今秋にヨーロッパで発売予定
ゼンハイザー、IFAカンファレンスで新イヤホン「IE800」やヘッドホンアンプ「HDVD800」を発表
クロアチアの現地時間4月12日から開幕したIFA2012グローバル・プレスカンファレンスにて、13日にはスポンサーメーカーによるプロダクトセミナーが開催され、ゼンハイザーがイヤホンの新フラグシップモデル「IE800」や、ヘッドホンアンプ「HDVD800」を発表した。
13日の午前中にはゼンハイザーのプロダクトセミナーが開催され、Head of Product ManagementのIvan Kuan氏が同社の新製品やプロダクトポリシーを説明。午後には別会場に設けられたブースにイヤホン「IE800」などの新製品が展示された。
オーディオ用イヤホンの新フラグシップ「IE800」を発表
「IE800」は、オーディオリスニングをターゲットとしたカナル型イヤホンの新しいフラグシップモデル。ハウジングの素材にはセラミックを採用し、イヤホン部はコンパクトなサイズに仕上げられている。
筐体内部には2基のレゾネーターを搭載するチャンバーシステムを採用し、マスキング効果を軽減、高音質化を図った。ハウジングは密閉型だが、背面には2基のエアダクトを設け、低音再生能力を強化している。
ドライバーは7mm口径の“Smallest Extra-Wide Band driver”を搭載。再生周波数帯域は5Hz〜46,500Hzをカバーする。
ケーブルはイヤーモニターの「IE80」が採用する、イヤホン部根元からの着脱方式を採用していないが、同社のKuan氏の説明によると、これは「IE80」がプロフェッショナルユースも意識したイヤーモニターであるのに対して、「IE800」のメインコンセプトがオーディオリスニングであり、ハウジングをよりコンパクトにすることを優先したからであるという。
ケーブルは被覆の素材にケブラーを採用。ブラックを基調にダークグリーンのコンビネーションカラーとしている。
本機はヨーロッパでは今夏以降に発売が予定されており、価格は599ユーロを見込んでいる。
ゼンハイザー初のヘッドホンアンプを開発中
Kuan氏はゼンハイザー初のヘッドホンアンプ「HDVD800」の開発も発表。今回のイベントでは実機の展示は行われなかったものの、ヨーロッパでは9月に、1499ユーロで発売を予定していることなどが明らかになった。
商品の一部概略も公開された。本機はデジタルアンプを内蔵。筐体内部はシンメトリカルレイアウトを採用し、高音質化を図っているという。
デジタル入力はUSB2.0のほか、同軸/光デジタル、AES/EBUを搭載。バーブラウンの192kHz/24bit対応DACを内蔵する。その他、アノダイズド処理のアルミ筐体や、音質にこだわったパーツを採用。ゼンハイザーのハイエンドヘッドホン「HD800」「HD700」「HD650」とのサウンドマッチングが図られている。
ハイエンド機「HD700」やHD25のバリエーション「Amperior」を展示
ほかにもゼンハイザーのブースには、先頃日本市場への投入が発表された(関連ニュース)オープン型のハイエンドモデル「HD700」が登場。本機では新開発の40mm口径の振動板が採用されたほか、マグネットを正確に配置し、ハウジングの内部に空気の流れを作り出すという「Ventilated Magnet System」機構を採用。Kuan氏によると、「本機のコンセプトは、HD800の思想を受け継ぎながら、音質、デザインを高めたオープンヘッドホンです。音質はよりウォームな傾向にチューニングされていて、どんな音楽にもマッチするヘッドホンに仕上げた」のだという。
ヨーロッパでは5月から発売され、価格は699ユーロになる。
また2012 International CESで発表された、人気シリーズの「HD25」をベースにした、オーディオ用ポータブルヘッドホンの「Amperior」も出展された(関連ニュース)。
本機は「屋外に持ち出して音楽を楽しめるよう、HD25をベースに変更を加えたモデル」であるとKuan氏は説明する。密閉型ハウジングの素材にはアルミニウムを採用し、カラーバリエーションは写真のシルバーのほか、ミッドナイトブルーのモデルも揃う。Kuan氏によれば「本機はHD25シリーズをベースにしているが、ネームは敢えてHD25を使わず“Amperior”とした」そうだ。ヨーロッパでは3月上旬から導入が開始されており、価格は299ユーロになる。
周波数帯域は16〜22,000Hz、インピーダンスは18Ω、最大音圧レベルは120dB(1kHz)。
ケーブルは1.2mの通常タイプのケーブル以外に、iPhone/iPadに対応するマイクコントローラー付きの0.9mの交換ケーブルが付属する。
