山崎社長が日本法人設立に対する想いを語る

新会社「ゴールドムンドジャパン」が記者発表会を開催 −「MIMESIS 27.8」「TELOS 390.5」を初公開

公開日 2012/05/17 16:24 ファイル・ウェブ編集部
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スイス GOLDMUND社の日本法人として設立されたゴールドムンドジャパン(株)が、6月1日より国内営業をスタートする。本日同社は都内にて記者発表会を開催。代表取締役社長 山崎順一氏が新会社設立に対しての思いを語った。

山崎順一氏

また会場では、新製品となるプリアンプ「MIMESIS 27.8」とプリメインアンプ「TELOS 390.5」の実機も展示された。

新製品2機種

■まずはアナログ2chに特化した製品展開を

トライオード(株)の社長を兼任する山崎氏は、スイス・ジュネーブのGOLDMUND社を訪れた際のことを振り返り、「真空管アンプの魅力を伝えたいという想いで20年間トライオードをやってきた。スイスのGOLDMUND社に、初期の頃に製造されていた手作りの真空管アンプが残っているのを目にしたときは親近感を憶えた」とコメント。「GOLDMUND社との間で想いが共鳴する形でゴールドムンドジャパン設立に至った」と語った。

山崎氏がジュネーブを訪れた際の様子を収めたスライドも公開された

6月1日の国内販売開始時点では、後述の新製品2モデルのほか、「MIMESIS 22 History」「TELOS 250/350/1000/2500/3500」「METIS 2/3/5/ONE」の全12モデルを取り扱い予定となっている。山崎氏によれば、まずは「METIS」シリーズに力を入れ、アナログの2チャンネルに特化して製品展開していくという。

6月1日から全12モデルを取り扱い開始する

また同氏は、ゴールドムンドの“美しい音”というテーマを掲げながら「製品だけではなく、会社としても美しくありたい」と語った。

会場では、GOLDMUND社のCEOであるMichel Reverchon氏からのビデオレターも公開された。同氏は日本法人設立を決めた理由として、「ここ数年来、世界各国に事業の幅を広げてきた流れから日本法人の設立につながったこと。進化していく世の中で、あるべきオーディオの姿を日本で共に模索して歩んでいくべきだと想ったこと。そして日本にはGOLDMUNDの“最も大切な理解者”がいること」とコメントを寄せた。

Michel Reverchon氏からのビデオレターも

さらに今後の同社製品について、「スイスでの製造環境を成長させ、製造を効率化することにより、リーズナブルな製品価格を実現していく。また、日本のユーザーに満足してもらえる製品の開発を積極的に行っていく」とアピールした。


■「MIMESIS 27.8」と「TELOS 390.5」を公開

会場では、新製品となるプリアンプ「MIMESIS 27.8」とプリメインアンプ「TELOS 390.5」の実機が公開された

MIMESIS 27.8

MIMESIS 27.8の背面端子部


TELOS 390.5

TELOS 390.5の背面端子部
プリアンプ MIMESIS 27.8は、外形寸法440W×100H×380Dmmで、質量8kg。価格は1,344,000円(税込)。プリメインアンプ TELOS 390.5は、外形寸法440W×100H×410Dmmで、質量33kg。価格が1,449,000円(税込)となる。2機種ともその他の仕様詳細は未定となっている。

発売は6月1日を予定。また、5月18日(金)より開催される「ハイエンドショウトウキョウ2012スプリング」において試聴デモを予定しているという。

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