WAVとFLACも192kHz/24bit対応へと機能向上

デノン、DSD 5.6MHz/AIFF/ALAC対応の新エントリーネットワークプレーヤー「DNP-730RE」

公開日 2014/11/04 10:00 ファイル・ウェブ編集部
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デノンは、DSD 5.6MHzやAIFF、ALACなどの再生にも新たに対応したエントリークラスのネットワークオーディオプレーヤー「DNP-730RE」を11月下旬より発売する。価格は46,000円(税抜)。

DNP-730RE

2011年に発売した「DNP-720SE」(関連ニュース)の後継モデルで、対応ファイルフォーマットを拡充した点が大きな特徴。DSD(5.6MHz/2.8MHz)、AIFF(192kHz/24bit)、Apple Lossless(96kHz/24bit)ファイルのネットワーク再生およびUSB-A端子経由での再生へ新たに対応した。さらに、WAVとFLACも192kHz/24bit対応へと機能向上している。

FLAC/WAV/DSD/AIFF/ALACファイルはギャップレス再生にも対応。なお、そのほか従来どおりWMA/MP3/AACにも対応している。

背面端子部

また、DACには同社フラグシップSACDプレーヤー「DCD-SX1」にも採用されている高性能DAC「PCM1795」を搭載。さらに、ジッターリデューサーの追加とアナログ出力回路の全面的な刷新も行い、音質向上も図っている。加えて、Wi-Fi機能は新たにIEEE 802.11n規格に対応し、ダイバーシティアンテナを搭載。従来よりも高速で安定した通信が可能になった。

DACには上記のように「PCM1795」を搭載。L/Rチャンネルをそれぞれ差動信号で電流出力し、I/V変換の後にポストフィルターで差動合成することにより、S/N比、ダイナミックレンジを大幅に改善したという。

DACにはPCM1795を採用

アナログ出力回路は、DNP-720SEから全面的な刷新を行い、DCD-1500REと同様の回路構成を採用。試作と試聴を繰り返して選定されたカスタムコンデンサーや抵抗などの高品位なパーツを多数使用し、クラスを超えた繊細さと力強さを実現したとしている。

アナログ出力回路

さらに、より精度の高いD/A変換のために、新たにハイブリッドPLLジッターリデューサーを搭載。デジタル音声信号のクロックをハイブリッドPLLによってリクロックすることにより、ジッターによる音質への影響を最小化し、D/A変換精度を向上。ハイレゾ音源の豊かな情報量を存分に引き出せるよう配慮した。

DSD対応のUSB-A端子をフロントに装備。USBメモリー内のDSDやPCM系ファイルを再生できる。端子類にはそのほか、背面には光デジタル出力も装備。外部DACなどを接続してシステムのグレードアップを図れるようにした。なお、サンプリングレートが32kHzのPCM信号およびDSD信号は光デジタル出力できない。そのほかアナログ音声出力端子には金メッキ処理を施している。

USBメモリー内のDSDファイルなどの再生も可能

そのほか、AirPlayにも対応。また、好きなインターネットラジオ局や音楽ファイルを最大50個まで登録しておけるお気に入りリスト機能やスリープタイマー、オートスタンバイ機能なども備えている。

Wi-Fiは前述のようにIEEE 802.11nに対応。iOSデバイスのW-Fi設定を本機に共有できるWAC(Wireless Accessory Configuration)とWi-Fiシェアリングにも対応するほか、WPS規格にも対応している。

そしてiOS/Androidアプリ「Denon Remote App」にも対応。iOS/Android端末をリモコンとして使用することができる。

そのほかフロントのディスプレイには日本語での3行表示に対応した有機ELディスプレイを装備。4段階のディスプレイディマーやディスプレイオフも備えている。

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  • ジャンルネットオーディオプレーヤー
  • ブランドDENON
  • 型番DNP-730RE
  • 発売日2014年11月下旬
  • 価格¥46,000(税抜)
【SPEC】●対応ファイルフォーマット:DSD(5.6MHz/2.8MHz)、AIFF(192kHz/24bit)、Apple Lossless(96kHz/24bit)、WAV/FLAC(192kHz/24bit)