ドライバーのポジション調節が可能

ユキム、「VX-JETドライバー」を搭載したELACの新スピーカー「FS 509 VX-JET」を発売

公開日 2011/10/05 20:36 ファイル・ウェブ編集部
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(株)ユキムは、ポジション調節可能な機構の「VX-JETドライバー」を搭載したELACのフロアスタンディングスピーカー「FS 509 VX-JET」を11月より発売する。価格は189万円(ペア・税込)。

FS 509 VX-JET

4ウェイ・バスレフ型のフロアスタンディングスピーカー。IFA2011で出展されていたモデル(関連ニュース)の日本投入が明らかにされた格好だ。搭載されるユニット、キャビネットなど全てを新たに設計している。本体色はハイグロス・ブラック。

これまでに実績を持つ同軸型ユニット「X-JET COAX」を基礎に、ドライバーのポジションを調節可能にするなどの改良を行った「VX-JET COAX」を搭載。スピーカーのリア側の調整ノブによって、ドライバーをバッフルの外側/内側へそれぞれ8mm動かせるようにし、中域と高域の指向性パターンを調整できるようにした。

ドライバーの位置調整が可能なノブを装備

これにより様々な部屋の音響特性に合わせられるように配慮。なお、リスニング・ポジションで反射音が多すぎる場合にはドライバーをバッフルの後ろへ、反射音が少なすぎる場合はバッフルの正面に移動させることで状況を改善できるという。

ウーファーには、ELACのユニットとして過去最大のサイズとなる220mm AS-XR アルミ・パルプ・ハイブリッドを2基搭載。ミッドレンジには180mm AS-XR LLD アルミ・パルプ・ハイブリッドを1基搭載している。

ウーファーとミッドレンジドライバー

各ユニットは、600LINEなどで実績を持つクリスタルライン(幾何学模様のリブをプレスする事により10倍まで強度を高めたアルミとクルトミューラー製のパルプ素材のハイブリッド振動板)と、ネオジウム・マグネットを花びら状に配置したLLD(Long Linear drive)テクノロジー、そしてELAC初採用となる、アルミニウム・ダイキャスト・フレームを装備。これにより「録音のディテールが全く損なわれることなく再生する驚異的なユニットとなった」としている。

ネットワーク回路も新設計で、フィルム・コンデンサ等にはハイグレードなパーツをふんだんに使用したという。コイルには、330CEやFS247SEなどにも使用しているハイパワー・エア・コイル(空芯コイル)を採用した。

ネットワーク回路も新設計

キャビネットもフレーム構造を一から見直し。全体のサイズ、ユニットの取り付け位置、バスレフポートの位置など、徹底的な解析を行い最適化し、新たなクロスフレーム・キャビネットを完成させた。ボトム・エミッション・テクノロジーも踏襲している。

クロスオーバー周波数は120/600/2,800 Hz。入力は定格が280W、最大360Wで、周波数特性が24Hz~50kHz。また、能率が89dBでインピーダンスが4Ω。

そのほかステンレス製のスパイクとインシュータを採用。ジャンパーケーブルには高品位ヴァン・デン・ハル製のものを採用し、手袋とクロスなどが付属する。

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