4ウェイ5スピーカーのフロアスタンディング
MAGICO、2,415万円の“Qシリーズ”最上位スピーカー「Q7」
エレクトリは、米MAGICOのスピーカー“Qシリーズ”の新モデルとして、最上位フロアスタンディングスピーカー「Q7」を7月20日より発売する。価格は2,415万円(税込・ペア)。
4ウェイ5スピーカーのフロアスタンディングスピーカー。外形寸法は380W×1,520H×810Dmmで、質量は340kg。周波数特性が20Hz〜50kHz(±3dB)、能率が94dB 1W/1m、インピーダンスが4Ω。外装はハードアノダイズブラック仕上げを採用している。
5つのドライバーユニットはすべて新設計で、1インチ MB7トゥイーター、6インチ MG70 Nano-Tecミッドレンジ、10インチMG107 Nano-Tecミッドバス、そして12インチ MG1207 Nano-Tecバス2基を搭載。一般の工業基準より10倍の磁力を持つ強力なネオジウムマグネット「N48H」を採用することにより、94dBという高能率も実現している。
ナノテックコーンテクノロジーを採用したドライバー4本は最初からすべてMAGICOで設計、製造され、コーン構造にカーボン・ナノチューブを世界で最初に採用。三層振動板は、Rohacellフォームをコアとし、ナノテクカーボン繊維でサンドイッチしている。
ナノテクコーンのカーボン外皮は、伸張力/繊維引張強さ63GPa(ハイカーボンスチールは伸張力1.2GPa)と、伸張力と弾性率に優れ、従来のチタンサンドイッチコーンの300%という硬度を実現。これにより、「外力に対する強度、セルフダンピング、リンギングの減衰など、スピーカーコーン素材に求められるすべての点で従来のコーンとは比較にならない高水準値を示す」としている。
ドライバーのポールピースとフロントプレートに鉄素材を採用して飽和磁束密度を高めたほか、インダクタンスキャンセラースリーブを装備。0.15インチ厚、4.9インチ口径のカッパー/銅スリーブをボイスコイルギャップに装備し、10インチミッドバスではインダクタンスを0.085mHまで低減。過電流に起因する歪みを極小にしているという。
トゥイーターは第三世代のベリリウム振動板と最新の磁気回路を結合。チタニウムより2.5倍軽量で7倍の強度を持つという。
エンクロージャーの設計においては、力学解析に用いられる有限要素法によってドライバーの動作を研究。これによって導かれた最適なドライバー配置を行っている。
また、アルミニウム、カッパー、ステンレスからなる100以上の構成パーツを635本のスクリューボルトで結合したオールメタルエンクロージャーを採用。総重量340kgの筐体が「最低域から最高域までの広い帯域でドライバーの動作をロス無く音響エネルギーに変換するために大きな貢献をしている」という。
本機では新たに3ブロックのマトリックスフレーム構造を採用。カッパーラインで分離されているミッドレンジブロックはフローティング構造で、これによってミッドレンジがキャビネット全体からの二次的な振動の悪影響を受けにくくしている。
バッフル構造は、38kgの表面バッフルの下に34kgのアルミニウム厚板を配置し、2つのウーファーと上部のミッドバスを支えるシステムを採用。平らな厚板がマトリックス構造でボルト止めされフロントの構造部材となり、ミッドレンジは独自の専用サブ構造体にフロートされて取り付けられている。なお、トゥイーターは表面の湾曲したバッフルに取り付けるなど、独特なユニットのマウント方法で共振を抑えている。
フィルター回路には、同社が「まるで1本のフルレンジのようなサウンドイメージを作り出す」とする「ESXO(Elliptical Symmetry Crossober)を採用。
クロスオーバーネットワーク素材には、軍用や航空宇宙用に開発されたバルクメタルフォイル抵抗を採用。抵抗温度係数(TCR)±2ppm/度と高精度で50倍以上の長期負荷安定度という同抵抗の採用により、様々な周波数、電圧で安定した抵抗値を保ち正確なクロスオーバー特性をキープするとしている。
なお、クロスーバーはキャビネット内部のアルミニウム合金パネルに組み付けられ、スピーカー容積に影響しないよう別チャンバーにセットしている。
スピーカー端子はHIGH/LOWに分けられたマルチアンプ対応。ドライバー/ネットワーク/ターミナル間のワイヤリングは6N単銅線にするなど、コスト面での妥協を排している。また、スパイクには耐腐食性に優れステンレスのなかでも最高硬度を持つというSUS 440Cステンレス素材を採用したラウンドスパイクを装備している。
