SA8005は5.6MHz DSDの再生にも対応
マランツ、USB-DAC/SACDプレーヤー「SA8005」とプリメイン「PM8005」
マランツはUSB-DAC/SACDプレーヤー「SA8005」と、プレイメインアンプ「PM8005」を2014年1月上旬より発売する。価格は両モデルともに135,975円(税込)。
■DSD 5.6MHz対応USB-DACを搭載した「SA8005」
USB-DAC/SACDプレーヤー「SA8005」は、2010年発売のSACDプレーヤー「SA8004」(関連ニュース)の後継モデルとなる。SA8004は同社のSACDプレーヤーとしてはじめてUSB-DACを内蔵したモデルだがスペックは最大96kHz/24bitにとどまっていた。これに対してSA8005は、最大192kHz/24bitのPCMに加え、5.6MHz/2.8MHzのDSDネイティブ再生への対応を果たした。なお、DACチップは従来機から引き続きシーラス・ロジック「CS4398」を採用する。
Windowsについては専用ドライバーをインストールした上でのASIOドライバーおよびDoP方式によるDSDネイティブ再生に対応。Macについてはドライバーのインストール不要で、DoP方式のDSDネイティブ再生に対応する。
本機の特徴のひとつが「デジタル・アイソレーションシステム」の搭載だ。PCからのUSB入力、各種デジタル入力から混入する高周波ノイズの影響を排除するために、信号ラインには高速アイソレーターを採用。さらにアースラインについもデジタル、アナログを分離することで、アナログ回路へのノイズの影響を回避している。
USB入力以外のデジタル入力については、最大192kHz/24bitのPCM信号に対応する同軸/光デジタルを1系統ずつ、iPod/iPhoneとのデジタル接続やUSBメモリー再生に対応したUSB-A端子をフロントに1系統搭載。これらデジタル入力に加え、ディスク再生による信号にまで、前述の「デジタル・アイソレーションシステム」が働き、高周波ノイズの混入を防いでいる。
ドライブメカについては、SA-14S1で培った技術を投入。ピックアップと回路構成にはトップエンド機「SA-11S3」でも採用されたSACDM2を用いている。トレーには強度の高いザイロンを採用する。
クロックには、SA-11S1およびSA-14S1でも採用された「低位相雑音クリスタル」を採用。本機も44.1kHz系と48kHz系で2基のクリスタルを搭載している。
内蔵のヘッドホンアンプ(ステレオ標準端子)は、ハイスルーレート・オペアンプとHDAM-SA2バッファーにより構成。出力インピーダンスを低くすることで、駆動力も増しているという。アナログ出力はRCA端子を1系統搭載。デジタル出力は同軸/光を1系統ずつ搭載する。
そのほか、大容量トロイダルコアトランス、ニチコン製のマランツ専用カスタムブロックコンデンサーなどアナログ部のパーツも厳選。電源についても、各ブロックごのに専用の二次巻き線を用い、後段の整流回路や平滑回路を独立させることで、各回路間の相互干渉を排除している。
SACD再生時のオーディオ特性は、再生周波数特性は2Hz〜60kHz(-3dB)、S/Nは110dB(可聴帯域)、ダイナミックレンジは106dB(可聴帯域)、高調波歪率は0.0012%(1kHz、可聴帯域)となる。
消費電力は29W(待機時0.2W)。外形寸法は440W×106H×341Dmm、質量は8.0kg。
■瞬時電流供給能力を80%向上させたプリメインアンプ「PM8005」
プリメインアンプ「PM8005」は、2010年8月発売の「PM8004」(関連ニュース)の後継モデルとなる。
最大の進化点は、従来モデルから瞬時電流供給能力を80%アップさせ、瞬時電流供給45Aを実現したこと。これは上位モデル「PM-14S1」と同等の値だという。パワー段ではドライバートランジスターやパワートランジスターを、電源部についてはショットキーダイオード・ブリッジ電源容量を大幅に向上させた。
プリアンプ部とパワーアンプ部には、フルディスクリート構成の電流帰還型増幅回路を採用。「CD入力」専用バッファーとその他のライン入力用バッファーには、SA-14S1と同様にフェアチャイルド製の新型品となる「HDAM-SA2」を搭載。メインの増幅回路にも、オペアンプを使用せず、HDAM-SA2、HDAM-SA3を使用する。
電源回路も強化。瞬時電流供給能力を向上させるために、パワーアンプ用出力回路と出力段を一体化した「ショート・パワーライン・レイアウト」を採用。電源回路には大容量トロイダルトランスを搭載。さらに、SA-14S1と同等のオリジナル・ブロックコンデンサーを搭載している。
入力はアナログ(RCA端子)を5系統、フォノ(MM)を1系統、プリ部をパスする「パワーアンプダイレクト入力」を1系統搭載する。スピーカー出力は2系統を搭載(バイワイヤリング接続対応)。そのほか、プリ出力、REC出力、ヘッドホン出力を1系統ずつ装備する。
トーンコントロールについては、BASS(50Hz ± 10dB)、MID(900Hz ± 6dB)、TREBLE(15kHz ± 10dB)の3バンドに対応する。
