新開発振動板をさっそく搭載

三菱電機、カーボンチューブ&樹脂製「NCV振動板」を採用した車載用スピーカー「DS-G50」を発売

公開日 2010/12/02 18:24 ファイル・ウェブ編集部
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DS-G50(片チャンネル分)
三菱電機(株)は、DIATONEブランドの車載用スピーカーとして、カーボンナノチューブを配合した新開発のNCV振動板を使用した2ウェイ埋め込み型スピーカー「DS-G50」を2011年3月中旬より発売する。トゥイーターとウーファー各2個、ネットワーク2組のセットで価格は15万円(税込)。

こちらは先日開発発表されたNCV振動板(関連ニュース)を搭載した製品。いずれのスピーカーにもこの振動板が使われている。NCV振動板は、カーボンナノチューブと数種類の樹脂とを最適配合したもので、射出成形による薄肉成形も可能。伝搬速度は毎秒5,000m以上で、チタンに匹敵するという。また内部損失も、紙製振動板と同等を実現しているという。これにより共振音や固有音のない自然な音再現と、低音から80kHzの超高音までを統一感ある音色で再現することが可能になったとのことだ。

また、DIATONEの技術を活かし、ウーファーはダイレクトマグネットマウント構造を採用。トゥイーターはドーム&コーン型振動板とダイレクターを搭載している。さらにダブル・ネオジウム磁気回路により、省スペースながらパワフルな音再現が可能だという。

ウーファーは口径16cmで、瞬間最大入力は120W、定格入力は45Wまで対応。再生周波数帯域は70~10,000Hzで、出力音圧レベルは87dB/W/m、インピーダンスは4Ωとなる。アウターバッフル取付とインナーバッフル取付の双方に対応。

トゥイーターは30mm口径で、瞬間最大入力は100W、定格入力は40W、再生周波数帯域は1,500Hz~80,000Hz、出力音圧レベルは86dB/W/m。インピーダンスは4Ωだ。外形寸法は、ダイレクターなしの場合Φ41×24mm、有りの場合Φ64×30mmで、車室内への取付も容易だという。

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