GX102とGX103が進化したモデル

フォステクス、純マグネシウム振動板採用スピーカー「GX102MA」「GX103MA」

公開日 2012/06/12 17:15 ファイル・ウェブ編集部
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フォステクス カンパニーは、スピーカーシステム「GX102MA」(99,750円/1本/税込)、「GX103MA」(194,250円/1本/税込)を7月末より発売する。カラーはワインレッドとダークブラウンを用意する。

それぞれGX102とGX103が進化したモデル。20mmトゥイーターは、振動板を従来のマグネシウム合金から純マグネシウムに変更。これを、分割振動を分散するリッジドーム形状とした。これに、従来から採用しているリング型ネオジウムマグネット2枚を合わせることで、性能の高いトゥイーターを実現したという。

10cmウーファーは、アルミ合金のHR形状振動板を引き続き採用。従来機(GX100MA)より駆動力を40%向上させ、力強く密度の高い中低域再生を実現するという。

外観はピアノ光沢塗装仕上げ。1台1台手塗りの工程を経て作り出されるという。キャビネットは、楠とユーカリを貼り合わせた音響専用CE合板のほか、バッフルと天地左右にもCE合板、裏板にはMDF板を採用。各部の板厚を調整し剛性分布を最適化している。

「GX102MA」は2ウェイバスレフ型 バーチカルツイン構成。ボーカルや楽器の基音帯域の充実を目指したという。再生周波数帯域は55Hz~45kHz(-10dB)で、クロスオーバーは1.8kHz。横置きにしてセンタースピーカーとしても使用できる。

GX102MA(ダークブラウン)

サランネットの装着イメージ


ワインレッドカラーも用意する

横置きにしてセンタースピーカーとしても使用できる
「GX103MA」は3ウェイバスレフ型のトールボーイスピーカー。ピュアオーディオとサラウンドの高次元での両立を目指したという。再生周波数帯域は40Hz~45kHz(-10dB)で、クロスオーバーは1.8kHz/150Hz。

GX103MA

サランネットの装着イメージ

こちらもワインレッドカラーも用意する

どちらもGシリーズと同じMIDコントローラーを採用。聴覚の最も敏感な帯域付近の1.6kHz~6kHzを+1dB~-2dBの範囲で微調整することで、再生環境の変化や多様な好みに適応可能とのこと。なお、コントローラーを流れる信号はトゥイーターには流れない回路構成なので、音質劣化はほとんどないという。

また、ツインセルダクトを採用。ウーファー背面にダクトを設けることで、最良のバスレフ動作が可能という。またGX103MAではスタガードバスレフ方式も併せて採用しており、量感と躍動感溢れる低音再生を実現するとのこと。

ネットワークは、基本帯域を受け持つ2本のウーファーにそれぞれ独立したコンデンサー/コイルを使用。ネットワーク素子を介しての電気的相互干渉を廃したという。内部配線には銅・銀合金同芯撚り線(GX102MA)、またはOFC同芯撚り線(GX103MA)を使用し、接点は金メッキスリーブによるカシメ接続を行い、音質劣化を防いでいる。入力端子は接点損失の少ない銅削り出し金メッキターミナル。

【問い合わせ先】
フォステクス カンパニー
TEL/042-546-6355

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