スピーカー端子はマランツオリジナルの真鍮削り出し品を採用。全ての入出力端子にも金メッキ端子を用いている。消費電力は220W(0.2W)、外形寸法は440W×128H×379Dmm、質量は12.0kg。
■DSD 5.6MHz対応USB-DACを搭載した「SA8005」
USB-DAC/SACDプレーヤー「SA8005」は、2010年発売のSACDプレーヤー「SA8004」(関連ニュース)の後継モデルとなる。SA8004は同社のSACDプレーヤーとしてはじめてUSB-DACを内蔵したモデルだがスペックは最大96kHz/24bitにとどまっていた。これに対してSA8005は、最大192kHz/24bitのPCMに加え、5.6MHz/2.8MHzのDSDネイティブ再生への対応を果たした。なお、DACチップは従来機から引き続きシーラス・ロジック「CS4398」を採用する。
Windowsについては専用ドライバーをインストールした上でのASIOドライバーおよびDoP方式によるDSDネイティブ再生に対応。Macについてはドライバーのインストール不要で、DoP方式のDSDネイティブ再生に対応する。
本機の特徴のひとつが「デジタル・アイソレーションシステム」の搭載だ。PCからのUSB入力、各種デジタル入力から混入する高周波ノイズの影響を排除するために、信号ラインには高速アイソレーターを採用。さらにアースラインについもデジタル、アナログを分離することで、アナログ回路へのノイズの影響を回避している。
USB入力以外のデジタル入力については、最大192kHz/24bitのPCM信号に対応する同軸/光デジタルを1系統ずつ、iPod/iPhoneとのデジタル接続やUSBメモリー再生に対応したUSB-A端子をフロントに1系統搭載。これらデジタル入力に加え、ディスク再生による信号にまで、前述の「デジタル・アイソレーションシステム」が働き、高周波ノイズの混入を防いでいる。
ドライブメカについては、SA-14S1で培った技術を投入。ピックアップと回路構成にはトップエンド機「SA-11S3」でも採用されたSACDM2を用いている。トレーには強度の高いザイロンを採用する。
クロックには、SA-11S1およびSA-14S1でも採用された「低位相雑音クリスタル」を採用。本機も44.1kHz系と48kHz系で2基のクリスタルを搭載している。
内蔵のヘッドホンアンプ(ステレオ標準端子)は、ハイスルーレート・オペアンプとHDAM-SA2バッファーにより構成。出力インピーダンスを低くすることで、駆動力も増しているという。アナログ出力はRCA端子を1系統搭載。デジタル出力は同軸/光を1系統ずつ搭載する。
そのほか、大容量トロイダルコアトランス、ニチコン製のマランツ専用カスタムブロックコンデンサーなどアナログ部のパーツも厳選。電源についても、各ブロックごのに専用の二次巻き線を用い、後段の整流回路や平滑回路を独立させることで、各回路間の相互干渉を排除している。
SACD再生時のオーディオ特性は、再生周波数特性は2Hz〜60kHz(-3dB)、S/Nは110dB(可聴帯域)、ダイナミックレンジは106dB(可聴帯域)、高調波歪率は0.0012%(1kHz、可聴帯域)となる。
消費電力は29W(待機時0.2W)。外形寸法は440W×106H×341Dmm、質量は8.0kg。
■瞬時電流供給能力を80%向上させたプリメインアンプ「PM8005」
プリメインアンプ「PM8005」は、2010年8月発売の「PM8004」(関連ニュース)の後継モデルとなる。
最大の進化点は、従来モデルから瞬時電流供給能力を80%アップさせ、瞬時電流供給45Aを実現したこと。これは上位モデル「PM-14S1」と同等の値だという。パワー段ではドライバートランジスターやパワートランジスターを、電源部についてはショットキーダイオード・ブリッジ電源容量を大幅に向上させた。
プリアンプ部とパワーアンプ部には、フルディスクリート構成の電流帰還型増幅回路を採用。「CD入力」専用バッファーとその他のライン入力用バッファーには、SA-14S1と同様にフェアチャイルド製の新型品となる「HDAM-SA2」を搭載。メインの増幅回路にも、オペアンプを使用せず、HDAM-SA2、HDAM-SA3を使用する。
電源回路も強化。瞬時電流供給能力を向上させるために、パワーアンプ用出力回路と出力段を一体化した「ショート・パワーライン・レイアウト」を採用。電源回路には大容量トロイダルトランスを搭載。さらに、SA-14S1と同等のオリジナル・ブロックコンデンサーを搭載している。
入力はアナログ(RCA端子)を5系統、フォノ(MM)を1系統、プリ部をパスする「パワーアンプダイレクト入力」を1系統搭載する。スピーカー出力は2系統を搭載(バイワイヤリング接続対応)。そのほか、プリ出力、REC出力、ヘッドホン出力を1系統ずつ装備する。
トーンコントロールについては、BASS(50Hz ± 10dB)、MID(900Hz ± 6dB)、TREBLE(15kHz ± 10dB)の3バンドに対応する。
スピーカー端子はマランツオリジナルの真鍮削り出し品を採用。全ての入出力端子にも金メッキ端子を用いている。消費電力は220W(0.2W)、外形寸法は440W×128H×379Dmm、質量は12.0kg。
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