800 Diamondシリーズとの組み合わせに最適
B&W、2基のドライブユニットとDSPを搭載したアクティブサブウーファー「DB1」登場
(株)ディーアンドエムホールディングスは、B&Wのアクティブサブウーファー「DB1」を2月下旬より発売する。カラーバリエーションは下記の3種類をラインナップする。
・「ピアノ・ブラック」¥612,000(税込)
・「チェリーウッド」¥580,000(税込)
・「ローズナット」¥580,000(税込)
本日行われた新製品発表会にて、D&Mのブランド戦略本部 商品企画部 マランツ・ブランド音質担当マネージャーの澤田龍一氏は、「3年前より開発が発表されたハイエンドモデルの国内展開が開始される」と、元々はB&Wのスピーカー“800 Series Diamond”と並行して本機の開発が進められてきたことを解説。「最終的にはシリーズ専用のサブウーファーという位置づけを継承せず、ホームシアターやHi-Fi機器など幅広い使用環境にマッチするよう新規の設計が投入された」と説明した。
本機は、内部に2基のドライブユニットを対象に配置する「バランス・ドライブ」システムを採用。2基のドライバーは、スイッチモード電源を備えた1000Wのデジタルアンプで駆動する。さらに、視聴環境に合わせた音場補正機能など、最適なモードを設定できる「デジタル・シグナル・プロセッシング(DSP)」テクノロジーも備えている。
“DB1”という名称は、このDSPの“D”と、バランス・ドライブの“B”から付けられている。
■2基のドライブユニットを背中合わせに配置する「バランス・ドライブ」
「PV1」で培った技術を投入し、12インチ口径の「ロングストローク・ドライバー」を背中合わせに2基配置して反力のバランスを取ることにより、エンクロージャーの振動によるカラレーションを大幅に低減させるバランス・ドライブシステムを採用している。
ダンパーには進化したロール形状を採用。低い歪みで必要な音圧レベルを確保するため、駆動系は巻き幅40mmのボイスコイルと厚さ12mmのトップレートを用いた設計とした。ストロークは通常値で「±15mm」、限界値は「±25mm」におよぶとのこと。
また、ハードな使用にも耐えられるよう、低音ユニットを特に強化。プラスチック製の補強リングを2つ加えたロハセル振動板のほか、疲労断線に強い新しいリボン型のボイスコイル引き出し線を使用している。
■B&Wが開発したDSPテクノロジーを搭載
本機は「デジタル・シグナル・プロセッシング(DSP)」テクノロジーの搭載により、視聴環境に合わせて、組み合わせるスピーカーとの最適なマッチング設定が行える。DSPテクノロジーは、アナログ・デバイセズのシグマ・チップを中心に構築されている。
DSPのセットアップには2通りの方法が用意されており、1つは本機の下部に備えられた小型有機ELディスプレイから行う方法、もう1つは専用のソフトウェア「SubApp」を使ってPCから行う方法だ。RS-232接続でオートメーションシステムに組み込むこともできる。
具体的には、周波数やスローブ、位相の検出や、ローパスフィルターの設定、ソース機器の出力レベルに合わせた入力感度の調整のほか、メインスピーカーの出力に合わせたゲインの調整などが行える。
なお、ローパスフィルター設定で「Speaker」を選択すると、現行の“800 Series Diamond”と組み合わせた際に最適となる設定が機種ごとにプリセットされている。
リスニング環境に合わせた音場補正機能にも対応。部屋の音響特性だけでなく、本機のレスポンスがスムーズとなるように補正を行い、低音パフォーマンスが最適になるよう設定する。
また、入力選択・ゲイン・5バンドのグラフィックイコライザーなどの項目について最大5つまで設定を登録して保存しておくことができる。プリセットの切替は12VトリガーかRS-232接続で行うかを選択できる。なお、ボリュームトリムは独立して設定することが可能となる。
■筐体デザインなどその他特徴・最適な設置場所は?