4ウェイ5スピーカーのフロアスタンディングスピーカー。外形寸法は380W×1,520H×810Dmmで、質量は340kg。周波数特性が20Hz〜50kHz(±3dB)、能率が94dB 1W/1m、インピーダンスが4Ω。外装はハードアノダイズブラック仕上げを採用している。
5つのドライバーユニットはすべて新設計で、1インチ MB7トゥイーター、6インチ MG70 Nano-Tecミッドレンジ、10インチMG107 Nano-Tecミッドバス、そして12インチ MG1207 Nano-Tecバス2基を搭載。一般の工業基準より10倍の磁力を持つ強力なネオジウムマグネット「N48H」を採用することにより、94dBという高能率も実現している。
ナノテックコーンテクノロジーを採用したドライバー4本は最初からすべてMAGICOで設計、製造され、コーン構造にカーボン・ナノチューブを世界で最初に採用。三層振動板は、Rohacellフォームをコアとし、ナノテクカーボン繊維でサンドイッチしている。
ナノテクコーンのカーボン外皮は、伸張力/繊維引張強さ63GPa(ハイカーボンスチールは伸張力1.2GPa)と、伸張力と弾性率に優れ、従来のチタンサンドイッチコーンの300%という硬度を実現。これにより、「外力に対する強度、セルフダンピング、リンギングの減衰など、スピーカーコーン素材に求められるすべての点で従来のコーンとは比較にならない高水準値を示す」としている。
ドライバーのポールピースとフロントプレートに鉄素材を採用して飽和磁束密度を高めたほか、インダクタンスキャンセラースリーブを装備。0.15インチ厚、4.9インチ口径のカッパー/銅スリーブをボイスコイルギャップに装備し、10インチミッドバスではインダクタンスを0.085mHまで低減。過電流に起因する歪みを極小にしているという。
トゥイーターは第三世代のベリリウム振動板と最新の磁気回路を結合。チタニウムより2.5倍軽量で7倍の強度を持つという。
エンクロージャーの設計においては、力学解析に用いられる有限要素法によってドライバーの動作を研究。これによって導かれた最適なドライバー配置を行っている。
また、アルミニウム、カッパー、ステンレスからなる100以上の構成パーツを635本のスクリューボルトで結合したオールメタルエンクロージャーを採用。総重量340kgの筐体が「最低域から最高域までの広い帯域でドライバーの動作をロス無く音響エネルギーに変換するために大きな貢献をしている」という。
本機では新たに3ブロックのマトリックスフレーム構造を採用。カッパーラインで分離されているミッドレンジブロックはフローティング構造で、これによってミッドレンジがキャビネット全体からの二次的な振動の悪影響を受けにくくしている。
バッフル構造は、38kgの表面バッフルの下に34kgのアルミニウム厚板を配置し、2つのウーファーと上部のミッドバスを支えるシステムを採用。平らな厚板がマトリックス構造でボルト止めされフロントの構造部材となり、ミッドレンジは独自の専用サブ構造体にフロートされて取り付けられている。なお、トゥイーターは表面の湾曲したバッフルに取り付けるなど、独特なユニットのマウント方法で共振を抑えている。
フィルター回路には、同社が「まるで1本のフルレンジのようなサウンドイメージを作り出す」とする「ESXO(Elliptical Symmetry Crossober)を採用。
クロスオーバーネットワーク素材には、軍用や航空宇宙用に開発されたバルクメタルフォイル抵抗を採用。抵抗温度係数(TCR)±2ppm/度と高精度で50倍以上の長期負荷安定度という同抵抗の採用により、様々な周波数、電圧で安定した抵抗値を保ち正確なクロスオーバー特性をキープするとしている。
なお、クロスーバーはキャビネット内部のアルミニウム合金パネルに組み付けられ、スピーカー容積に影響しないよう別チャンバーにセットしている。
スピーカー端子はHIGH/LOWに分けられたマルチアンプ対応。ドライバー/ネットワーク/ターミナル間のワイヤリングは6N単銅線にするなど、コスト面での妥協を排している。また、スパイクには耐腐食性に優れステンレスのなかでも最高硬度を持つというSUS 440Cステンレス素材を採用したラウンドスパイクを装備している。
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