。アンプの技術を最大限に活かすため、敢えてシンプルなアナログ電源を搭載。コンデンサーインプット型のブリッジ整流による±電源が用いられている。業務機器用の「ウルトラファースト・ソフトリカバリー・ダイオード」を整流器に採用し、音質に悪影響を及ぼすダイオードの整流ノイズを最小限に抑え、クリーンでパワフルなサウンドを獲得したとのこと。
電源部のコンデンサーには異なる音質的な特長を持つ3種類のオーディオ専用電解コンデンサーを並列に使用し、十分な整流容量を確保しながら、全帯域での音色バランスを図っている。またESR(等価直流抵抗)の改善により、スムースな音の出方を可能にした。また高耐圧の信号用コンデンサーを並列に接続することで、倍音の乗った艶やかな中高域が実現されているという。
トランスは大容量の「Rコアトランス」を採用。不要な漏洩磁束が極小で、かつ瞬間的な大電流に対する応答性が優れていることから、ハイスピードで立ち上がりの良いサウンドに結び付けている。また試聴を重ねて選ばれた特殊なリングコアによるカスタムのトロイダルコイル、優れた物性を持つ自然素材のコンデンサーと音質的な色付けの少ない良質な信号用コンデンサーを組み合わせた、シンプルな回路構成のローパスフィルターを搭載している。
内部構造は上位機同様、電源トランス部、パワーアンプ部、ローパスフィルター部それぞれに特殊な鋼板製のシールドケースを被せて電磁的な相互干渉を遮断。アンプ内部のクリーンな電磁空間を確保した構造としている。フロント面は、RSA-F1に採用されたロック機能付きパワースイッチや、通信機器用の高品位・高信頼セレクター、高精度カスタムボリュームを採用している。
本体底面には木製のアンダープレートとインシュレーターが装着されている。アンダープレートには響きの美しさからカナダ産のシトカスプルースのソリッド積層パネルと、しなやかな北海道産シナ材の合板の2種を使用。アンプの筐体が発する不要な振動を抑え、豊かな響きを生み出せる設計とした。インシュレーターは堅い北海道産のイタヤカエデの無垢材をラウンド形状に加工し、最小面積による設置と、安定した3点支持とによって、外部からの振動を受けにくい構造となっている。アンダープレート、インシュレーターともにオークヴィレッジ(株)との共同開発によるものとなる。
ライン入力端子はバランス1系統、アンバランス3系統を装備。アンバランス端子部分にはロジウムメッキを採用し、細部のパーツを変更することで高音質ながらもコストパフォーマンスを図っている。パワースイッチは上位機F1と同じロック機構を採用。高品位なフィーリングと高信頼性のセレクターや高精度カスタムボリュームなども採り入れられている。リモコン接続用外部入力端子を備え、後日発売予定のボリュームコントロール用リモコンを接続できるようになっている。
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