SPECはアナログプレーヤーも出展

<ハイエンド>SPEC新プリメイン「V1DT」/バラッド オリジナルスピーカー/六本木工学 モニタースピーカー

公開日 2012/10/05 19:30 ファイル・ウェブ編集部
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10月5日から7日まで東京・有楽町の交通会館で「ハイエンドショウトウキョウ2012」が開催される。本項では「Jルーム」に出展するスペック、バラッド、六本木工学研究所のブースを紹介する。

スペックはパワーアップしたプリメイン「RSA-V1DT」やアナログプレーヤーを展示


スペックのブース
スペックの展示は8月に発売したステレオプリメインアンプ「RSA-V1DT」(関連ニュース)にスポットがあたる。本機は「RSA-V1」をベースに改良を加えたモデルで、価格は504,000円(税込)と、前モデルから約3万円アップとなった。


RSA-V1DT
変更点は筐体内部の各回路部を区切るシールドに、最上級機「RSA-F1」でも使用したEMT(電磁波吸収塗料)コーティング処理を実施。電磁波の悪影響を排除した。

電源部には特殊な制振対策を施し、電源部の振動が与える音質への悪影響を最小化。ローパスフィルターのパーツもより徹底的に吟味。より押し出し感の強い低域、自然で滑らかな高域の再生を追求した。

リモコンユニット「RSR-3」。受光部(右側)はアンプのリモコン端子につなぐ外付けタイプとして、高音質化を図っている

受光部の背面端子部。なお価格は63,000()

先日リリースされたアナログプレーヤー「AP-50」「AP-30」(関連ニュース)も音出しを行っている。ともにダイレクトドライブ方式のアナログプレーヤーで、AP-50は59,850円(税込)、AP-30は49,350円(税込)。上位機種にはクオーツ制御機能を設けたほか、交換可能なメガネタイプの電源ケーブルを採用。カートリッジもハイクオリティなものを採用している。

AP-50

AP-30

このほか、現在開発中のSACDプレーヤー試作機も、リファレンスとしてデモを行っている。本機はプレーヤー部と電源部を別ユニットとした高音質設計を採用。今後の商品化については市場の反響を見ながら検討していく段階という。

SACDプレーヤーの試作機。下段は別筐体の電源ユニット


バラッドはオリジナルスピーカー「Arvo」を参考展示


バラッドのブース
バラッドは同社オリジナルのスピーカー「Arvo(アーボ)」を参考展示している。ALTEC製15インチユニットを搭載。今回の試聴ブースでデモを行っている。発売時期や価格については今のところ未定だという。


オリジナルスピーカー「Arvo」
同社取り扱いのブランド、ドイツmusikelectronic geithainからはアンプ内蔵モニタースピーカー「ME801K」を出展。今回のイベントが本機の日本初公開の機会になるという。価格は2,205,000円(1本・税込)。


ME801K
ユニット構成は低域用400mmコーン、中域用160mmコーン、高域用25mmドームトゥイーター3基を同軸状に配置。トータル2,000WのDクラスアンプによりドライブする。周波数特性は25Hz〜22kHz。最大音圧は122dB。キャビネットはMDFと天然木の組み合わせ。仕上げはバードアイメープル・ナチュラルとマホガニー、アッシュブラックから選べる。


六本木工学研究所のスピーカー「MONITOR ZERO」


六本木工学のブース
六本木工学研究所はYSC Audioブランドから、ブックシェルフタイプのスピーカー「MONITOR ZERO」を出展した。使用ユニットはオリジナルの「22TFF」「YS137G-PSC」。


「MONITOR ZERO」シリーズ

背面端子はバイワイヤリング対応
チェリー突板カラーハイグロス仕上げの「MT-Z(CHF)」はキットモデルが69,800円(ペア・税込)、完成品が88,000円(ペア・税込)となる。周波数帯域は50Hz〜20kHzをカバー。インピーダンスは6Ω、感度は86dB。ターミナルは金メッキ処理のバイワイヤリング対応とした。

ピアノブラックモデル

また、木目調仕上げの「MT-Z(PCW)」、ピアノブラック仕上げの「MT-Z(PBF)」も発売される。

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