他にも昨年のIFA2011に出展された2.4GHzデジタルワイヤレス伝送を採用した「RS 220」も紹介されていた。
13日の午前中にはゼンハイザーのプロダクトセミナーが開催され、Head of Product ManagementのIvan Kuan氏が同社の新製品やプロダクトポリシーを説明。午後には別会場に設けられたブースにイヤホン「IE800」などの新製品が展示された。
オーディオ用イヤホンの新フラグシップ「IE800」を発表
「IE800」は、オーディオリスニングをターゲットとしたカナル型イヤホンの新しいフラグシップモデル。ハウジングの素材にはセラミックを採用し、イヤホン部はコンパクトなサイズに仕上げられている。
筐体内部には2基のレゾネーターを搭載するチャンバーシステムを採用し、マスキング効果を軽減、高音質化を図った。ハウジングは密閉型だが、背面には2基のエアダクトを設け、低音再生能力を強化している。
ドライバーは7mm口径の“Smallest Extra-Wide Band driver”を搭載。再生周波数帯域は5Hz〜46,500Hzをカバーする。
ケーブルはイヤーモニターの「IE80」が採用する、イヤホン部根元からの着脱方式を採用していないが、同社のKuan氏の説明によると、これは「IE80」がプロフェッショナルユースも意識したイヤーモニターであるのに対して、「IE800」のメインコンセプトがオーディオリスニングであり、ハウジングをよりコンパクトにすることを優先したからであるという。
ケーブルは被覆の素材にケブラーを採用。ブラックを基調にダークグリーンのコンビネーションカラーとしている。
本機はヨーロッパでは今夏以降に発売が予定されており、価格は599ユーロを見込んでいる。
ゼンハイザー初のヘッドホンアンプを開発中
Kuan氏はゼンハイザー初のヘッドホンアンプ「HDVD800」の開発も発表。今回のイベントでは実機の展示は行われなかったものの、ヨーロッパでは9月に、1499ユーロで発売を予定していることなどが明らかになった。
商品の一部概略も公開された。本機はデジタルアンプを内蔵。筐体内部はシンメトリカルレイアウトを採用し、高音質化を図っているという。
デジタル入力はUSB2.0のほか、同軸/光デジタル、AES/EBUを搭載。バーブラウンの192kHz/24bit対応DACを内蔵する。その他、アノダイズド処理のアルミ筐体や、音質にこだわったパーツを採用。ゼンハイザーのハイエンドヘッドホン「HD800」「HD700」「HD650」とのサウンドマッチングが図られている。
ハイエンド機「HD700」やHD25のバリエーション「Amperior」を展示
ほかにもゼンハイザーのブースには、先頃日本市場への投入が発表された(関連ニュース)オープン型のハイエンドモデル「HD700」が登場。本機では新開発の40mm口径の振動板が採用されたほか、マグネットを正確に配置し、ハウジングの内部に空気の流れを作り出すという「Ventilated Magnet System」機構を採用。Kuan氏によると、「本機のコンセプトは、HD800の思想を受け継ぎながら、音質、デザインを高めたオープンヘッドホンです。音質はよりウォームな傾向にチューニングされていて、どんな音楽にもマッチするヘッドホンに仕上げた」のだという。
ヨーロッパでは5月から発売され、価格は699ユーロになる。
また2012 International CESで発表された、人気シリーズの「HD25」をベースにした、オーディオ用ポータブルヘッドホンの「Amperior」も出展された(関連ニュース)。
本機は「屋外に持ち出して音楽を楽しめるよう、HD25をベースに変更を加えたモデル」であるとKuan氏は説明する。密閉型ハウジングの素材にはアルミニウムを採用し、カラーバリエーションは写真のシルバーのほか、ミッドナイトブルーのモデルも揃う。Kuan氏によれば「本機はHD25シリーズをベースにしているが、ネームは敢えてHD25を使わず“Amperior”とした」そうだ。ヨーロッパでは3月上旬から導入が開始されており、価格は299ユーロになる。
周波数帯域は16〜22,000Hz、インピーダンスは18Ω、最大音圧レベルは120dB(1kHz)。
ケーブルは1.2mの通常タイプのケーブル以外に、iPhone/iPadに対応するマイクコントローラー付きの0.9mの交換ケーブルが付属する。
他にも昨年のIFA2011に出展された2.4GHzデジタルワイヤレス伝送を採用した「RS 220」も紹介されていた。
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