本体キャビネットには、B&Wのスピーカー既存モデルとマッチするよう木製構造を採用している。同時にカラレーションを許容できるレベルまで下げるため、厚さ25mmのMDF材と18mmの補強板を採用し、振動レベルの大幅な低減を狙った。
搭載端子は、モノXLR/モノRCA/ステレオRCA/トリガー1(オン/スタンバイ)/トリガー2(プリセット切替)/IR端子/RS-232端子/USB 2.0。
澤田氏によれば、本機の設置場所は「左右スピーカーの間やその近く」を推奨しており、リスナーの横に配置することも許容可能な設置方法としている。また、本機を2台使用する場合は、それぞれを左右スピーカーの近くに設置することが好ましいとのこと。なお、「リスナーの後方に設置することは避けて欲しい」とのことだ。
【問い合わせ先】
ディーアンドエムホールディングス
TEL/03-3719-3481
・「ピアノ・ブラック」¥612,000(税込)
・「チェリーウッド」¥580,000(税込)
・「ローズナット」¥580,000(税込)
本日行われた新製品発表会にて、D&Mのブランド戦略本部 商品企画部 マランツ・ブランド音質担当マネージャーの澤田龍一氏は、「3年前より開発が発表されたハイエンドモデルの国内展開が開始される」と、元々はB&Wのスピーカー“800 Series Diamond”と並行して本機の開発が進められてきたことを解説。「最終的にはシリーズ専用のサブウーファーという位置づけを継承せず、ホームシアターやHi-Fi機器など幅広い使用環境にマッチするよう新規の設計が投入された」と説明した。
本機は、内部に2基のドライブユニットを対象に配置する「バランス・ドライブ」システムを採用。2基のドライバーは、スイッチモード電源を備えた1000Wのデジタルアンプで駆動する。さらに、視聴環境に合わせた音場補正機能など、最適なモードを設定できる「デジタル・シグナル・プロセッシング(DSP)」テクノロジーも備えている。
“DB1”という名称は、このDSPの“D”と、バランス・ドライブの“B”から付けられている。
■2基のドライブユニットを背中合わせに配置する「バランス・ドライブ」
「PV1」で培った技術を投入し、12インチ口径の「ロングストローク・ドライバー」を背中合わせに2基配置して反力のバランスを取ることにより、エンクロージャーの振動によるカラレーションを大幅に低減させるバランス・ドライブシステムを採用している。
ダンパーには進化したロール形状を採用。低い歪みで必要な音圧レベルを確保するため、駆動系は巻き幅40mmのボイスコイルと厚さ12mmのトップレートを用いた設計とした。ストロークは通常値で「±15mm」、限界値は「±25mm」におよぶとのこと。
また、ハードな使用にも耐えられるよう、低音ユニットを特に強化。プラスチック製の補強リングを2つ加えたロハセル振動板のほか、疲労断線に強い新しいリボン型のボイスコイル引き出し線を使用している。
■B&Wが開発したDSPテクノロジーを搭載
本機は「デジタル・シグナル・プロセッシング(DSP)」テクノロジーの搭載により、視聴環境に合わせて、組み合わせるスピーカーとの最適なマッチング設定が行える。DSPテクノロジーは、アナログ・デバイセズのシグマ・チップを中心に構築されている。
DSPのセットアップには2通りの方法が用意されており、1つは本機の下部に備えられた小型有機ELディスプレイから行う方法、もう1つは専用のソフトウェア「SubApp」を使ってPCから行う方法だ。RS-232接続でオートメーションシステムに組み込むこともできる。
具体的には、周波数やスローブ、位相の検出や、ローパスフィルターの設定、ソース機器の出力レベルに合わせた入力感度の調整のほか、メインスピーカーの出力に合わせたゲインの調整などが行える。
なお、ローパスフィルター設定で「Speaker」を選択すると、現行の“800 Series Diamond”と組み合わせた際に最適となる設定が機種ごとにプリセットされている。
リスニング環境に合わせた音場補正機能にも対応。部屋の音響特性だけでなく、本機のレスポンスがスムーズとなるように補正を行い、低音パフォーマンスが最適になるよう設定する。
また、入力選択・ゲイン・5バンドのグラフィックイコライザーなどの項目について最大5つまで設定を登録して保存しておくことができる。プリセットの切替は12VトリガーかRS-232接続で行うかを選択できる。なお、ボリュームトリムは独立して設定することが可能となる。
■筐体デザインなどその他特徴・最適な設置場所は?
本体キャビネットには、B&Wのスピーカー既存モデルとマッチするよう木製構造を採用している。同時にカラレーションを許容できるレベルまで下げるため、厚さ25mmのMDF材と18mmの補強板を採用し、振動レベルの大幅な低減を狙った。
搭載端子は、モノXLR/モノRCA/ステレオRCA/トリガー1(オン/スタンバイ)/トリガー2(プリセット切替)/IR端子/RS-232端子/USB 2.0。
澤田氏によれば、本機の設置場所は「左右スピーカーの間やその近く」を推奨しており、リスナーの横に配置することも許容可能な設置方法としている。また、本機を2台使用する場合は、それぞれを左右スピーカーの近くに設置することが好ましいとのこと。なお、「リスナーの後方に設置することは避けて欲しい」とのことだ。
【問い合わせ先】
ディーアンドエムホールディングス
TEL/03-3719-3481
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